今日の天候は、ふざけすぎだ、危ないだろうが!『晴れ時々槍』だなんて①
おはよう御座います。
こんばんは。
こんにちは。
今日も自分とハインの応援ありがとうございます。そしてお願いします。ではお付き合いを。
ハインは傍らで眠る者の背中を瞳に捉えていた。
ノアの背中の肩甲骨、うなじから腰へと流れる美しいライン。ハインの目の前にある艶めかしい躰は絵画に出てくる裸婦像のように、美麗で。
ハインの心を鷲掴む。
(なんて肌理細かで滑らか肌)
ノアの身体に見惚れ、すり寄るハイン。ノアは背中に当てるハインの鼻先に起こされた。
「ハイン様。おはようございます」
「ン。おはよう。朝からもと言いたいところだが、お腹がすいた」
「ふふ。では、急ぎ朝食を……」
起きたノアの瞼にハインはキスをするとノアは小さく反応を示し、目じりを下げ微笑んでいる。
(ルーもそうだが、ノアも可愛い。朝から身体を弄びたいが今は……)
「いや、俺が作ろう。たまにはいいだろう」
ベッドから離れようとするハインをノアは嬉しさのあまり、押し倒した。
(うれしいです。今まで自分から作るなんて)
ハインはノアが滅多に見せない行動に安らいだ。
(ノアから、襲われるのはいつ振りかな? このまま起きずにいよう── そうだな、身を任せようか)
見つめ合う二人がいた。
「まぁ、作ってくださるなんて……珍しく驚くことをお言いなさいます。空から槍が降ります」
「では、おまえに。俺の持つモノを降らそうか」
「あら? 朝食は」
「あとにしよう」
起き上がることなく口付け、ベッドの上で戯れるノアとハインがいる。
(このまま一日、過ごすのも有りだ)
飽きることなく肌を重ね耽る二人の横に、本物の槍が突き刺さった。
ベッドの布を裂き、舞う羽毛の隙間からノアの驚く顔が覗く。
「あっ─っ!」
ハインに股がっていたノアが、身震いと共に顔が青ざめ、胸の上に倒れた。
ノアの身体を受け止め、ハインはノアの髪をかきあげ、ぼやいた。
「怒っているからとなにも、槍を刺すことないだろうレイン。何、交ざりたい?」
「ハイン……いや、魔王よ。あの小僧は何だよ。胸くそ悪い、マセすぎもマセすぎだろう。アイツ~!」
「?! ハァ、ラスクめ……」
レインが牙を出し、徐に顔を歪めた。原因がラスクだと薄々感づいたハインが言葉をつき、ノアを胸に抱きかかえ起き上がった。
「何? ガキに胸揉まれたか? あと、度が過ぎることでもしたか? アイツは」
(まぁ、まだお子ちゃまだからカゲキなことはしないと思うが、レインの怒り方が尋常ではない。淫魔だからイヤラシいことは大概なれているはず)
ハインの言葉を聞くと耳まで赤くなるレインがいた。手にしていたモノを後ろに放ると泣き出した。
レインが放った突槍は壁に突き刺さった。
「ハイン──。何なの、アイツ。人間の子供だからと手を抜いてやったのに、催淫も淫夢も魅惑も効かない! それどころかあちこち触りやがったぁ~! 僕のプライドが~~~~むかつく!!!!」
「ヨシヨシ」
(サキュバスは子どもにも淫夢を見せるのが厄介だな)
ハインはレインの頭を撫で、彼女の気を静めつつ、頭の中は術が通用しないラスクの気丈さに感心していた。
(ん~。レインにすまぬことをしたな。だがあのガキ、ラスクは思った以上だ)
ちょっとした逸材に喜ぶハインがいた。ただしラスクのヤンチャが過ぎ、他の者に迷惑を掛けているのかと思うと気が気でない。
「ウウム、今すぐ、叱りに戻りたい気分ではあるが、今はすまぬ。愉しむ!」
ハインは気を失っているノアと一緒に二人を包んでいた布をベッドに広げ、身体を潜らせた。
二人に苛立つレインは、寝込みを襲う。
