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1話〜5話

第1話 ようこそ異世界課へ!


佐藤さとう 太郎たろうキングスカンパニー入社3年目 営業課

佐藤がパソコンに向かって仕事をしていると突然光に包まれた。

目を開けると目の前には円卓と如何にもな王様が。

王様が口を開く。


「異世界についてどういったイメージがあるかね?」


「異世界?あれですよねライトノベルでよく魔法とか剣の世界でモンスターとかいる感じですよね。」


沈黙のあと王様が高らかに宣言した!


「…合格!異世界へ異動!」


「えっ?!これって異世界転生?!ひゃっほー」


再び光に包まれ目を開けるとそこは普通のオフィスの一室だった。


「あれ?異世界は?」


佐藤が戸惑っていると奥に座っていた女性が近づいてきた。

黒い眼鏡に黒髪ショートの女性だ。


「あなたが本社からお話があった人ですね。

私は黒川くろかわ ひとみ

異世界課へようこそ。」


「…異世界課?」


「そうです。

わが社は表向きは海外資本と言っていますが、実は異世界資本の会社なのです。

こちらの世界に支社を出すのが初だったので、日本の企業のやり方にならってスタートしました。

近年、経営が安定してきたので本社(異世界)の色を日本支社に反映しようと新しく作られたのがこの異世界課です。」


「…。これ異世界転生じゃなくて単なる部署異動だ!」


佐藤は普通にがっかりした。


「そろそろ課長がくる時間ですね。」


ちょうど部屋の扉が開いてガチャガチャと全身フルアーマーの大柄の男が入ってきた。


「おはよー黒川さん。ん?君が佐藤くんかな?

私は課長のゲイルだ。今日からよろしく!」


「よろしくお願いします…。課長はなぜ鎧を着てるんですか?」


当然の疑問だった。


「気になるかい?私は異世界出身でね。

仕事の時は鎧じゃないと安心できないんだよ。

まぁこれぐらいで驚いてるようじゃ、これから大変かもね!はははは」


フルアーマーの課長は序の口らしい。

この日から異世界課での佐藤の受難が始まった…。



第2話 異世界課のやること


「ところで課長…。異世界課はどんなことするんですか?」


「わが部署は主に本社の意向を聞いて、日本支社の社内ルールや人事規定、給与などを本社よりにするのが目的なんだが…。気乗りしなくてね…。」

課長は腕を組んでうーんと言ってる。


「そんなに違うんですか?」


「黒川さん、佐藤くんに本社のルールちょっと見せてあげて」


「はい。こちらをご覧下さい。」


社内ルール

・王様(社長)がきたら膝まづく

・社内情報を漏洩した場合は拷問

・貴族階級あり


「中世か!」



第3話 日本支社ができた理由


「そもそもなんで日本に異世界の支社ができたんですか?」


課長に聞いてみた。


「私が15年前にこっちの世界に転生してね。

たまたま向こうに戻れた時に、王様にこっちの話したら、じゃあ支社作ろうってなったんだよ。」


理由が軽い。


「失礼かもしれないですが、立ち上げからいたのに課長なんですか?」


「それはあれだよ。

向こうは貴族階級あるじゃない?

私は平民出身だから課長どまりなんだよ。」


世知辛い話だった。



第4話 黒川さんの異動理由


「黒川さんも王様の面談あったんですか?」


「ありましたよ。」


「どんな感じでした?自分は少しライトノベルの話しただけだったんですけど。」


「異世界のイメージを聞かれて、興味ないと言いました」


強い


「まぁ、これからこの3人で異世界課を盛り上げてくことになるから、みんな仲良く頑張ろー!」


「おー」


黒川さんが低いテンションながら拳を突き上げる。

先行きが不安すぎる…。



第5話 本社からの指示


「本社からの指示ってどうやって来るんですか?」

課長に尋ねる


「向こうの世界にはパソコンないからね。転写の魔法でFAXで来るよ。」


転写の魔法?FAX?

ピーガシャガシャ


「おっ。ちょうど来たね。」


黒川さんが書面を見て不満そうな顔をしてる。


「課長、また本社が無理難題言ってます。」


「どれ…。ああこれはちょっと無理だね。」


「なんて書いてあるんですか?」


課長は困った顔でいう。鎧で顔は見えないが。


「向こうの特産物をこっちで売れだって。自由に行き来できないのにね笑」

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