祝福を
おはようございます。
久々のハインです。よろしくお付き合いを。
お待たせしました!
もしかしたら忘れられているうぅ。いやいやそんな、でも間が開きすぎました。すみません!
お待ちの方様、初めての方様、待ってねーよと言う方様お読みください。
久々のハインとノアを。
感想お待ちしてます!
ハインはぽぉと空を眺めた。
(空はいつも青く、時には灰色、色々な色に変化しよる……自由奔放、狡い)
ハインは自身の日頃の身の振る舞いも考えず、空を眺めていた。
ハイン本人も自由気ままに振る舞っているのに……
原っぱに寝そべるハインの頭脇に足が忍び寄る。ハインは足に視線を置くもまた、空を眺めた。
「城から抜けて何を考えてますの? ハイン様」
ハインの見知った甘い声がささやく。
「ああ、ノア」
ハインの顔を覗くノアがいた。
「明日は大変ですね。人界に赴くのでしょう?」
「ああ、母殿と父殿が少々煩いので改めて挨拶を」
(……いきなり子持ちになってしまっうとは。しかも三人も)
先日とのパニシャとの争いで半壊した屋敷を、何も知らないノアの両親が突然、訪れたのだ。
そのとき屋敷は修繕中で、ノアは魔王城に居り、住む者はもちろんもぬけの殻だった。
修繕していたゴブリンがぽろっと、ハインの正体について口を滑らせてしまう。
ハインの『魔法使い設定』は崩れてしまった。
それだけではなく孫も生まれたとあって、ノアの両親は浮き足立っているのだ。
ハインが魔王というにも驚きだったが、孫に勝るものはなく……。
(口軽ゴブリン共め。知られた結果は最悪だが子のおかげで助かったがハアアァァァ)
「ふふ、あなたの姿を知ったら腰抜かすわ」
「腰だけで済むのか?」
「さあ、どうかしら」
ハインとノアは見つめるとそっと口づけを交わした。
長く口づけを交わす二人の横を、たくさんの蝶が祝福するかのように飛び交う。中には微精霊が混じり跳んでおりハインを苛立たせた。
「この光景は既視感だ」
「あら? いつも平然と事に耽始めるお方が今更」
「……量によるわ。おまえがキャノンを生みルーの御子を生んでからますます微精霊が跳ぶように」
「ふふ、そうですの? 私には蝶が舞ってるようにしか視えませんもの」
ハインは唇を歪め瞳にうるうると涙を溜め、ノアの顔をジィ~と見つめた。
「まあ、なんて情けないお顔」
「おまえは知らんのだ、俺は前にここで」
「ネェエ、恥曝したもんネェエエ」
ハインとノアが見つめ合う横に、ヌヌッとレインが現れた。
「原因はおまえだろう」
「人の所為にしてはいかんよハインくん! そもそも」
レインが饒舌に語ろうとするも、ハインに口を塞がれその上、唇は皮膚と同化し閉ざされた。
「~~~~~!!!!!」
「しばらく……そうだな。一週間は黙ってようか」
ニヤつくハイン。
「ハイン様、それは私が嫌です!会話が出来ません。ここで唯一の友です」
ノアは両手を組み、ハインに懇願していた。
「じゃあ、今日だけだ。そしてここから消えろ」
ハインが指を鳴らすとレインの姿は、直ぐさま消えた。
「おまえに免じ、今日だけにしておいてやろう……ほんとうにおまえは可愛い」
「ハインさっ!」
ハインはノアの唇を奪い、押し倒した。
「おまえが記憶を塗り替えてくれるか?」
「え? どのようなことをされたのです?」
ハインはノアの耳元で以前にレインされた催淫(三話参照)のことを話した。
「ふふ、面白いです。でもそれはハイン様が悪いのです。レインは悪くはないわ」
「言うたなノア俺は小馬鹿にされるのは……」
「のは?」
「悪くはないな」
ハインはフッと笑いノアに深く口づけ、舌を淫らに這わせた。
「ノア付き合え、身体が火照ってきた……」
「ッ…………あ」
ハインはノアと眼を合わせ、瞳をのぞき込む。
ノアはハインが覗き込んだ瞳を、瞬きせずに見つめた。
「ふふ、あなたの頭はどういう思考ですの? まったく」
「俺? 脳の半分以上はエロいことしか考えてない」
「ルー様に怒られましてよ?」
「ああそうかもな、そういえば最近ルーに会ってないな」
ハインはぼやくとノアの胸の谷間に顔をうずめ、愛撫を始めた。
「もう、ハイン様ったア……ッア」
ノアが甘い吐息をゆっくりとしている。そして身を悶えさせた。
ハインは満足そうにノアを眺め、事に耽いる。
二人の姿を隠すように蝶の精霊が舞っていた。
ハインとノアは指を重ね、笑い合うと静かに甘い吐息に溺れた。
お疲れ様。
お読みいただきありがとうございます。
いかがでしたか?久々の魔王は?
あまりの久々に「え?続いてたの」と言うお人満載でしょう。ごめんなさい。まだ続きます。でもどこかで一旦終える予定です。何処で終えようかこれも思案中です。
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では次回お会いしましょう。




