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JOLENEジョリーン・Y字路の女神  作者: オブチアスマ
第6章 エンジェルサークル

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第13話 脱走

椅子に座っていた榊原剣一郎様・声は和華のままです。


小さな声で祝詞(のりと)や御辞(おことば)を述べると

立ち上がった。


「ねんぴー・・・あびら・・・・かみさまぁっーー!」


なんと、おじい様と和華が合流して儀式が大きく動き出しました。

「かみさまぁーっ!」

和華が叫び声を上げるとCDプレイヤーが勝手にストップして音楽が止み、

式たち行列組は自然と護摩壇上空に視線が向きました。


「うおー・・・」

現場に居た人たちは、ざわざわと低い声をあげていた。


上空にいた光の玉と大小さまざまな大量の光が空高く上昇し

やがて見えなくなった。


「かみさまぁーーーー!」

そう叫ぶと和華は気を失って

ガクリと膝をうち、バタリと横に倒れた。


 時、同じ頃…


警察に逮捕され意識不明だった暴れた例の奥さんは病院から失踪していた。


緊急配備が敷かれたが、まだ行方が知れない状態だった。


その時の状況は

担当の看護士さんが下着のまま病室で倒れており

命に別状はなく良かったのですが制服と靴を盗まれ

病室を見張っていた警察官は急激な眠気に襲われたらしく

居眠りをしていたのだ。


武藤たちは病院周辺を中心に一晩中、捜索していた。




式たちは眠る和華を保護してホテルに向かった。


作業は、そこで一旦終了となり夜明け前に、みな解散となったが

通行止め担当の警察官と警備員さんたちは、そのまま残り土地一体を

封鎖したまま現状補完に努めた。


式はホテルに到着して和華をベットに運び、いろいろ片付けなどを

していると

和華の、お父様、榊原政一郎様から携帯に連絡が入った。


「どれくらい眠り続けるかが解りません熱が出るかもしれませんので、

どこか24時間営業している所に行って発熱時に飲むドリンク剤や解熱まくら、それと大人用の、紙おむつなども一応買って用意してください」


尾形も疲れていると思うが急ぎで買いに行ってくれた。


頼まれた、おむつの装着などは朝一番の飛行機で静華が、

こちらにいらっしゃるので、その時に静華が対処されるだろうと言う事だった。


ドアを開けっ放しのままベットルームを暗くしてソファーで休んでいると

式の携帯がバイブした。


表示は刑事・武藤。

「式、寝てたか?」


「いえ起きてました今、作業が一段落したところで…」


「そうか、例の奥さん病院から居なくなったぞ、まだ発見されていない。

どこに現れるか分からんから、お前も気をつけろ、いいな!」


「えーっ!わかりました、えっと・・・そうだ…あす朝、榊原静華さんという祭師の方、朝8時半、空港に到着します、警察官の方で迎えに行ける人いませんか?

私、今ホテルなんですが動けないんですよ何か聞いてますか?」


「いや何も聞いてないが、ちょっと副署長に確認とってみる、また電話する、いいな気をつけろよ!」


「はい、わかりました」


ホテルの部屋にカギはかかっている。

部屋も10階なので窓から、などということも無いはずだ。


和華さんはスヤスヤと眠っていて熱は無い。


『なんだ、警察はどうしてたんだ、奥さん・・・逃げたのか・・・・

まさか・・俺や尾形君、静華さんなんかを狙ってるんじゃないだろうな・・・』


買い物から尾形が戻ってくると

「帰って寝ます」と言って、すぐに帰った。


まもなく、また武藤から連絡が入った。


武藤が確認を取ると上の方からの指示で空港には警察官2名が

パトカーで静華を迎えに行き、このホテルに連れてきてくれることになっていた。


「武藤さん、あの奥さん、静華さんを襲ったりしないでしょうねぇ・・・

変なチカラで動いてるみたいですから・・・」


「そうだな、担当には伝えておくよ人数も増やしたほうがよさそうだな」


そうして、いつの間にか式も眠りに落ちた。



そして、ホテルの部屋には眠る和華を倒すべく

黒い悪魔たちが密かに集結してきた。

式は、そんなことに気がつきもせず呑気にイビキをかいていた。


ところが誰かが、眠る和華を守るべく部屋に来た。


それは人智を超えた、ありがたい存在の神様だ。

その様子は後に和華から聞きいた。


和華は部屋で悪魔に囲まれ、その瘴気(しょうき)の影響でかなり具合が悪くなり魘(うな)されるていたところだった。

ベッドルームに不思議な鐘の音が響いた。


―カーンッ!


部屋の中に馬に乗った長身の男が入ってきた。

「和華姫、ちょっと遅くなった。悪かったな、もう安心して良いぞ、

さてハハハ!お前ら大挙してきた割に、それで悪魔のつもりか妖怪め」


悪魔たちはホテルの部屋で和華に襲い掛かった。


神様は言葉で悪魔たちを操ることが出来ていた。

「止まる!こっちに来い!炸裂っ!痛いぞ!そらそらぁあああっ!!」


『グッ、グエーッーーーッ!!』


「クズ共めっ!」


「悪霊・悪魔 消滅!現破刃鬼(アッラハバキ)!!」

部屋に鐘の音が鳴り響いた。


―カーンッ !!


すると部屋の中で竜巻が起こり、部屋に大挙していた悪魔たちが巻き込まれて

次々に消滅していった…


『ギャァーーーーッ』


また鐘の音が部屋に響いた。


―カーンーーーッ!

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