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1-4 初!戦闘をしてみよう!~始まりの森で~

本編4話めです。

楽しんでくれればさいわいです。

 早速、狩り(Lv上げor戦闘訓練)に僕はアウルの横について獲物のいるところまで案内してもらっていた。


 「ねえねえ、アウル?そういえば今はどのモンスターがいる場所に向かってるの?」


 モンスターの種類によってどうやって戦闘するか考えなきゃいけないからね~


 『ん?今向かってるのはゴブリンの巣穴だな。大体20匹ぐらいはいると思うぞ。スライムと違って物理攻撃で倒せるから楽でいいと思ってな。』


 ゴブリンか~まあスライムはこの世界でも物理攻撃が効かないらしいな~だったらゴブリンが正解だと思うけどね・・・20匹?


 「アウル?20匹も初めての狩りで倒せると思う?」


 チートがあるけど流石に無理じゃないかな~?


 『大丈夫だと思うが?奴らは一応集団で行動するが知能が低いからな。あまり複雑な動きをする奴はいないからな。それに。私がいるのに主が怪我を負うことはないと思うぞ?』


 「そうだったね。君がいてくれると心強いや。」


 うん。僕にはもふもふ・・・もといアウルがついてるんだ。負けるはずがない。それに・・・神様からの装備とチート技能があるしね。


 『そう言ってくれると守りがいがあるな。・・・・ん。そろそろだな主よ。戦いの準備をしたほうがいいぞ。』


 歩くこと転生した地点から5分でゴブリンの巣穴に到着したみたいだな。とりあえず・・・腕輪はしたし、短剣(鞘がついていたので腰にぶら下げておいた)も抜いて手に持った。・・・よしこれでいいかな?


 『見えたぞ主よ。』


 「へ~。あれがゴブリンか~。」


 木の陰から見えたゴブリンの巣穴はそこにあった洞窟に住み着いただけのように見えた。ゴブリンの見た目は、緑色で腰にボロい布をまいていて、全長120cmくらいのゲームとかでよく見るような感じのやつだった。そして、見張りなのか巣穴の周りをウロウロしている奴らもいる。全ての個体が棍棒や剣を装備していた。


 「本当に勝てるのかな?アウル?君から見て僕は勝てそうかい?」


 20匹もいれば不安なんだけど・・


 『大丈夫だろう。主にはLv1で私を召喚できるほどの何かがあるんだろうしな。まあ危なくなったら私が助けるから、安心して狩りをしてくれ。』


 うん。チートもあるしやってみないと始まんないか。じゃあやりますか。


 「わかったよアウル。それじゃあ行ってくるね。」


 そう言って僕は木の陰から飛び出して見張りをしていたゴブリンの1体に向かって駆けていった!


 「くらえー!」


 『ゴギャ!?』


 そう言って僕は短剣でゴブリンの体に斬りかかった。


 『ガッー!』


 ブン!ゴブリンは僕に反応して棍棒を横薙ぎに振ってきた。


 ・・・・・


 おそい?なんだろう。ゴブリンの動きが遅く見える。それにどう身体を動かして、どう短剣を振ればいいのかがわかる!これが特殊技能、短剣の効果か!


 「遅い!!」


 サクッ・・・・ゴブリンの攻撃を避けながら僕はゴブリンの首を切り裂いた。


 『グブゥぅ!』バタンッ!


 ゴブリンはそうやって唸ると短剣の一撃で死んでしまった。・・・すごい切れ味だな。それにこの技能チート・・・やれる!僕でも戦えるんだ!!


 「いくぞ!」


 『『『『『ゴアァァァ!!!』』』』』


 見張りが呼んだのか、ゴブリンが巣穴から出てきていた。ひーふーみー・・・23匹かな?よし。


 「狩りの時間だよ。早めに死ね!!!!」


 厨二病全開で僕はゴブリンの群れに向かっていった。


 「おらっ!」


 まず一体目は、攻撃をかわしながら首を一撃で切り裂き地面に沈んだ。

 

 2体目3体目は手を切り落とし武器が使えなくなったところをスキをついて頭を胴体から切り離した。


 『『『プギャっ!?』』』


 何があったかわからないような顔をして死んでいった。3体目を倒したところで少しゴブリンから距離をあける。・・・数が多すぎるだろ広範囲の攻撃魔法もってないしな~めんどくさいな。

 

 ・・・ん?錬金術ってもしかしてだけど某錬金術の漫画みたく地面を槍のようにできるのかな?・・・試してみるか・・・。


 そうと決まればゴブリンが仲間の死で怯んでいるうちに。地面に手を当てて、ゴブリンの下から体に向かってトゲが生えるイメージで!


