小倉口の戦い!アメリカ戦艦飛行船VS大友忍者戦闘飛行船 第三十二話 「強襲!デステロ隊!スチーム・ファイター!」
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アメリカ戦艦飛行船VS大友忍者戦闘飛行船
第三十二話
「強襲!デステロ隊!スチーム・ファイター!」
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慶応二年――
燃え盛る小倉城の炎が夜空を赤く染める。
その上空。
巨大戦艦飛行船――サスケハナ。
鋼鉄装甲三百ミリ。
巨大な蒸気機関。
無数の高角砲。
まさに空飛ぶ要塞であった。
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その遥か上空。
九つの影が月明かりを横切る。
鞍馬・デステロ率いるスチーム・ファイター部隊。
先頭。
デステロ専用機。
その後方。
量産型スチーム・ファイター八機。
合計九機。
完璧な楔形編隊。
蒸気を噴きながら上昇していく。
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デステロはモールス通信機を叩いた。
カチッ
カチカチッ
「全機へ。」
「サスケハナ上空八百メートルへ向かう。」
「爆撃態勢。」
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各機より返信。
『了解』
『了解』
『了解』
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夜空を切り裂きながら編隊は上昇する。
サスケハナ甲板。
監視員が叫んだ。
「上空に敵飛行船!」
「九機!」
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ビリー・ザ・キッドが帽子を押さえながら空を見上げる。
「来たな……」
ゴーグル越しに小さな影を確認する。
「あの小型飛行船どもか。」
「かなり上へ登ってやがる。」
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隣に立つヴィクター・フランケンシュタイン博士が静かに言った。
「君の拳銃の射程外から爆撃するつもりだろう…」
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ビリーは口元を歪めた。
「うーん……」
「嫌な高さだな。」
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その横。
アルジャーノンが不気味な笑みを浮かべていた。
「来る……」
「来るぞ……」
「蟻の少女が……」
「かわいらしい魔女が……」
包帯の奥の瞳が異様に輝く。
「犯すのが!楽しみだあ!」
勃起している…
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甲板上。
百名の水兵がライフルを構える。
高角砲も旋回。
機関砲も上空へ向く。
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その頃。
上空八百メートル。
デステロ隊が到達した。
デステロが拳を上げる。
合図。
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爆撃手たちが導火線に火を付ける。
ジュウウウウ……
火花。
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デステロ。
「投下開始!」
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次の瞬間。
大量の丸型手榴弾が落下した。
ヒュウウウウウウ!!
ヒュウウウウ!!
ヒュウウウウ!!
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サスケハナ甲板。
ビリーが叫ぶ。
「爆撃だァ!!」
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瞬時に二丁のスチーム・リボルバーを抜く。
蒸気弁解放。
シューーーーー!!
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ドドン!!
ドドン!!
ドドドドドドドドドン!!
十二発。
一斉発射。
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放たれた弾丸は空中で軌道を変える。
まるで生き物のように。
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一発目。
手榴弾へ命中。
ドォォォン!!
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二発目。
爆発。
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三発目。
爆発。
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次々に迎撃。
空中で火球が咲く。
まるで花火だった。
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甲板の水兵たちも射撃を開始。
バァン!!
バァン!!
バァン!!
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百人による一斉射撃。
しかし。
高度八百メートル。
しかも高速飛行。
当たらない。
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デステロが笑う。
「いい腕だな。」
「だが――」
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専用機の艦首の砲身がサスケハナに向く!
小型ライフリング砲身…自動装填式
アームストロング砲。
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デステロ。
「喰らえ…」
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ドォォォン!!
ドォォォン!!
ドォォォン!!
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連続発射。
高速砲弾がサスケハナへ迫る。
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ビリーが舌打ちした。
「チッ!」
「アームストロング砲か!」
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二丁拳銃。
再び発射。
ドドン!!
ドドン!!
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ホーミング弾丸!
砲弾へ命中。
爆発。
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さらに命中。
爆発。
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三発目。
爆発。
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サスケハナ甲板を守り抜く。
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しかし。
全員の注意が上空へ向いていた。
それが致命的だった。
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誰も気付いていなかった。
下方。
死角。
サスケハナの真下から。
一本の炎が伸びていることに。
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ゴオオオオオオオオ!!
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蒸気。
炎。
轟音。
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まるで流星。
まるで砲弾。
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スチーム・ジャンパー。
最大出力。
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そこにいたのは――
影丸・インフェルノ。
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ゴーグル。
革マスク。
黒い外套。
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両手を合わせている。
合掌。
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その掌の隙間から炎が漏れていた。
メラ……
メラメラ……
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ビリーが気付く。
「何だ!?」
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ヴィクター博士も目を見開いた。
「まさか……!」
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次の瞬間。
影丸が甲板へ降り立つ。
ドォォォォン!!
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着地。
鋼鉄甲板が陥没する。
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静寂。
わずか一秒。
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そして。
影丸が顔を上げた。
ゴーグルの奥。
怒りに満ちた瞳。
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「イ――」
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蒸気が吹き上がる。
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「ン――」
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甲板が震える。
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「フェ――」
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炎が溢れる。
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「ル――」
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空気が燃える。
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「ノォォォォォ!!」
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轟音。
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サスケハナ甲板から巨大な炎柱が噴き上がった。
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ゴォォォォォォォォォォ!!
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業火。
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影丸・インフェルノの能力。
五秒間だけの業火の地獄。
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百人の水兵が悲鳴を上げる。
「うわあああああ!」
「火だァァァ!」
「逃げろォォォ!!」
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甲板全体が炎に包まれる。
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ビリー・ザ・キッド。
ヴィクター博士。
スチーム・フランケンシュタイン。
三人は瞬時に反応。
スチーム・ジャンパー起動。
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シュバーーーーーーーー!!
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退避!
さすがの反応速度だった。
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アルジャーノンは危険を察知する。
「嫌だァァァ!!」
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フランケンシュタインの身体へ飛びつく。
しがみつく。
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「離れろ!」
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「嫌だァァァ!!」
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そのまま一緒に炎から退避。
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そして。
炎の中心。
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業火の中。
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燃え上がる甲板の中央に。
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ただ一人。
立っていた。
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影丸・インフェルノ。
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炎に照らされるゴーグル。
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怒りに満ちた表情。
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その視線の先には。
ヴィクター・フランケンシュタイン博士。
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かつての親友。
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影丸が静かに呟く。
「ようやく……会えたな……ヴィクター…」
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燃え盛るサスケハナ。
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そして。
宿命の再会が始まろうとしていた。
つづく――
第三十三話
「宿命!影丸・インフェルノVSヴィクター博士!蒸気の怪物フランケンシュタイン覚醒!」
この技のリアルな動きはYouTubeで公開中!
「大友宗麟の忍者」
・「抜刀術」
・「手裏剣の有効性についての検証」
・「アニメーションで見る豊後国・乙原の里・隠れ里の説明」
・大友宗麟の忍者の末裔が現代のスポーツ・アーチェリーや陸上競技で応用
・居合術
・陸上競技ハードル走での忍術トレーニング
・陸上競技100メートル走での忍者ダッシュ!方法の説明!
などなど…
https://www.youtube.com/@%E5%BF%8D%E8%80%85%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%95%E3%82%93