「あー。ずるい。もう、怒った! 交ざってやる。君以上に娘に催淫をかけ、私の物にしてやる。ハイン、思い知れ」
二人でノアを奪い始めた。
ノアは相次ぐ二人の攻めに、疲れ始めるも熱い吐息を洩らし、瞳から涙が溢れる。
「もう、こッ……れ以上は……駄目」
ノアがハインにしがみ付き激しく悶え痙攣を起こした。ハインが首筋を指でなぞるだけで大きく腰を浮かす。
身体をビクつかせ、ノアは意識を混濁させ眼を閉じ、果ててしまった。
レインはもの憂げにノアを眺めた。
「……ノアが、潰れちゃった。どっちの勝ちか解んないや」
「いや、俺だな。レイン、お前も息が荒いぞ、そして熱い。それにほら、なぞるだけでお前も」
「……やっ……ハッン……」
「ほら。だが、まぁまぁの勝負だと思うが、一週間言うことを聞いて貰おう」
レインは息が荒く、肌をピンクに高揚させた。レインの腹に触れ、ハインが不敵な笑みを浮かべ、臍の真下、下腹部を指でスススとなぞり、惰淫紋を描いている。
「さぁて、暫くは、愉しめそうだ」
笑うハインにレインがますます顔を赤らめ怒るが、動くたびにチリチリと何かに反応しては身体をくねらせた。
悔しい表情を浮かべるレインに対し、ハインは指を咥え、妖艶に、美しい髪を靡かせ命令を降す。
「では、遅い朝食を」
「朝食? この僕が作るのか?」
「ノアが潰れているのだ。おまえ以外誰がおる?」
納得いかないレインは渋々文句言いながら、エプロンをつけた。
「似合うぞ、レイン。可愛いな」
ハインがレインの耳を噛み、囁く。さすがの淫魔も魔王の呪力と言霊には勝てず、腰を抜かしヘナッてしまう。
「起き上がれないか?」
「そっ、そんなこと!」
レインは頬を赤らめ気丈に振る舞い起ち上がるが足は、子鹿のように震えていた。
ゆっくりと壁を伝い歩くレインをハインは無邪気に笑う。
「ハハハ、ほんと可愛いなレインは」
(さて、ノアはこのまま寝かして、レインを手伝ってやるかな?)
ハインが起き上がり、ローブに袖を通しているとまたスピアが飛んで来た。しかし飛んで来た槍はレインのものではない。
ハインは誰が差し向けた鋒かを知ると口角を上げ笑う。
「今日は晴れ時々槍か」
突槍を片手でを受け取り、ハインは嘲笑した。
「悪魔大神官、グレイよ。お前も愚痴か? それとも何だ。文句か」
「よくお解りで、魔おおおっとっと」
ハインはグレイの口を手で塞ぎ、睨んだ。グレイがハインの元に現れたのも、ラスクが原因であった。
理由を知るハインは咳払いをする。
「コホン、揃いも揃ってラスクに好いようにされるとは、まったく」
グレイが、ハインの前で跪き、頭を垂れ詫びている。
「申し訳ありません。少々手を妬いております。ご教示を」
「ッ! たく。まぁ、ある程度予想はしていたが軽く灸を据えるか」
ハインに屈し、ハインの指示を待つグレイを仰いだ。
「グレイ。レインを手伝え、俺とノアに上手いパンケーキを作れ。蜜は採れたての出来たてな。あっと、ノアは花の蜜で俺、樹の方な」
「えええ、そんな。私の不器用さを知っておいでなのに」
「だからさ、美味しいのを頼むぞ。失敗したら」
「ハイン様?!」
「俺は小僧を〆に城に戻る」
服を整えたハインは指一つで、魔王城へと飛んだ。城に戻る途中グレイをどう甚振るか考え、身震いするハインがいる。
(ああ、いつも煩い彼奴を弄る面目が出来た。楽しいぞ。嬉しいぞ。何して折檻しよう)
想像するだけでうち震える、ハインがいた。
お疲れ様。ありがとう御座います。どこまで表現していいかいつも悩みマス。ノアなどもっと攻めたいですが。どこまでが⑱なのか。こんな自分をブクマ登録と下の下の方にある☆でさらなる応援お待ちしてます。ありがとうございます。。




