『人物紹介』
※1月10日分更新は人物紹介と83話の二つです
緑のむじな亭関連
名 前:九郎
年格好:実年齢は九十代後半だが見た目は十代半ば
職 業:カニ漁船→傭兵→騎士→旅人→用務員→指名手配犯→魔王城の居候→蕎麦屋の居候→助屋new!
三行で:見た目は子供、中身は時々はしゃぐ老人な主人公。だが基本枯れ系保護者。
怠そうな見た目で人から頼られたり奢られたりする。細長い縛るやつと指摘されると嫌がる。
あまり使わないアカシック村雨キャリバーンⅢと術符がメイン武装。
名 前:お房
年格好:十歳前後
職 業:蕎麦屋の看板娘、石燕の弟子な絵描き見習い
三行で:小さいながらも背筋まっすぐ系のしっかりもの少女。お金にはちゃっかりしている。
九郎を働かせることに定評があり、ズバリと物を云う。
大事なのは父と姉みたいな関係のお雪、お八、石燕。あと兄みたいな九郎に弟みたいなタマ。家族思いや。
名 前:佐野六科
年格好:三十代後半
職 業:蕎麦屋店主、長屋大家
三行で:がっしりとした体型に厳しい顔立ちのゴーレム系中年。
主に店では蕎麦を作る担当だがその腕前は誰よりも低い。味覚を始めとして色々鈍い。
言葉少なで無表情だが感情は存在するようだ。弱点は腐った食べ物。
名 前:タマ、玉菊
年格好:十代半ば
職 業:陰間→花魁→蕎麦屋の丁稚new!
三行で:元花魁で名を変え姿を変え蕎麦屋で厄介になっている美少年。
特技はエロ関係。頭のなかはピンク色。助平発言で周囲から怒られる。
大事なものは家族。辛いことばかりだったけれど、蕎麦屋に居れて良かった。兄貴分な九郎を尊敬している。
名 前:お雪
年格好:十代後半
職 業:按摩
三行で:盲目で目隠れ系の恋する乙女。しかし相手はほぼマシーンな六科という残念さ。
幼い頃に火事に巻かれた時に助けて貰った縁だとか。六科の亡妻、お六も大好きだった。
按摩としての活動は武家など中心な高級路線。でも目標はお嫁さん。蕎麦作りの腕前も高い。
名 前:お六
年格好:享年二十代半ば
職 業:蕎麦屋
三行で:故人。六科の妻でお房の母親。蕎麦屋の店主で、その腕前は石燕から評価されるぐらい高かった。
見た目はほっそりとした美人だったようだが、ロールシャッハめいた妥協しない暴力を使い土地のならず者から六科共々恐れられていた。
河豚を食って毒で死亡。好きだったものはお茶。武器はすりこぎ棒に土鍋に包丁。人喰い暴れ馬でも正面から斬り殺す。
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絵師関連
名 前:鳥山石燕、お豊
年格好:二十代後半。自称十七歳
職 業:妖怪絵師
三行で:いつも喪服な眼鏡のお姉さん。問題を持ち込んだり解説したりと人生楽しんでる。お金持ちの未亡人。
怪しげな言動を繰り返す彼女の正体とは一体なんなのか。我々はNASAに問い合わせた。しかしNASAは沈黙を保ったままだった。
お酒が大好きで肝臓がピンチ。九郎によく奢って一緒に飲んでいる。細長いアレではない。
名 前:百川子興
年格好:二十前後
職 業:絵師
三行で:石燕の弟子の町娘風お姉さん。大体彼女の家で家事全般を担当している。
元武家だが家族は離散。師匠となってくれて、姉的な石燕に感謝している。
絵の評判はまだまだ。巨女を江戸に流行らせようと日々活動。猫耳も好きらしい。
名 前:北川麻呂
年格好:二十前後
職 業:売れっ子絵師
