十二、砂場②
前の話から月日は巡り、語り手は大人になっています。
そして、帰省の折に例の公園に向かった娘が、何者かに足を掴まれるのです。
足首にクッキリと残った手形というのは、怪談話においては定番のオチかもしれませんね。
しかし、この話はそれだけでは終わりません。
なんと、娘の他にも複数の子供たちが砂場で足を引っ張られているというのです。
これ、自分の身に実際に起きたらと考えるとかなり嫌ですよね。
前の話だけであれば、記憶違いやイマジナリーフレンドなど理由を付けて自分を納得させることができたはずなのに。
いまだに怪奇現象が続いているという事実が、そんなわずかな希望さえ許しません。
子供の想像力は本人たちが思っているより貧弱なので、予想もしていなかった結果になって兄弟や友達にケガをさせてしまうこともあります。
そうして学びながら大人になっていくのだとはよく言いますが……。
些細なイタズラから、その先数十年に渡って砂場を陣取る怪異を生み出してしまうことになろうとは。
皆さんには、つい出来心からやってしまって、取り返しのつかない結果になったイタズラの記憶はありますか?
下書きに入ったまま存在を忘れておりました(汗)
小説の中でも長い年月が流れましたが、現実でも長い期間が空いてしまいました。
お待ちくださっていた方々、本当に申し訳ございません!




