影の守護者・転生編〜温泉と湯治 ― 傷を癒す者たち ―坂本龍馬の話
戦国最強の忍、幕末に舞う〜坂本龍馬を救ったのは、歴史から消された「大友宗麟の忍者」」だった〜
ep.26 影の守護者・転生編
掲載日:2026年04月13日 20時59分
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戦国最強の忍、幕末に舞う〜坂本龍馬を救ったのは、歴史から消された「大友宗麟の忍者」」だった〜
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影の守護者・転生編〜温泉と湯治 ― 傷を癒す者たち ―
夜の乙原の里。
吉祥寺の講堂での紹介が終わり、ざわめきが静まった頃――
外では、白い湯気が静かに立ち上っていた。
山の腹から湧き出る温泉。
硫黄の匂いが夜風に混じり、血と鉄の記憶を洗い流すようだった。
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「来い、カルヴァ」
低く、乾いた声。
振り返ると――
「絶望の剣鬼」夜叉丸が立っている。
レイピアを肩に担ぎ、戦場と変わらぬ目でこちらを見ていた。
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「温泉だ。傷を放置すれば腐る」
横から、
「聖痕のジャガス鬼姫」キキが淡々と言う。
手には包帯と薬草。
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カルヴァは無言で頷く。
(……まだ終わっちょらん)
背中と太腿――
寺田屋で受けた斬撃が、熱を帯びていた。
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■ 温泉へ
石段を降りる。
そこには――
岩を削り出した露天風呂。
月明かりを受けて、湯面が静かに揺れている。
遠くには鶴見岳の稜線。
風に乗って、かすかに海の匂いが届く。
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「ここはただの風呂じゃない」
夜叉丸が湯に足を入れながら言う。
「硫黄、鉄分、塩分……全部混じっている。
傷を殺し、肉を再生させる」
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カルヴァはゆっくりと湯に身を沈める。
――ジリッ
焼けるような痛み。
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「ぐっ……!」
思わず歯を食いしばる。
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「効いている証拠だ」
キキが冷静に言う。
「痛みを感じるうちは、生きている」
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■ 治療
湯から上がると、岩の上に敷かれた布に座らされる。
キキが縫合跡を確認する。
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「……まだ裂けている」
針を取り出す。
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「動きすぎ」
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「しゃあないじゃろ……」
カルヴァが苦く笑う。
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針が入る。
――ブスッ
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だが、声は出さない。
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「……ほう」
夜叉丸が目を細める。
「悲鳴も上げないか」
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「慣れちゅう」
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「違うな」
夜叉丸は首を振る。
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「痛みに慣れたんじゃない。
“痛みを使う側”の目だ、それは」
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カルヴァは黙る。
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■ 死者の影
湯気の向こうに――
一瞬、火花が見えた気がした。
――二丁拳銃。
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(……陽奈……)
(……霞……)
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壁となって散った者たち。
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拳が震える。
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その時――
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「死んだ連中の顔、見てるな」
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背後から声。
振り返ると――
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「祝福の二丁」朧
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濡れた髪をかき上げながら、静かに立っていた。
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「……分かるがか」
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「分かるよ」
朧は肩をすくめる。
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「顔に出てる」
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カルヴァは目を伏せる。
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「……守れんかった」
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沈黙。
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だが、朧は笑う。
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「バカだな」
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「……?」
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「守れなかったやつが、ここにいるわけないだろ」
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一歩、近づく。
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「あなたは生き残ったんじゃない」
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「生かされたんだ」
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その言葉は、静かに刺さる。
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■ 龍馬の話
夜叉丸がふと口を開く。
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「そういえば、知ってるか」
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「何をじゃ」
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「坂本龍馬」
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カルヴァの目が見開く。
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「……生きとるがか……?」
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「生きている」
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静かに言い切る。
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「薩摩で療養中だ」
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空気が止まる。
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「この温泉と似たような場所にいる」
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カルヴァの胸が大きく揺れる。
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(龍馬が……生きとる……)
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「安心したか?」
夜叉丸がわずかに笑う。
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カルヴァは、ゆっくり頷く。
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「……ああ」
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拳を握る。
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「なら、わしはまだ――」
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言いかけて、止まる。
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「以蔵は――」
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止まる。
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沈黙。
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朧が横から言う。
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「カルヴァ」
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その一言で、すべてが決まる。
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「……カルヴァじゃ」
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夜風が吹く。
湯気が流れる。
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■ 再生
星が静かに瞬いていた。
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傷はまだ癒えない。
過去も消えない。
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だが――
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ここには仲間がいる。
守るべきものがある。
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そして――
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坂本龍馬は生きている。
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カルヴァは空を見上げる。
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「……待っちょれ」
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小さく呟く。
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「今度は――守る側で行くぜよ」
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湯気の中、
新しい影が静かに立ち上がった。
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この技のリアルな動きはYouTubeで公開中!
「大友宗麟の忍者」
・「手裏剣の有効性についての検証」
・「アニメーションで見る豊後国・乙原の里・隠れ里の説明」
・大友宗麟の忍者の末裔が現代のスポーツ・アーチェリーや陸上競技で応用
・陸上競技ハードル走での忍術トレーニング
・陸上競技100メートル走での忍者ダッシュ!方法の説明!
などなど…
https://www.youtube.com/@%E5%BF%8D%E8%80%85%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%95%E3%82%93