三行で:割と童顔だが表情が飛んでる系のキチガイ絵師。麻呂眉だけど別に貴族ではない。
石燕の弟子であり、よく彼女からムチャぶりで島流しにあっている。でもへこたれないし師匠を敬愛しまくっている。
春画に風景画、美人画でもなんでも出せば売れる流行は俺が作る系の絵師。
名 前:佐脇嵩之
年格好:三十代半ば
職 業:妖怪絵師、鏡屋
三行で:日本橋にある小さな鏡屋[狂雲堂]の店主。怪しげな鏡も取り扱っている謎の店である。不機嫌そうな顔つき。
愛想はないが妖怪か鏡について語らせれば饒舌。妖怪絵師として活動している。
石燕との直接の面識は無いようだが、子興を通して文での交流はある。なんか亡霊かストーカーに憑かれている。
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六天流道場関連
名 前:録山晃之介
年格好:二十前半
職 業:武術道場主
三行で:六天流道場の師範であり、爽やかな好青年。九郎の友人。柳河藩お墨付きの道場である。
剣、弓、槍、棒、短刀、素手での武芸を習得しており、その腕前は一つ一つでも一流。
しかしいまいち道場は流行らず、獣狩りなどをして食い扶持を稼ぐ日々である。
名 前:お八
年格好:十代半ば
職 業:呉服屋の娘、六天流道場門徒
三行で:元気活発系で男まさりな雰囲気の少女。晃之介の道場に通っている。
九郎に危ういところを救われて、それ以来彼に服を奢ったりする。お房の姉的で、石燕の妹風。
実家は九段北、日本橋に店がある呉服屋の大店。しかしお嬢様という雰囲気ではなく、元気溌剌である。晃之介のことは師匠と呼ぶ。
名 前:お七
年格好:十代半ば
職 業:くのいち→無宿人→道場居候new!
三行で:お八にそっくりな顔を胸をしている少女。正確はやや好戦的で邪。もともと怪しげな忍者の里で育ったが、江戸にやって来てそのまま住んでる。
九郎と何度か関わった後で、彼女の生活が最悪な感じだったので彼の友人であった晃之介に預けられた。
三番弟子として修行を積んでいる。才能は結構あるようだ。晃之介のことは師父と呼んでいる。
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雨次関連
名 前:雨次
年格好:十代前半
職 業:作家見習い
三行で:千駄ヶ谷に住む苦労人の少年。顔つきはかなり目を引く貴人風。卑屈っぽい目つきから、眼鏡かけて柔らかになった。
今は天爵堂の家に間借りしながら、彼の蔵書を読みあさり、作家として暮らせないかと日々勉強している。
理屈っぽい文章になるのが難点らしい。六天流道場にも通い、体も鍛えている。悪魔や悪霊に好かれる魂を持つ。
名 前:天爵堂、新井白石
年格好:六十代後半
職 業:浪人→町学者→藩所属学者→幕府側用人→浪人end!
三行で:元幕府側用人、新井白石が隠居した姿。睨みつけるような目付きだが別にそんなつもりは無く、平穏に暮らしたい疲れ系老人。
若い頃は剣術に学問も優れていて、女にもモテまくっていたが微妙に鈍感や好意に疎かったようだ。
今では千駄ヶ谷で広い屋敷でひっそりと暮らしつつ、子供に学問を教えている。本大好き。行政批判も。
名 前:お遊
年格好:十代前半
職 業:農家の娘
三行で:千駄ヶ谷に住む農家の娘。兄妹は複数人居るようだが、唯一天爵堂の塾に通うのは兄妹の中で遅れていると思われているからのようだ
働きっぷりは一生懸命で人一倍。頭は良くないが家事もできるのでまあいいかと実家判断。そのうち嫁に行くだろう。
