6話 思った通りきれいな女
「頭!荷車が来ますよ」
「久々だな。どれどれ」
木々の間から薄汚れた男たちが山道をみた。そこには荷車が2台と男が8人、そして女が1人馬に揺られていた。
「あの女…別嬪そうじゃないか」
「へへへ!頭もそう思いました」
知らせに来た男は下品に笑った。頭と呼ばれた小太りで体格の大きい男も同じように笑ってもう一度下をみた。
「半分以上かくれちゃいるがあれは別嬪だ」
「やりますか!頭」
頭を囲むように男たちが集まり襲うのが楽しみだというようにたっていた。
「よしゃ!男はいうまでもなく皆殺しだ。荷車と…女をてにいれるぞ」
ニブル山脈の盗賊は獲物を手に駆けおりていった。別嬪は別嬪でも別嬪違いである可能性はみじんも考えずに・・・己の欲望に忠実に
「くるぞ」
クロークはすでに盗賊の姿をその目にとらえていた。もちろん駆けおりて来るのも見えていたため、静かにヘイルダムたちにつたえた。
逃がしてはもともこもないためヘイルダムたちは剣をぬく準備に行動をとどめた。
「あんたらには悪いが死んでもらうぜ!」
頭が道に降り立った瞬間のたまった。
「そこの女はいただいていくぜ。思った通りきれいな女だ」
頭は正面から見上げみたクロークをみてついてると嬉しくなった。こんな美人は滅多と拝めない、それを汚すことができるなんて素晴らしいことだと。クロークは馬から降りた。音もなく降りる姿はまさに女神と言わんばかりである。
クロークは頭を見つめるとふわりと微笑を顔に浮かべると優しく呪文を念じた。頭や盗賊はその笑顔に気をとられて反応が遅れた瞬間、盗賊たちの足場が崩れ脚をとられた。
「たたみかけろ!」
ヘイルダムの声にわっと部下たちがわたわたしている情けない姿の盗賊におどりかかった。そこからはあっという間に盗賊は捕縛された。
「ちくしょ!女!お前は魔術師だったのか!」
頭が悔しそうに地についた顔から視線を投げた。クロークはそれに対して一瞥くれるだけでなにも答えなかった。荒れくれた道をもとに戻すと無言で馬に騎乗するとヘイルダムをうながした。
「村に戻るぞ」
ヘイルダムの指示に部下たちは捕縛した盗賊を荷車に押し込み来た道をひきかえした。ヘイルダムは無言のクロークに声をかけるか悩んだ。
こういうときのクロークは大概機嫌が悪いとわかっているからだ。
「閣下…なにに怒ってらっしゃるのですか」
「…怒ってはいない…気にくわなかっただけだ」
クロークは下品な盗賊の言葉に虫酸がはしり不機嫌なのであった。嫌々であるが女装した。それでも部下や村のものたちは似合うと褒めちぎってくるが盗賊のように欲情の目を向けなかった。
ー気分が悪い
これ以上は聞かないでおこうとヘイルダムは決め馬を走らせた。
きちんと女性に見られてよかったですねwという気持ちになりながら書きました。
お姫様にはもう慣れない外見なのです。
ここであれですが
クロークは竜の姿が本当ですがこの人の姿も本当といえるのです。
良い顔にしているのではなくイデアによってクロークという存在が固定化されなにになってもクロークとして現れる。
まぁ、簡単に言えば竜の中でも顔がいいから人の状態でも顔がいい




