母国に帰還!
____自分と同じ、大量の獣人が歩くのを見ながらため息をつく。
「はぁ、どうしよ……リュウトさん」
私は故郷である、アバレー王国に来ていた。
「後から合流するって言っても少しかかりそうですし」
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《時は遡る》
「アカネ、お前だけ先にアバレー王国に行ける事になった」
「えぇ!?」
ギルドの受付から帰って来たリュウトさんは開口一番告げる。
「どうやら、人間と獣人だと手続きが違うらしい、獣人は今すぐでも転移できるみたいだ」
「でも、私1人で大丈夫でしょうか?」
冒険者として狩りに行くのに1人で行くのは良いとして、今回は1人で別の国に行くのだ、現地での交流や色々な事をするのには狩りとは訳が違う。
「あぁ、今のお前なら大丈夫だろう、それにすぐに俺たちも合流できると思うし、先に行って色々と調べていてくれ」
「分かりました……あれ?あーたんは?」
「あーたんは魔物として登録してるからな、獣人じゃないから、それはそれで別の手続きがいる」
「はい……」
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と、言うわけで私が先に転移して来ました。
「悩んでいても仕方ありません、先に来たんだから出来る事をやっときますかね」
リュウトさん曰く、妹ちゃんはこの国にいるらしい。
その手掛かりでもリュウトさんたちが来るまでに見つかれば良いんですが。
「とりあえず、宿から探しますか、えーっと、たしかこの辺に__」
ギルドでオススメの宿の場所は聞いて、この辺だと言ってましたが……あれ?
「おいおい、いいだろ?ちょっとだけだから」
「こ、困ります」
獣人達のほとんどは人間より耳が良く聞こえる。
周りも聞こえてる人は居るはずだが、助けに行く様子も無く、聞こえないフリをしているのは、こういう事が日常茶飯事だからだろうか?
ちなみに、リュウトさんはこう言うのを聞くとすぐに現場に向かう。
何故かと聞くとこう答えるのだ……「困っている人を助けるのはテンプレだから」と__
「私もテンプレって奴に従ってみます」
急いで声の元に向かうと路地裏に男の獣人3人と____あれ???
「ひめちゃん!?」
「え!?もしかして……アカネちゃん?」
そこに居たのは私の古い友人でした。