幼馴染である雨次に構う。少し馬鹿なのは考えのベクトルがずれているから。まともな振りもできるがこのままの方が雨次に構ってもらえると思っている。
名 前:小唄
年格好:十代前半
職 業:地主の娘、くのいち
三行で:地主である根津家の娘。真面目な委員長基質のお節介娘。背筋伸びてる系でツッコミ役兼務。
頭がよく人付き合いも得意、大人の仕事を手伝うこともあり世間体も良い。ただ時々ポンコツになる。雨次に淡い思いがうんたら。
実家は忍者の家系で少し訓練を受けている。少し天然気味な家の跡継ぎの兄がいる。そちらは忍者関係ないようだ。
名 前:茨
年格好:十代前半
職 業:鬼娘→雨次の妹系
三行で:見世物小屋で鬼娘と扱われていた少女。髪は角のように固められ戻らず、肌は青みがかった白色だ。逃げ出したところを雨次と九郎に救われる。
それ以降、雨次の元で暮らす。何もできなかったが徐々に雨次から教えられて覚えていく。平仮名を最近読めるようになった。
喉を潰されていて声がよく出ないので無口。体に似合わず怪力。雨次にはよく懐いていて彼のためならば何でもする。いざとなれば九郎を呼ぶという合理的な考えも持ってる。
名 前:お歌夢
年格好:三十前後
職 業:夜鷹
三行で:雨次の母親にして狂人。意味不明な言動と躁鬱が切り替わり時に暴力的にもなり、雨次がやさぐれていた原因の人。
表情が完全にキグルイのそれであることを除けば割と美人で、食うに困らない程度には客が取れるらしい。
意味深なことを言って現在失踪中。左目が欠損。雨次のことは大事に思っていたようであった。
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忍者関連
名 前:根津甚八丸
年格好:四十前後
職 業:地主
三行で:衰えを見せぬ筋骨隆々の巨漢。よく脱ぐ。頭は覆面で隠している場合が多い。小唄の父親でハッスル系変態。
千駄ヶ谷の地主をしていて、小作農を屋敷に住まわせて色々と融通の利く農業をしているようだ。愛妻家で恐妻家。
その正体は由緒ある忍者の家系で襲名者でもある。忍術スキルは高度だが、大体は奇行に使われる。娘と嫁以外からの信頼は無駄に厚い。
名 前:お花
年格好:二十前後
職 業:瓦版売り
三行で:一人で取材、一人で執筆、一人で出版を行う江戸に住まう瓦版売りの女性。その胸は豊満であった。
むじな亭、天爵堂塾、六天流道場など様々な場所と定期購読の契約を結んで配って走り回る商売スタイル。
その読売は実は忍びの連絡広報誌にもなっていて、江戸に住む多くの忍びが購読しているので結構儲かっているようだ。
名 前:穴山小助
年格好:二十代前半
職 業:小料理屋店員、盗人
三行で:江戸を騒がした、旗本、大名屋敷や悪徳商人から金を盗みまわる[飛び小僧]と呼ばれた盗人。
表の顔は不忍池ほとりで小料理屋をしていた店員。父親共々、忍者の襲名者であった。
盗みを働いていた理由は徳川の世に対する不満か、忍者としての技能を発揮したいが為か。父親が身代わりになり逃げ出して行方を眩ませた。
名 前:伊作
年格好:三十前後
職 業:豆腐屋
三行で:うだつのあがらない豆腐屋を表業にしていた忍び。特に忍びとして活動することは無く、他の忍びと交流がある程度である。
だがある日、こっくりさんに導かれるように狐霊を家に持ち帰ったところ嫁がやってきた。