 「錬金!!」


 ザシュっ!ザシュッ!ザシュっシュシュシュシュシュっ!!!!!


 『『『『『『『『『『『ギャァァ!?』』』』』』』』』』』


 「すご!!ホントにできた!」


 そう、成功したのだ!ゴブリンの足元あたりから、土でできたトゲのようなヤリ?が出てきてゴブリン達を串刺にしていった。


 ん~。ちょっと気持ち悪いな。それにしても一発で発動するなんてさすがチートだなー。まあいいか楽になったし。でも・・・あと何体ゴブリン生きてるか槍が邪魔で見えないな。


 「錬金!」


 そう言って僕は槍を平らな地面に戻した。


 ん~っと?生き残りは・・・・いない?


 「あれ~?もしかして今ので全滅しちゃった?」


 そう思うと戦いの練習にならなかったな。あまり錬金術を使うのはやめよう。うん。面白みが足りないからね。


 『さすが私の主だな。まさか初めての先頭というわりには素晴らしい戦いぶりだったの。まさかあのような魔術を使えるとは思はなかった。・・そうだな。魔石を回収してはどうだ主よ?』


 おぉ~!アウルがめっちゃ褒めてくれた。・・・・・マセキ?


 「アウル?マセキって何?」


 『魔石はモンスターの中にある核みたいなものだ主よ。魔石を壊されれば一撃でモンスターは死んでしまうんだよ。魔石は魔力が集まってできた結晶のようなものでモンスターからしか取れないが、たしか、人間たちは魔石を必要としていたから、売れると思うんだが?どうする主よ?』


 マセキって魔石のことだったか。ふむ。神様からお金はもらってるけどあったほうが便利だよな。アイテムボックスもあるし取っておくか。


 「じゃあアウル、魔石をとって持って行くから。魔石ってどこにあるの?」


 『魔石はどのようなモンスターでも心臓の中にあるぞ。まあモンスターの種類によって魔石がむき出しの種類もいるけどな。』


 そうか~心臓ね。ん~この血肉の中に入るのか。臭いな~。まあやってみるか。


 「ん~ここかな心臓は?えい!おっ!?これが魔石かい、アウル?」


 見た目濁った白黒い色をした全長1cmくらいの石みたいなのが取れた。


 『そうだ。それが魔石だ主よ。』


 よ~っし。そうとわかればあとは流れ作業で・・・・・

 ・

 ・

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 ・

 ・

 ・

 「おわった~。」


 やっと終わった。全部のゴブリンから魔石を取るのに10分くらいかかった。・・・血でベトベトするし臭い。まずアイテムボックスに魔石を入れてっと。・・・うん。よし。入ったな魔石24個。ん?Lv上がってるのかな?あとで確認しよう。まずは・・・


 「アウル?終わったんだけどさ、ゴブリンの血を洗い流したいからさ、近くに水場はないかい?」


 そう聞くと、寝そべってたアウルは鼻をひくつかせて・・


 『あったぞ主よ。かなり大量の水があるな。ついでにそこに猪がいるな。』


 お?ラッキーか?


 「うん。じゃあ猪を狩ったあとに水浴びをしようかな。よし。アウル案内して~。」


 『わかった。こっちだ主よ。』


 そう言って動き出したアウルに僕はついて行った。


 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 『ここだな主よ。見えるか?』


 アウルが言った先を木の陰から覗いてみると、でっかい水溜まりの岸辺に大きな猪が7頭も寝そべっていた。てか・・・デカくね?3mぐらいあるんですけど?


 「アウル?あれってモンスターじゃないんだよね?ゴブリンより強そうなんだけど?」


 『あぁ。あれはモンスターではなくただの動物だよ。たしか、ジャイアントボアだっけかな?大丈夫だ主よ。ゴブリンに使ったあの魔術をここから使えば簡単にやれると思うぞ。やってみたらいいさ。』


 ほんとに大丈夫かな~?まあいいか。はやく血を流したいからね。


 「錬金!!」


 『『『『『『『ブガッッッ!?』』』』』』』


 猪たちは串刺しにされて小さくうめき声をあげると簡単に死んでしまった。


 「ホントにたおせたよアウル!」


 『おぉ!主よ嬉しそうでなによりだ。』


 「うん。じゃあ猪を食べようか?あっ。でも全部はダメだよ二人で1匹だけね。残りはアイテムボックスに入れとくかな。」


 そう言って僕は1匹を残して残りを全てアイテムボックスに入れた。・・・食べる前に毛皮ぐらい剥いでおくか。前の世界でも一度やったことがあるしな・・・うさぎだったけど・・・・


