魔王と子どもは共同作業をして笑う。
おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
今回、時間が掛かった気がします。
お付き合いお願いします。
足下で小さく動く者の両肩には、魔刻紋が刻まれており、銀の短髪に濃い紫水晶の瞳をギラつかせほほ笑んでいる。
(俺? 幼少期に生き写しだ。子とはこんなにも─。)
「……俺に似るのか」
ハインは思わず幼少期の自分を思い出し囁いた。両肩にあるモノを見て頷く。
その者が持つ魔刻紋はハイン独特の紋だ。
「いやぁ、フフ。息子か」
確認するように、子どもに向かって言葉を放つハインに、応えるように白い歯を見せ陽気に笑う表情にハインはつられる。
「楽しそうだな」
「おおきくなれるとは、おもいも。でも、いまだけのような気も」
子は、呟くとノアをチラ見する。
「母、護るがゆえに───か」
ハインが問うように呟くと、子は無邪気に笑った。
「名前がまだだった気がするが……」
「それだったら、チチドノがいないときにハハドノがつけた」
「ほう、なんて名だ」
「キャノン」
「フーン、意味はあるのか」
「なんでもおおきくのんで、はなて。とんでいけるように。といわれてもね。ボクにはイミわかんない」
「ほお、大きく」
「あと、オばばドノがどうとか」
「!!」
(カノンのcanonを文字化けか……フフ)
ハインは、名の意味を知るとノアを見て含み笑いをした。
子を抱きかかえる。
「軽いな」
「───生まれたてですよ?」
「ああ、そうだ。ハハハハハ」
周りの時間を無視して二人の会話が弾む。
アデルとラスクは、二人を見て唖然とするも辺りの様子を探った後、何も聞かず、そっと会話を耳にしている。
二人を守るように配置についた。
会話をする二人に、苛立ちが隠せない天使が一人いる。
ハインは子を肩に抱き、子は肩に抱かれ、同じ方向を見据える。
「アレが、じいじドノか。いらだつ」
「ムッ、意見が一緒とは、これはこれは」
「チチドノもアレきらい」
「そうだ。嫌いだ」
「ボクもきらい。ハハドノとオオじいじをいじめる。キライ」
パニシャが仕掛ける攻撃は、すべて当たらず、二人の横を通り過ぎていく。
ハインが作った魔法障壁が、パニシャの攻撃を全て流している。
肩を寄せ合う二人は、互いの魔力を協調し合い、大きく膨らませていた。
ハインは、肩に抱く子、キャノンの生気を感じとり、安堵する。
(こいつはこんなにも気持ちがいいのか。ラスクと同じように安心感に浸れる)
ハインはパニシャを見つめ、どうするかを考えているとキャノンがぽそっと耳打ちをする。
耳に入った言葉に、驚きハインの瞳が大きく揺れる。
「出来るのか? まだ小さいぞ」
「からだはチチドノがささえてくれればいい。ね。やろうよ」
首に小さな腕を回し、キャノンはハインに頬をくっつけると無邪気に笑う。あどけない笑顔の前では、魔王もたじろいだ。
念には念を重ね、キャノンに確認をする。
これから行う作業について。
納得したハインは命令する。
「よし、腕を伸ばせ。本当に理解しているな」
「ボクはチチドノのムスコだよ。やだなぁ、できるよ」
二人は、ニヤけるとドヤ顔で、パニシャを見つめた。
気が付いたパニシャは不思議がるが、これから何が起きるかは分かってはいない。
ハインとキャノンは腕を伸ばし、すぐさま呪文を放った。
«炎雷招来混沌黒点渦空儀»
いきなり放たれた魔法呪文にパニシャは、驚くだけで防ぐことも出来ずに、そのまま受けてしまった。
炎雷を放つ大きな球体はパニシャを飲み込むと太陽の黒点を表し轟々と響き、捕らえた身体を包んでいく。
絶大な威力を放つ球体に、アデルとラスクは自分の身を守るので精一杯だった。
風圧は凄まじく、周囲にあるすべてをなぎ払った。ノアの屋敷も例外なく吹き飛び、障壁魔法で守られるノアだが、飲まれそうになる。
気が付いたハインは、キャノンを肩に抱え、急いでノアを守った。
────────二人。
親子の力は大きく、守りたい者、すべてを加護で包んだ。
お疲れ様。
タイトル、〇を増やしました。以後お願いします。ブクマの登録、ポイントの評価お待ちしてます。広告↓の☆をポチッとしていただければ。
感想もお待ちしてます。
ありがとうございます。
※○○○にしたかったのですが、反映が遅いと言うことは何かに引っかかるのですか?○○がいいのか○○○か○○○○どれがいいと思いますか?