狐娘っぽいベタボレ系女房を手に入れやがった彼は周りの忍者から呪詛を吐かれる立場に。いやー幸せになるわ俺。とのこと。
名 前:筧十三
年格好:二十代後半から五十代前半
職 業:殺し屋
三行で:頭髪・黒。瞳・黒。身長は推定六尺余、体重は推定二十三貫前後。全身に傷跡あり。国籍・不明。江戸、上方の筧家と関係があるという情報もあるが不明。
使用武器は火縄銃、短筒、弓矢、刀、鎖分銅、火薬、毒薬、素手などあらゆる方法で暗殺を行う。
その詳細はCIAでも掴めていない……まさに怪物とでも云うべきか。雨次の物語本で登場したが、彼を公表しようとしないほうが良い。命が惜しければ。
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同心関連
二十四衆と呼ばれる者達がいる
序列は別に強さや偉さの順番ではない
名 前:菅山利悟
年格好:二十代前半
職 業:同心二十四衆の二番。
三行で:[青田刈り]。見た目はすっきりした若侍。月代、髭の剃り残しも無いし表情も明るい。
剣術の腕前は町方同心でも屈指で、実際に検挙率も高い。町方で九郎を使う場合は彼が頼みに行く場合が多い。
稚児趣味で下は赤ん坊から上は十五ぐらいまで、男女問わずに性的に愛している。だが人生の墓場へようこそ。
名 前:飯田芳三郎
年格好:五十代後半
職 業:同心二十四衆の四番。
三行で:[最古の同心]。小柄な老人だが矍鑠としている。
江戸城二の丸に務め、上様とも会話をしたことがある。息子も既に二の丸同心役であり、下級役人ながら誇り高い。
上様が所望した緑のむじな亭の酒を買いに来て、ついでに冷酒を作れる天然冷蔵庫の技術を習い帰っていった。
名 前:藤林尋蔵
年格好:二十代後半の男らしい
職 業:同心二十四衆の五番。
三行で:[無銘]。黒袴に黒頭巾のような覆面を被っており、不審者風。町奉行所所属。
伊賀の出で忍術、特に変装術の達人。不審な普段の外見は、変装した時に見破られないぐらいのインパクトを見せておく為。
ロボとか人形とかに萌え属性を見出している陽気な忍者同心。もしかしたら変装してモブに紛れていることもあるかもしれない。
名 前:江川祐佐右衛門
年格好:二十代半ば
職 業:同心二十四衆の六番
三行で:[停止即死]。足の早さに定評があるが、何故か仕事は小石川養生所の見廻り。
町奉行所所属。しかしいざと云う時の連絡員として上から命令を受けて走り回ることも。馬と並走できる健脚。
結構学問好きだが、珍説や冗句を真に受けて覚える。小石川で脱走する重症患者の前でピタゴラ退場。
名 前:斉藤伊織
年格好:三十前半
職 業:同心二十四衆の七番
三行で:[出任せの説得]。町奉行所所属の常に人を俯瞰しているような目付きの尊大っぽい男。
虚言戯言を本気でまくし立てて説得の場で犯人を混乱させる。その間に後ろから捕縛役が突入していく。
それ以外にも町人同士の訴訟沙汰にずばり馬鹿な極論を言い出したりして場を冷めさせ、結果的に丸く収めさせる。計算してではなく、天然だ。
名 前:瀬尾彦宣
年格好:四十代後半
職 業:同心二十四衆の八番
三行で:[五十五人逮捕]。火盗改方所属の筆頭同心。与力などからも一目置かれた軽輩ながらベテランおじさん。
あだ名の通りかつて一度の事件で五十五人を捕縛するという凄まじい手腕を見せる。剣術の腕前も確かで芝道場で指導したりする。
しかし部下の、主に影兵衛に頭を悩ませる。捕縛術に優れて一本の投げ縄で三人は同時に捕まえられる。
