カジノ少女と怪しい人形
ジェットスキー団本部 F9 カジノコーナーにて
「わぁ。すごい場所だね」
「コ~ン」
カジノコーナーに入ったとたん、私の好奇心が満たされる。見たこともないようなゲーム機が無数に並び、私の心を惑わす。ゲーム機の他にもカードコーナーがあったり、卓球による賭け試合も行われている。
室内では、赤、白、黄色など、様々な色の光が反射していて、ちょっとした異世界気分。
様々な誘惑が私たちを誘う。どれもこれも楽しそうで、全部やって見たいと思わせるほどだ。
ハワイアンを探さなきゃ……でもやっぱりゲームやって見たい。
「それじゃあまず、ゲームをやるね!」
「そうこなきゃ!」
「コン♪」
みんなもゲームをやりたかったみたい。私たちは早速、並んでいるゲームのもとへと向かうのだった。
「それじゃあ私はこれをやって見るね」
カオリンは青い機械の並ぶところへと、興奮した様子で走っていく。
「コ~ン♪」
カオリンから少しコインを分けてもらい、スズネは黄色い機械のところへと向かう。
それじゃあ私は赤の機械のところへと向かおう。
赤の場所を一通り見てみると、すべての台でそれぞれ違うゲームが行われているようだった。いろんなゲームがあって面白そう。全部やって見たい気持ちを抑えて、まず最初に消費コインの少ないゲームを行うことにする。
「ワクワクおみくじ? 変な名前のゲームだな」
私の今座っている台は、1コインからプレイできるゲームだ。しかもご丁寧に確立まで表示されている。
凶 =69% コインなし
末吉=20% 掛け金が戻ってくる
吉 =10% 掛け金の5倍
大吉= 1% 掛け金の20倍
損する確率がそこそこ高いな。でもゲームだと思えば丁度いいや。とりあえず一回だけやって見よう。
1コインだけ入れてみる。すると、画面が真っ白になり、奇妙な木製のデッサン人形が現れ、可笑しな踊りを行う。随分変わった演出だな。
踊り疲れた様子のデッサン人形が突然、苦しむ様子を見せてくる。すると、だんだんと人形が巨大な紙へと変化していく。
その紙に書かれた文字は…………凶。おどろおどろしい緑色のフォントで書かれている。ちょっとしたトラウマになりそうだ。
ほかのゲームも見て回りたい。けど、ちょっと悔しい。よし! 残りの6コイン全部かけちゃおう!
私は残りのコインをつぎ込み、おみくじを回す。
あれ?今度は画面が金色だ。もしかしたらこれが確定演出なのかも。これは期待できる。
デッサン人形が苦しみ、だんだんと巨大な紙へと変化していく。
出てきたのは…………凶。悔しい、とっても悔しい。やり直したいけどコインがもうない。こういう時は……
「カオリン、コイン貸して。お願い!」
「はい、20コイン。あとで返してね」
「もちろんだよ!」
よし! あとはこれを全部つぎ込むだけだ。
「当たって! お願いぃぃぃ」
デッサン人形が紙になる。
そして……
凶。
「きゃああああ!」
思わず叫んでしまう。あれ? でもこれってもしかしたら……
「カオリン、あとどのくらいコイン持ってる?」
「う~んとねぇ。確か……1000くらい」
そんなに持ってたのか。でも人気バンドのリーダーだからそれくらい儲かっていたのかも。それだけあれば……」
「そっか。じゃあまた20コイン貸して」
「いいけど、ちゃんと返せるの?」
「もちろんだよ」
カオリンが不安そうにしている。大丈夫、お金は返せる。
最初はプレイヤーが損するように作られているものだと思っていた。カジノの儲けのために。けれど、実はそうじゃないんじゃないか。もしかしたら、大儲けのチャンスかも。
20コインを入れる。
出てきたのは……
末吉。
でてきた20コインを再び入れる。
出てきたのは……
凶。
「いやああああああああ!」
「カオリン、40コイン」
「はい……」
「ありがとう」
再び金色の演出。あまり信用できない。
出てきたのは……
凶。
現在借金、80コイン。そして損失額87コイン。私は、止まらない。
30コイン借りて、合計借金110。
今度はピンク演出。ピンクの背景にデッサン人形は似合わない。
紙に書かれたのは……末吉。よし! もう一回。
出てきたのは……
凶。
まだだ。まだいける。次は50コイン借りよう。
出てきたのは……凶。
アハハハハ! 凶だ! 50コインが吹っ飛んでいったよ! アハハハハ!
もうどうにでもなっちゃえ! 100コイン。
奇妙な木製のデッサン人形が現れ、可笑しな踊りを行う。変わった演出だ。
踊り疲れた様子のデッサン人形が突然、苦しむ様子を見せてくる。すると、だんだんと人形が巨大な紙へと変化していく。
その紙に書かれた文字は…………不気味ではないフォントで書かれている。赤く力強いその文字は!
「吉」
吉。
嘘、吉……吉なの? これで、これで。
「やった、やったよおおおおおおおおおおおおお!」
私はやった。やり切った。この、カジノの沼から抜け出せたんだ。気が付けば私の周りに人が集まっていた。熱中しすぎて全然気が付かなかった。けどそんなことはどうでもいい。私はやったんだ。私は目から涙を流し、この勝利を心から喜んだ。
コイン 100→500 所持金 -260→240 合計獲得コイン233
クロメの能力アップ
器用 2up 26→28
知能 3up 16→19
クロメ(召喚士) HP8/8 240コイン
筋力:12
魔力:17
対話:20
知能:19
器用:28
機敏:17
装備:アイスソード(与ダメージ+5 氷属性攻撃 命中率+30%)
暖かいコート(被ダメージ-3 氷耐性30%)
スキル
召喚術 LV4 :モンスターを召喚でき、モンスターの秘めたる力を開放することができる。1度に2体までなら同時に召喚することが出来る。
気配察知LV1 :視線の範囲内で、人やモノの動きを読み取れるようになる。
分身囲みの術 :?????
スズネモード :ロマン技
所持アイテム
ランクG
石50 砂37 土34 赤い岩13 黄色い岩48 木の棒、木の弓、汚い液体×2、万能蛇口 腐った岩
ランクF
遠心分離機
ランクE
万能鍋
ランクD
ミニマム爆弾×8 白い宝石×2
ランクC
職人の筆:持ち主とともに成長する筆




