第2騎士団
宜しくお願いいたします。
翌日はアメリアさんとのお買い物。お世話係のメイベルも一緒です。あと、何か有っては大変と、護衛はシャベールを含め第2騎士団の他2名。一際ガタイの大きい強面バフマンさんと、こっちの世界の男性にしては小柄なカイさん。
早速、お洋服を買いましょうという事で入った店は、やたら可愛らしいお店。えっ、こんな可愛い服を皆着とるん?と思ったが、どうやら子供服専用のお店らしい。
「仕方ないのよ、絵里さん。貴女の体型的に、子供用で選ばなくっちゃサイズはないのよ。ご免なさいね。」
ご免なさいねと言うわりには、とても嬉しそうに服を選んでるアメリアさん。 あ~、女の子の服を選んで見たかったのよね~ウフフ という呟きが駄々漏れなんですが…
「母上、これなんかどうですか?」
おいおい、シャベールよ、何であんたも参加しとるんさ。
私は今、こちらの世界に来た時に着ていた服を着ている。アメリアさんのはお手持ちのワンピースでは、大きすぎてみっともなかったから。
「あの~、出来れば今着ている用に、ズボンというかパンツスタイルがええんやけど…」
「ああシャベール、そうね、そっちも良いけど、これはどう?う~ん、これもいいんじゃない。」
「そうだな~、こんな感じも絵里には似合うと思うんだけど。」
誰も聞いちゃいねえ・・・ どれもこれも子供服だけあって可愛い服ばかり、可愛い服は嫌いじゃないけど…
結局、私の意見は全く聞き入れてもらえず、なん着か購入してもらった。まあ、シンプルなのも有ったから良しとしよう。その後、ヒースが待ってるので、第2騎士団にきて欲しいと言われシャベール達と共に向かった。
着いた先は城壁内の外れにある騎士達の訓練場。東京ドーム2個分位の大きさかな。動く騎士達を見て絵里も身体がウズウズしてくる。
「おーい、こっちだシャベール」
「団長、仰せの通り絵里を連れて来ましたよ。」
「ご苦労様だったな、おい、どうしたんだ?絵里。なんかスゲー嬉しそうだが、俺に会えるのがそんなに嬉しかったか?」
「違うよぉ、なあヒース、私も身体動かしたい。剣は使えやんけど、受身やアクロバティックなら任せてえな」
「おう、受身?、アクロなんたらはよくわかんねーけど、その身体能力を今一度見せてもらいたかったんだ。どうすればいい?」
「そうやな、決められた範囲での鬼ごっこをしよや。範囲は、丁度この広場の4分の1で。」
「鬼ごっこ?」
「そうや、要は逃げる私を何人かの人が捕まえるんや。そやな、三人ぐらいで。それと、平坦な所では不利やで、なんか障害物が欲しいな。」
「障害物か、確かにここは何もないな。」
「ほな、人でええわ。二三人をひと塊にして所々に立たせて。6箇所くらい。それでええわ。」
「解った、お~い第2騎士団者は此処に集合。」
ヒースの大きな声が訓練場響き渡り、カラフルな髪型のイケメン達が物凄い勢いでこちらにやってくる。絵里は思わず隣のシャベールの服の裾を握ってしまった。実は絵里達が気になって皆訓練どころではなかったのだ。団長に呼ばれ我先にと急ぐ。こんな可愛い子供が何故こんな所にと、みな一様に思いながら。
「よし、お前ら適当に二三人を一組とし、6組作ってくれ。そしてどこでもいいから、適当に立ってくれ。範囲は左側基盤に広場の4分の1で、よし、配置。」
流石、皆素早く配置についてくれる。
「さあ、捕まえる者だが、」
「団長、丁度私達三人ではどうですか? 今日はまだ訓練しておりませんしい。ね、絵里、僕に可愛い君を捕まえさせてくれるかい? 身も心も♪」
顔を覗き込み、シャベールの服の裾を握っていた手を大きな手が包み込む。パッと飛び退きシャベールから退避。
「あ~あ、また絵里に手を振り払われてしまったよ。」
「煩い! 絶対に逃げ切ってやるで」
「シャベール、ふざけてないで、真面目にやれるんならお前達に任せよう。」
「団長、ふざけてませんて、私は真剣ですよ。必ず絵里を捕まえましょう。」
「よし、じゃあ、シャベール、バフマン、カイ いいな。」
「「「 はい」」」
「じゃ絵里、準備が出来たら言ってくれ」
「了解」
私はワクワクしながらストレッチを始めた。これからの展開に思いを馳せる絵里は気付かなかった。柔軟な身体、バックテン等を始める絵里を、第2騎士団のみならずその訓練場にいた他の騎士達を含む全員の視線を釘ずけにしていた事に。
お読み頂きありがとうございます。
すみませんが、仕事が立て込んで来ましたので、次の更新はお時間を頂きます。




