『深淵からの革命:長州海軍×海援隊×大友忍軍潜水艦vs 幕府海軍・アメリカ連合艦隊』第二十三話 「幕末蒸気機関 ― スチーム・ドローン!」
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『深淵からの革命:長州海軍×海援隊×大友忍軍潜水艦vs 幕府海軍・アメリカ連合艦隊』
第二十三話
「幕末蒸気機関 ― スチーム・ドローン!」
石州口戦線上空――。
黒煙を吐きながら飛行する巨大空中艦。
《スチーム・ガンシップ奇兵隊》。
艦橋に立つ桂小五郎は、風を受けながら静かに前方を見据えていた。
眼下では、三万の幕府軍が混乱している。
長州兵千。
その千人が。
山に潜み。
撃っては消え。
撃っては移動する。
夜叉丸・デスペラード率いる散兵戦術。
そして。
頭上からは空中砲撃。
幕府軍の士気は崩壊寸前だった。
---
その時。
桂小五郎が振り返る。
「次の兵器のテストを行う!」
後部甲板。
巨大な帆布で覆われていた物体へ、技術兵たちが駆け寄る。
布が外された瞬間。
奇妙な機械が姿を現した。
巨大な金属翼。
蒸気配管。
小型回転プロペラ。
蒸気圧計。
真鍮製の関節。
そして腹部には――。
小型爆弾。
幕末蒸気機関兵器。
《スチーム・ドローン》。
---
発進準備
甲板員たちが慌ただしく動く。
「蒸気圧上昇!」
「サーボ起動!」
「アンテナ接続!」
「無線制御回路接続!」
真鍮の操作装置。
レバー。
蒸気メーター。
圧力計。
回転式ダイヤル。
火花を散らす電信装置。
完全なスチームパンク機械だった。
桂小五郎。
「スチーム・ドローン発進!」
六機のドローン格納庫が開く。
しかし。
バシュ!ウゥゥ……!
一機。
停止。
二機。
蒸気漏れ。
三機。
回転翼停止。
技術兵が青ざめる。
「だ、駄目です!」
「蒸気機関の調整が追いつきません!」
「府内で研修は受けましたが実戦整備が……!」
豊後国・府内。
別府。
そして、乙原の里。
そこでは蒸気技術が急速に進化していた。
だが。
最先端技術を扱える整備兵はまだ少ない。
実戦投入には経験不足だった。
結果。
飛べたのは――。
たった一機。
---
桂小五郎は眉をひそめた。
「……一機か。」
悔しそうに歯を噛む。
しかし次の瞬間。
すぐに表情を切り替えた。
「いや。」
「試験飛行だ。」
「一機あれば十分!」
その言葉に技術兵たちが救われる。
---
スチーム・ドローン飛行
シュゴオオオオオ!!
蒸気噴射。
一機のスチーム・ドローンが空へ飛び立つ。
真鍮翼が震える。
蒸気サーボが駆動。
高度上昇。
操作席。
ブラウン管スチームモニター。
白黒映像。
ノイズ混じりの映像が映る。
「映像確認!」
「前方敵陣!」
桂小五郎がブラウン管を覗く。
ブラウン管には。
幕府軍本陣らしき部隊。
旗。
指揮官。
騎馬武者。
「見つけたぞ……!」
桂小五郎がレバーを押し込む。
「爆弾投下!!」
カシャン!
三キロ爆弾。
投下。
落下。
幕府兵たちが見上げる。
「なんだあれは!?」
次の瞬間!
ドゴォォォォォォン!!
爆発!
土煙!
衝撃波!
指揮官らしき武者四人が吹き飛ぶ!
周囲の兵も転倒!
絶叫!
---
幕府軍。
「妖怪だ!!」
「空から爆弾を落としやがった!!」
「退却!!退却!!」
恐怖が連鎖する。
兵が逃げ始める。
隊列崩壊。
---
桂小五郎、大笑い
艦橋。
桂小五郎が腹を抱えて笑った。
「おー!!」
「おー!!」
「おおおおお!!」
クルーたちも歓喜。
「成功です!!」
「敵将だけを狙える!!」
「味方の損害が無い!!」
桂小五郎。
「これなら未来の戦が変わるぞ!!」
その瞬間だった。
ゴガン!!