名 前:美樹本善治
年格好:四十代後半
職 業:同心二十四衆の九番
三行で:[殉職間近]。痩せ気味で髪の毛にも白が混じり始めた、疲れ系飄々おじさん。煙管大好き。町奉行所筆頭同心。
人望はあり、捕縛の指揮も見事で、本人も強く、経験豊富なのだが何故か現場に出ると大怪我をすることが多い。
それでも毎回復職する。怪我の影響と利悟へのストレスで白髪混じり。若い嫁と小さな娘が居て、現場に出るときは同僚に自慢するので周りがはらはらする。
名 前:奥村政信
年格好:三十前後
職 業:同心二十四衆の十一番
三行で:[家屋解体]。火盗改所属の目付きが悪い捜査役。影兵衛と共に現場検証をすることが多い。飛び小僧の店などを捜査した。
あだ名の通り、家屋を解体する勢いで悪党一味が根城にしていた宿や、破棄したり埋めた証拠品を探して発見する。
隠し扉だろうが二重底だろうが彼に隠し通せるものはない。甘党。
名 前:中山影兵衛
年格好:三十代半ば
職 業:同心二十四衆の十四番
三行で:[切り裂き]。見た目は完全に悪党。同心だがまともな黒袴より、着流しで居る方が多い。
振るう刀は岩鉄を切り裂き、その性質は凶暴。殺した悪党の数は百を軽く越える。九郎に十手を渡し仕事を手伝わせている。
普段は気さくな人物として過ごしつつ、斬る相手を見定めている。最近嫁と子供ができた。特に嫁に頭が上がらない愛妻家。
名 前:歌川夢乃信
年格好:三十前後
職 業:同心二十四衆の十五番
三行で:[美食同心]。町奉行所所属。涼し気な顔つきにがっちりとした体格をしている健啖家。
旨い食べ物に興味があり、料亭万八楼の常連。そこで開かれる料理勝負の審査員などにもなる。
美食に関して本も出していて結構売れている。また自分で作っても板前顔負け。茶目っ気もある一匹狼。ご無礼。
名 前:小向勝吾
年格好:二十代半ば
職 業:同心二十四衆の十六番
三行で:[船手止め]。朴訥とした雰囲気の青年。尋蔵と友人関係にあり、不忍池に舟を持ってきて動かした。
水主同心という立場で徳川水軍に近い。水軍を代々司る向井将監の分家筋。舟の扱いは一流。
普段は江戸湾での密貿易や海賊を取り締まっている真面目な同心である。
名 前:小山内伯太郎
年格好:二十代前半
職 業:同心二十四衆の十七番
三行で:[犬神]。見た目は優男。髷を結っておらずにゆるふわお兄さんめいた雰囲気をしている。
その実は真性のロリコン。特に無知そうな子供が好きらしい。割と最悪。普段は風烈見回りと云うことで火事警戒係。
犬好きで大量の犬を郊外の屋敷に飼っている。貰い手があれば引き渡す。薩摩は滅ぶべし慈悲はない。
名 前:三瀬広彦
年格好:三十代前半
職 業:同心二十四衆の十九番
三行で:[反乱射]。火薬の匂い染み付いてむせる男。町奉行所所属。
もともと幕府の鉄砲方に居たが出向のような形で同心に。火薬に詳しく、火付けなどの鑑定も出来る。
雨次の小話に登場したが実在。本人から取材した内容で小説を書いたようである。狙撃の腕前は高い。
名 前:外園雪之進
年格好:四十前後
職 業:同心二十四衆の二十二番
三行で:[備品改竄]。でっぷりとした体格で色白の勘定役。火盗改所属。
彼に経費関係を任せると様々な無理のない節約などを駆使して赤字な職場でも数年で建て直すのであちこちに重宝がられて転勤が多い。
本人は無欲で質素な生活をしていて、当たった富くじを寄付したりするので驚かれる男。
名 前:村岡捨蔵
年格好:???
