第十七話・四(最終・改訂ラスト)
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第十七話・四(最終・改訂ラスト)
寺田屋の奥が、崩れ落ちる音。
――陽奈が作った“壁”。
その振動が、背後から追ってくる気配を断ち切る。
だが。
完全ではない。
瓦礫の向こう――
足音。
軽い。
速い。
止まらない。
沖田総司
来ている。
---
路地裏。
岡田以蔵の足が、もつれる。
ドサッ――
膝をつく。
息が、持たない。
血が止まらない。
岡田以蔵
「……ぐっ……!」
立て。
立て。
命じても、身体が動かない。
---
遠くで、瓦礫が崩れる音。
追ってが来る。
――終わりだ。
---
その時。
影が落ちる。
目の前に、立つ。
壁にもたれたような、だるい姿勢。
煙管をくわえた女。
朧
朧
「……何やってんだよ」
岡田以蔵
「……来るな……」
息も絶え絶えに吐く。
岡田以蔵
「……わしは……もう……」
言葉が切れる。
---
足音。
もう、近い。
瓦礫を踏み越える音。
沖田が来る。
---
朧、舌打ち。
朧
「……あー、めんどくせぇ」
岡田以蔵の腕を、無造作に掴む。
引き上げる。
岡田以蔵
「……離せ……!」
朧
「うるせぇ」
一言。
力任せに肩に担ぐ。
岡田の体が浮く。
---
その瞬間。
路地の入口に、影が差す。
沖田。
刀を下げたまま、静かに立つ。
距離――十間もない。
---
視線が交わる。
沖田総司
「……」
朧を見ている。
朧、目を細める。
逃げるか。
やるか。
一瞬の判断。
---
朧、ニヤリと笑う。
朧
「……今日はやめとくわ」
腰の小袋を放る。
地面に落ちる。
パシュッ!!
煙。
白い煙が一気に広がる。
視界が潰れる。
---
同時に――
朧、地面を蹴る。
屋根へ。
瓦を踏み抜きながら跳ぶ。
岡田を担いだまま。
常識外れの脚力。
---
沖田、踏み込む。
だが――
煙。
視界ゼロ。
一瞬、遅れる。
---
屋根の上。
朧、走る。
夜の中へ。
岡田の意識が、途切れかける。
---
朧
「……寝るな」
低く言う。
岡田以蔵
「……なんで……」
かすれた声。
岡田以蔵
「……助ける……」
---
朧、少しだけ間を置く。
そして。
朧
「……別に」
屋根を蹴る。
跳ぶ。
朧
「アタシが死ぬと困るだけだろ、お前」
---
岡田、かすかに笑う。
血を吐きながら。
朧
「逃げるよブス!」
---
岡田以蔵、間髪入れずに返す。
岡田以蔵
「ブスがブスち言うか、ボケ」
---
一瞬。
静かな夜の中で。
二人だけ、笑った。
---
背後。
煙の中。
沖田が立っている。
屋根の影を見上げる。
追わない。
追えない。
---
沖田総司
「……なるほど」
小さく呟く。
---
夜は、完全に忍を飲み込んだ。
この技のリアルな動きはYouTubeで公開中!
「大友宗麟の忍者」
https://www.youtube.com/@%E5%BF%8D%E8%80%85%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%95%E3%82%93