艦内が激しく揺れる。
警報。
蒸気漏れ。
クルー絶叫。
「艦長!!」
「四機ある蒸気機関のうち三機停止!!」
「ボイラー損傷!!」
「残り一機も危険です!!」
桂小五郎の顔色が変わる。
「……なんだと?」
機関兵。
「直ちに着陸してください!!」
「残りが止まれば墜落します!!」
静寂。
空中艦は高度1500。
墜落すれば全滅。
桂小五郎。
「緊急着陸!!」
「近くの味方領へ急げ!!」
「了解!!」
---
緊急着陸
スチーム・ガンシップ奇兵隊は旋回。
黒煙を吐きながら飛行。
石州口戦線から約八十キロ。
長州領。
周防国・山口近郊――。
《吉敷村》近辺の広い川へ向かう。
蒸気音。
異常振動。
高度低下。
クルーたちは青ざめていた。
「落ちるぞ……!」
「蒸気圧が持たない!」
ガガガガガ!!
最後の蒸気機関が悲鳴を上げる。
そして。
バシャバシャバシャバシャバシャバシャ!!
川を削りながら強制着陸。
水土煙。
沈黙。
全員、生きていた。
桂小五郎は汗だくだった。
「……生きた心地がせんな。」
空を見上げる。
「飛行艇は凄い……。」
「だが。」
「蒸気機関が壊れれば終わりだ。」
静かに呟く。
「……実戦連続運用はまだ危険か。」
そして苦笑した。
「ここから先は――。」
「夜叉丸・デスペラード殿に任せよう。」
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石州口戦線
山の尾根。
夜叉丸・デスペラードが空を見上げていた。
黒煙を吐きながら旋回し去るスチーム・ガンシップ奇兵隊。
彼は静かに呟く。
「やはり……。」
「飛行艇の実戦投入はまだ早いか……」
「バルーン式飛行船の方が信頼性は高いな……」
その目は冷静だった。
---
一方その頃
大島口で敗走した幕府艦隊。
そして。
USSポーハタン。
体制を立て直し、小倉城方面へ移動していた。
艦橋。
USSポーハタン艦長――
ジョン・ロジャーズ
彼は電信士へ命じる。
「モールス信号送信。」
「増援要請だ。」
送信先。
江戸湾上空。
空中停泊中のアメリカ艦隊所属。
戦闘飛行船。
《サスケハナ号》。
その艦長。
フランクリン・ブキャナン。
電信士。
「電信来ます!」
電信士が艦長フランクリン・ブキャナンに読む。
“ワレテキニンジャノコウゲキヲウケヒガイダイ…ゾウエンモトム”
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豊後国・別府
蒸気機関飛行船造船所。
巨大格納庫。
蒸気。
火花。
鉄骨。
技術者たちが慌ただしく動いていた。
影丸・インフェルノは戦地。
現在。
サイレントサンダー震電丸で戦闘中。
代わりに。
彼の技術者チームが最終調整を行っていた。
黒い忍者戦闘飛行船。
《影鷹》。
細長い船体。
蒸気噴射翼。
回転式砲塔。
異様な威圧感。
それを静かに見つめる女性。
聖痕のジャガス鬼姫。
長い黒髪。
静かな眼。
そして丁寧な口調。
「用意でき次第……。」
「私も出撃します。」
格納庫の奥。
影鷹の蒸気機関が。
ゆっくりと唸りを上げ始めた。
【第二十三話・続く】
この技のリアルな動きはYouTubeで公開中!
「大友宗麟の忍者」
・「抜刀術」
・「手裏剣の有効性についての検証」
・「アニメーションで見る豊後国・乙原の里・隠れ里の説明」
・大友宗麟の忍者の末裔が現代のスポーツ・アーチェリーや陸上競技で応用
・居合術
・陸上競技ハードル走での忍術トレーニング
・陸上競技100メートル走での忍者ダッシュ!方法の説明!
などなど…
https://www.youtube.com/@%E5%BF%8D%E8%80%85%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%95%E3%82%93