職 業:同心二十四衆の二十三番、辻斬り
三行で:[似非同心]。同心ではなく、黒袴に十手を腰に差した同心を騙る悪党。侍を辻斬りして刀を奪っていた。
何故それが二十四衆に入れられているのか不明。九郎と晃之介に逮捕される。中々の使い手のようであった。
しかし書籍版であんなことになるとは……
名 前:水谷端右衛門
年格好:三十前後
職 業:同心二十四衆の二十四番
三行で:[警邏直帰]。見た目はがっしりしていていかにも強そうな侍だが、若干気弱。
町奉行所所属で町の見廻りが主な仕事だが、ついそのまま奉行所での報告を怠って家に帰ることがある。しかし検挙率が高いので「捜査しているのだろう」と黙認されている。
ささやかに美食家。静かに一人でむじな亭に食べに来る。人一倍食べる良客である。
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その他勢
名 前:阿部将翁
年格好:年齢不詳。青年、妙齢の女性、少女などが確認されている。
職 業:医者、薬師、本草学者、陰陽師
三行で:神出鬼没な薬師にして医者の活動が多い人物。姿が時折代わるが、その原理は不明。
様々な妙薬から神代の酒など、出処が不明な道具を多々持つ。また、怪しげな術も使う
噂によれば百年以上も前から阿部将翁として全国を渡り歩いている妖怪めいた存在。
名 前:山田浅右衛門
年格好:三十前後
職 業:首切り役人
三行で:江戸に名高き代々首切り役人をしている二代目。ひょろりとした体躯でへらへらとした表情の変な男。
死刑の罪人の首を切り落とし、その体を貰って試し切りや内臓を切り売りする職業。刀の鑑定などもできて結構儲けている。
怨霊に憑かれまくっている影響か、友達が少ない。覆面忍者軍団には溶け込めそう。ゆるふわギロチンカッター。
名 前:鹿屋黒右衛門
年格好:五十前後
職 業:交易商、店舗の主
三行で:薩摩との交易船を出して特産品を江戸に売り込んでいる薩摩人の商人。でっぷりとしているが抜け目のない。人は良い。
九郎と関わりあって彼のコンサルトを受けて一番儲かっている人。江戸に薩摩ブームを巻き起こす。
日本橋に店があり、個性的な店員やマスコットと共に日々商売を行っている。普段は普通の人だが、時々薩摩めいた行動に出るのは仕方がない。
名 前:薩摩人
年格好:薩摩風
職 業:薩摩活動
三行で:さつまもん……甲乙丙丁が存在してこいつらだけ劇画タッチで生きている危険な連中。立ち木を見つけるとうち掛かる。酷く短気。九郎のことは好意的に認めていて困る。
からいもん……日清に怒られそうな形のマスコットキャラ。中身は薩摩芋が詰まっていて切られるともろもろとはみ出る。悪気はない。
きもねりん……読者投稿超人にでも応募しておけって感じの火縄銃超人。発射可能。よくぶら下げられて肝練りに使われている。
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異世界組
名 前:スフィ
年格好:九郎より5つ年上。一番時系列先の話では百五十ぐらい
職 業:歌司祭
三行で:九郎の仲間をしていたエルフの少女。いくら年を取っても少女から中々成長しないが、地味に伸びているようだ。
歌の神を信仰しており、高位な聖歌をも使える。九郎から褒められる度に歌レベルアップする勢いで相性が良い。
魔王城崩壊後、作られた帝都で一人、九郎の墓を作って歌い過ごしている。彼と過ごした日々を忘れないように。いつまでも。
名 前:オーク神父
年格好:百七十ぐらい
職 業:旅神父
三行で:九郎の仲間をしていたオークの男。いくら年を取ってもある程度から外見が変わらないのはオークも同じ。旅しやすいターバン姿。
旅の神信仰者で旅に便利な秘跡、技術を多く習得している便利な男。裸一貫で無人島に投げ出されてもヌルゲーなぐらい順応できる。
大きなトラブルに巻き込まれやすい運命を持っていて、それとなしに解決する。その際に女性から好意をもたれることもあるが、メスオーク以外はノーサンキュー。
名 前:イートゥエ
年格好:享年十四歳
職 業:姫騎士
三行で:九郎の仲間をしていたデュラハンの少女。一度死んでいるので年を取らない。3m位あるでかい鎧を着ていて、脱げない。
