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意味不明なカードたち



「これは……」


 カードパックを縦に引き裂くと、カードの左半分が姿を現す。そこには美しい夜の風景が描かれている。何だろう、このカード……とりあえず取り出してみよう。



 ……神秘的な夜の空だなぁ。


 右半分が明らかになった夜景のカード。上を見れば風情溢れる夜の空。満月がきれい。下を見れば月明かりが照らす趣深い村。とても素晴らしいイラスト。……けれどキラキラしていない。どうやらレアリティRのカードみたい。



 『夜空を照らす月』 コスト3 ユニット

 ・月がきれいですね ――あるロマンチストな男性の言葉



 ……良く分からないな~ まあいいや。次のカードを見てみよう。

 『夜空を照らす月』を下に送り、次のカードを確認する。



 『流行のイヤホン』 コスト1 装備品

 ・場に出ている人間のユニット一体を選択してこのカードを装備する。装備者は音楽に夢中になる。


 『ゴミ回収車』   コスト4 ユニット

 ・場に出たとき、墓地の『ゴミ』を全て手札に加え、その後墓地から好きなカードを一枚手札に加える。



 ……なんだか良く分からないカードたちだなぁ。どちらのカードもレアリティRなのでキラキラしていない。それにしても、70枚もあるカードを1枚ずつ確認するのは凄く時間がかかりそうだし、パーっと流しちゃおう。とりあえず残りの4枚のカードを確認してみる。


「え~っと、ゴミ、スイカ、ちょうちょ、キノコ……やっぱり変なカードたちだなぁ。」


 これらの4枚はレアリティNだった。もしかしたら拡張パックからはレアリティが高い順にカードが出てくるのかも。レアなカードだけ確認するのがよさそう。早速次のパックを開けよう。カードパックを縦に引き裂き、カードの左半分が姿を現す。うわっ……凄く悪そうな男。しかもキラキラしてないし



 『カジノ荒らしの詐欺師』 コスト5 ユニット

 ・このカードが場にいる限り、味方は好きなタイミングで、山札の上から5枚のカードを確認することが出来る。


 『ゴースト』 コスト4 ユニット

・半透明の生き物。普通の攻撃は効かない。



 この2枚がRで他はすべてN。次のパックに行こう。



 『鳴き虫』  コスト1 ユニット

 ・とてもやかましい鳴き声を発する芋虫。このカードが墓地に送られた次のターン、相手はドローできなくなる


 これがRで他6枚はすべてN。なんだか悲しくなってきた。……次からはレアリティRも無視しよう。次。


 宇宙飛行士と美女がR、Nは馬と妖怪、たばこ、小鬼、犬。なかなかSR以上が出てこない。虚しさを感じつつも再びカードパックを引き裂く。するとカードの左半分が……



 !?


 ま、まぶしいっ……



 カードの模様が、見えない。ダイヤモンドのように輝くその輝きが、モザイクのようにカードを隠す。


 ……やっと、見えてきた。


 刑事のような黒い服を着た男性が、椅子に座りながら本を読んでいる。



 『クオリティ・レポーター』  コスト2 ユニット

 ・このカードが墓地に送られたとき、山札からSRのカードを一枚引く。



 ……正直強いのか弱いのかよく分からない。もっと強そうなのが良かったな。残りの6枚のカードは、Rが1枚で他はすべてN。


 残りのパックは5つ。これらはいっぺんに開けてしまおう。


 まずは1パック目。……!? まさかのNレアが先頭に。大外れ。って2パック目もオールNじゃん。



 3パック目。ん? これは……


 ダイヤモンドのように輝くカード! あまりの輝きに、しばらくの間カードを確認できない。


 ……だんだん見えるようになってきた。長い髪に、気品のある剣……凄く、カッコイイ。凛々しい表情をした美少女が剣を構えている。強そうでカッコいいカードが当たった嬉しさから、思わず大声を発してしまいサクラちゃんとスズネを驚かせてしまった。このカードが、私のデッキの主戦力!



 『ハラスメントの女剣豪』  コスト6  ユニット

 ・類稀なる剣の才能を持つ少女の斬撃は、すべての敵を切り裂くだろう。召喚時、望むなら自分の場にいるコスト3以下の人間ユニットをパワハラ状態にし、山札からカードを2枚引く。パワハラ状態のユニットは攻撃できない。


 あいつは自分より弱いやつをからかい優越感に浸るような奴だったんだ。もっと早く縁を切ればよかった ――とある幼馴染の言葉




 残りのパックを開けてみたけれど、SR以上のカードは入っていなかった。






獲得したカード


 N=57枚 R=11枚 SR=2枚

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