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44話 復興をお手伝いするよ

次の更新は23日(木)の予定です。

 ふぁ~昨夜は温泉に入れたし、その後ほろ酔いでダンシェルさんの古家に泊めてもらったから、今日は目覚めも体調もバッチリだ!


 本日の予定は復興のお手伝い。ミントは獣人の姿で瓦礫の撤去。アイシャは炊き出しのお手伝い。オルは町の周りを巡回中。私は収納と車を使って必要な物資を運搬するのだ。ローグさんの話だと、木こりの人達は先に山へ行き木を伐採してくれているらしい。まずは山に行き丸太を受け取ってこよう。


 今日は車内に1人なので、好きな音楽を聴こう! えっ? 自分の車なんだから何時でも聴けれるじゃん! って? 一応音楽をかけて走っていた事もあったけど、ミントが瞑想の邪魔だって…それに魔物とか外の音に注意しないとこの世界では危険だって…でも今日は1人だから聴いちゃうのさっ!


 ノリノリで運転していると、ドーン! ドサッと音がした…! 車を止めて外に出てみると、聖域に当たったのか一羽? のダチョウの様な魔物が倒れていたよ…そうか…こう言う事か…私が音楽なんて聴かないで走っていればこの魔物が倒れる事は無かったのかもしれない…何だか悪い事をしてしまったなぁ…ピクリとも動かない魔物を前に手をあわせて


『ゴメンね…次からは気を付けるから…』


と謝り、取り敢えず収納しておく。後でこの魔物の事をローグさんに聞いてみて、弔うよ…。


 音楽を止めて車を走らせ山に向かい、丸太を収納する。私だけでは丸太を持ち上げられないので、木こりの人達に手伝ってもらったよ。収納を開いたついでに作りおきしておいたシャーモシーサンドを振る舞って、この場所を後にする。


 お次はこの山沿いにある村に行き、古着やら鍋やら生活に必要な道具等を貰うのだ。村に着くと何人かの村人達が荷物を前に話していたよ。


「待っていたよ。町は大丈夫かい? 今は寒くて、食べ物が取れないから分けてやれないが…」


「お気遣いありがとうございます。こちらは食べ物は大丈夫なんですけど、この村の食料は大丈夫ですか?」


「それがなぁ~冬の前に食料を備蓄しておくんだが、今期はあまり備蓄出来んかった。だから細々と食い繋いでおる所ですじゃ」


「少し待っていてくださいね」


 私は車に戻り、山で採った野菜、お肉にお魚をコピーしまくる…ダンボール箱山盛り3個分を村の人達に渡した。


「これは…?」


「あの、たくさん持っているんでお裾分けです。皆さんで分けてくださいね。こちらの道具等はいただいていきます。ありがとうございました」


「いやいや、こんなにたくさんいただいてしまって…ありがとうございますですじゃ」


「それではどうかお元気で…」


 そう言って車に戻りホーレイの町に向けて走り出した。町に置いてきたみんなもちゃんとお手伝いしてるかな? ホーレイの町に戻りミントに手伝ってもらって町の空き地に丸太を置いていく。


 ローグさんに村でいただいた道具等を渡して…あっ! そうだった…道中車で跳ねてしまった魔物の事を聞かなくちゃ…。ローグさんと空き地に移動して収納していた魔物を取り出す。


「この魔物なんですが…」


「おぉ~スゴいじゃないか。この魔物はオーズリッチと言って、羽は加工して防寒具に、嘴と爪は武器に、肉は旨いぞ。すばしっこくてなかなか捕れない魔物だな」


 食べられるんだ…それなら有り難くみんなでいただく事にしよう。ミントとアイシャに手伝ってもらい、羽をむしり解体していく。見た目通り鶏肉に近かったよ。ダンシェルさんも手伝ってくれたよ。爪は薬の素材にもなるらしいので、私もしまっておこうっと。

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