その体躯と不死身の回復力を生かした接近戦と、高度な魔法を習得している魔法騎士である。頭を掴んでぶん投げる技もある。
九郎の協力により鎧を脱ぐことができて、彼への協力と友情を誓う。九郎とはフランクな関係であり、アダ名で呼び合う。
名 前:オルウェル
年格好:二十代前半
職 業:OL→冒険者
三行で:新卒でOLしてたら何故か冒険者になった女性。ただ給料は倍以上に。眼鏡系ツッコミ涙目巻き込まれ役。
特に戦闘に便利な技能は無いが、たまたま見つけたレアアイテムのヴァオウドレスで戦うことができる。基本は賑やかし。
いまいち目的もなく冒険に付き合っている現状に疑問を持つが、割と九郎やスフィが好きになってきている。
名 前:ヴァニラウェア
年格好:年齢不詳老人
職 業:闇魔導師
三行で:意思あるダークマターとダークエネルギーで作られた人間型生体端末。参考にした生物が吸血鬼だったので同じ体質を手に入れた。
世界中のあちこちに出没して、時には勇者に手を貸したり時には九郎に道具を渡したりと謎の活動をしているが、目的は不明。
魔王城戦役に参加。魔王城に仕掛けられたあらゆる防衛システムを一瞬で無力化。その後魔女イリシアと宇宙規模での戦闘を行い、死亡。だが復活するようだ。
名 前:ジグエン
年格好:四十前後
職 業:団長
三行で:傭兵団長だったり騎士団長だったりする、九郎の恩人。豪快に笑って宴会では脱ぎ、ケツにワインボトルを突っ込んで倒れるのがデフォ。
命名神の秘跡[必殺技]を習得していて、自分の武技に大声で技名を叫ぶことで効果を増幅や付与することが可能な前衛戦士。
変人好きでどう見ても少女なスフィも、おどおどしたオーク神父も、どでかいイートゥエも、脱ぐユーリも、身元不明な九郎も仲間に勧誘した。
名 前:ユーリ・シックルノスケ
年格好:不明
職 業:忍術アサシン
三行で:東方の島国からやってきた忍者傭兵。忍術と鎖鎌を使い、戦闘時は頭のメンポオ以外全裸になる裸忍者スタイル。回避力と攻撃力に優れる。
渋い声に真面目そうな態度、そして全裸ではしゃぐギャップから全裸はなにか理由があるのだろうと周りからは思われている。
その実、全裸になると気持ちが高ぶるからという変態な理由なのは知られていない。流派の開祖は別の世界からやってきた鎖鎌の使い手だそうだ。
名 前:ヨグ・フレデリ子
年格好:実年齢不明。自称十七歳
職 業:魔王、引き篭もり
三行で:異世界ペナルカンドに君臨していた、特A級指名手配犯の魔王。異界物召喚士の少女。今は固有次元の引き篭もり。
倫理なきドラえもん。ネズミが出たと云う理由で地球破壊爆弾を使うような危険存在。倒すと神様からメッチャ特典貰えるラスボス。勇者ライブスが栄光を手に入れて王になった。
好物はハンバーガー、ピザ、コーラ。趣味は読書。漫画やラノベも読む。メタな発言をしたりする胡散臭い魔王。
名 前:イリシア
年格好:享年四十代。自称十七歳
職 業:魔女
三行で:落ちこぼれ魔法生徒から魔法使い最強の存在魔女へとクラスチェンジした少女。青髪青目が特徴。体はある程度で不老化したようだ。
インフレ激しい魔法を使用可能。九郎に渡した術符は彼女が作成。付与魔法をメインで使うのは趣味のようなもの。
異世界で死に、江戸に転生しているようだが記憶は殆ど戻らないらしい。だが魂では覚えている筈だ。一人はタマで、もう一人は……
名 前:イモータル
年格好:不明。自称十七歳
職 業:侍女
三行で:ヨグに作られた魂を持つ機械人形にして侍女。なんでもできる亜空間殺法メイド。無表情気味。
亜空間に武器や道具を保管していて必要に応じて使用できる。武器の総数は666種類あったのだが、破壊されるまでに全種類使うことは無かった。
魔王城の戦いでイリシアの援護をし、彼女の自爆に巻き込まれて大破。亜空間で自己修復されているらしいが……。
名 前:クルアハ
年格好:不明
職 業:告死妖精
三行で:誰かが死ぬ時にその者の名を呼んでやり、死後の旅路の安全を司るバンシィ的な妖精。だが逆に名を呼ばれたら死ぬ種族と曲解して恐れられている。
九郎が騎士の頃に出会い、ほぼ無感情だった彼女に接し続けていた。そのうちにクルアハも己の意志で、九郎専用おくりびとになることを決める。
その後九郎を救う為に消滅して妖精の特性で忘却された。だが何故か九郎は彼女をうっすらと思うことがある。