背中をたたこう!!(肩じゃないよ!)
背中をたたくといいらしい!らしいというのは、私はできないから!!
学校全体で、またまた出かけることになった。
なったというか伝統行事なのだが。
その際有名な遺跡を見学するプランが盛り込まれていた。
時間だけ決められ、適当に見て回るという物だったため、私は一人で見て回っていた。
途中、具合の悪い子が出たりしているのを横目で見ながら歩いていると、前回の話に出てきた仲のいい子が人の背中を軽くたたいていた。
そもそもその子は誰とでも仲良くなれる子だったため、誰といても違和感はなかったのだが、それでも一番仲の良い子と一緒ではなかったため少し気になっていた。
遺跡を見ながらその子の様子を見ていると、背中を軽くたたいたあとに、他の子の所へ行き、会話をしながらさりげなく背中をたたいている。
私はその子が一人になった瞬間に話しかけにいった。
「さっきからどうしたの?」
「あ~○○(私の名前)。こうゆう昔の所って、変なのつきやすいんだよ。具合悪くなる子多すぎて、さっきからお祓って回ってるんだ。内緒ね」
「…私にもなんかついてる?」
「大丈夫大丈夫。○○はなんか知らないけどつかないんだよね」
と言って行ってしまった。
私は素直に、そうか!私には何もつかないのか!と納得し、何故か無敵になった感覚に陥った。
それから十年以上たった職場で。
私はまた、背中をたたいて付いている物を取ろうとしている人の姿を見ることになる。




