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エピローグ1



「クロメぇぇ! 嫌だよぉぅ! 私から、離れないでよぉ……」


「ごめんね。私、戦いの国に行かなきゃいけないから。アクエリアを目指してるの」



 彗星を破壊した後、私は突然の眠気に襲われた。今まで頑張っていて、疲れがたまっていたのだろう。目が覚めたころにはもう朝になっていて、カオリンとエメちゃんが私のそばにいてくれたのだ。


 四天王たちに合って、ラルちゃんのことについて話した。良い所、可愛い所、ちょっと困ったところなど、ラルちゃんの色々なことを話したのだ。私の話を聞き、最初は困惑していた四天王たちも、私の話を聞くにつれ次第にラルちゃんを受け入れてくれるようになった。



「本当に、あんなおっかない所に行くの?」


「うん! 伝説の漆職人を目指しているから」



 少し考えるそぶりを見せたラルちゃんが、私の肩に乗っかってるスズネを見て私に聞く。



「クロメってもしかして召喚士?」

「うん! そうだよ」

「そっか。私の魔法も召喚術の派生なの。……それじゃあ」


「とっておきの召喚術を教えてあげる!」







 エメちゃんから教えてもらった召喚術。それは、長い旅の中で私と彼女をつなぐ大切な術になる。















 



「ふっふっふ、は~っはっはっ!」

「スムーズな流れです」

「これでいよいよ作業に入れるな」


 とある工場の開発室で、おじさんたちの喜びの声が響き合う。



「おい、クリーボ。本当に、土地の確保と建築会社との話し合いは済んだんだろうな?」


「ええ。バッチリです」



 教卓のような場所で、坊主頭の男性が、おかっぱの中年男性に声をかけ、おかっぱ男性がそれに応じる。



「よし、いいぞ……ぷぷっ、ハハハ! これで非リアの権力が増すはずだ! 早速みんなに宣伝してくる。後に続けお前たち!」


「「おお~」」






 遠い未来の話。非リア遊園地はゴンドラ遊園地と肩を並べるほどまで成長し、「ゴンドラ二大遊園地」のうちの一つとして知られることになる。……その遊園地では、とある少女が「非リア神」として祀られるようになったとか。













「は~っはっは! 私が来てやったぞ!」



「あら、やっと来たのね」

「おぅ、遅えぞ。なしよりのなしだ。暇すぎて、ずっと水属性の剣技を練習してたわい」

「……美しい、美しすぎるぅ! 何と可憐な姿! あはっ、あはははは! ははははは! ……可憐すぎて私、全身の鳥肌が立ってしまったよ」



「……そこの馬鹿たちは放っておいて」





「ようこそエメラルド。私達と一緒に、好き勝手しましょう?」









 ゴンドラ国で、四天王たちの結束が始まる。ビデオ宣伝に、非リアの権利改革、兵器自慢にクロメ自慢。厄介な活動がより活発化してしまった。けれど、彼らの活躍は、きっとゴンドラ国をより面白い国に変えていくことだろう。ユーモアが、この国に広がっていくようになるはずだ。

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