 「その前に毛皮を剥ぐから少し待っててね~。」


 10分ほどで巨大な毛皮を剥ぎおわり僕とアウルは生肉にかぶりついた。


 「う~。腹が減っててもやっぱり生肉は美味しくないな~。血の味しかしないよ。」


 『ん?主がいらないのなら私が食べても良いのか?』


 「うんいいよ~。僕はそこで血を洗い流してくるからね~食べながらでいいからまわりに注意しておいてね~。」


 『わかったぞ主よ。ガブっ!』


 うん。おいしそうにたべるな~。まあいいや。とりあえず水浴びしよう。うん。でっかい水たまりだねこれは。服を脱いでっと。ん~。見事に10歳の頃の幼児体型に戻ってるな~・・とりあえず水の中に入ってと。血を洗い落として、服からも落としてっと。・・・これでいいかな?


 「よし!洗い終わった。うん。でも、服がないや!!!」


 完全に忘れていた。少し寒いや。とりあえず体から水滴は拭ったけど。・・・あっ!


 「アウル~食べ終わったのかい?だったら僕のことをアルルの上にのせてくれないかな?」


 『ん?いいぞ主よ。主ならどこまでも乗った状態で連れて行ってやるぞ?」


 「ありがと~アウル~。」


 それにしてもキレイに食べたな。口元が汚れてないし。なのに猪がほねでけになっているん骨だけになっているんだが?・・気にしたら負けかな?少し寒いし早くアウルの背中に乗って毛皮の中に埋もれるとしよう。服はアイテムボックスに入れってっと。


 乗りづらい・・・・・・・・・・ふーやっと乗れた。予想どうりふかふかのもふもふであったかいな。僕ご乗ると毛の中に埋もれてしまうぐらいもふもふだ!

 

 「おぉ~!アウルの毛ってきもちいね~。あったかくていいよ~。」


 『そっそうか?今まで誰かを乗せることはなかったからな。少し照れるな。』


 おぉ!?今までと少し違う反応だ。・・・かわいいな~・・・よし。


 「アウル?近くに町があるでしょ?そこまで僕をのせて連れて行って~。」


 『わかった!主よ!<クンクン>こっちだな!では行くぞ主よ!!!』


 そう言うとアウルは立ち上がり森の木々の隙間を抜けるようにして僕を落とさないようにしながらゆっくりと歩き始めた。


 そうだ。今のうちにステータスを確認しておこう。ステータスオープン!


~ステータス~

 名前 藤 鈴


 種族 人間


 性別 女


 Lv 4

 HP 57/57

 MP 248/248

 物理攻撃力 16

 物理防御力 11

 魔法攻撃力 41

 魔法防御力 39

 精神力 123

 移動速度 15

 物理攻撃速度 22

 魔法攻撃速度 78

 器用値 44

 耐久力 166

 運 77


 特殊技能<戦闘系>弓Lv7 短剣Lv9 精神力強化Lv5 耐久力強化Lv9

     <生産系>裁縫Lv8 木工Lv7 細工Lv10 装飾Lv8 画工Lv7

     <魔法系>召喚・使役術Lv10 空間魔法Lv10 錬金術Lv8 魔力超速回復Lv10 無詠唱Lv10 回復魔術Lv10 アイテムボックスLv10 ステータスプレートLv10

     <耐性系>物理耐性Lv6 精神耐性Lv7

     <生活系>料理Lv10 家事Lv7 速算Lv6 演奏Lv6 釣りLv2 採取Lv3

     <特殊系>直感力Lv6 反射行動Lv3 鑑定Lv10 超幸運Lv7(効果切れ)

 

 称号 神の加護 転生者 命を救いし者 男勝り アウルの主人


 





 やっぱりLv上がってるよ。しかも3も上がってる。これってやっぱり神の加護の効果だよね?いいものもらったな~。


 「アウル!街まで向かって僕を落とさないように気をつけて走るんだ!!!」


 『わかった!行くぞ主よ!』


 そう言うとアウルは僕を乗せて駆け出した。

はい。

戦闘も無事に終わり、次からは街でのお話になります。

ポイントをくれると嬉しいです。


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