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この作品には 〔ガールズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約6年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

まお→じぇいしい!

作者:言花月
 誰よりも強く、誰よりも慈悲深い、わたしの親友でもある魔王様は、魔王城で誰に迷惑をかけることもなく、ひっそりと暮らしていました。

 しかし、魔王の座を狙うため、魔王様の配下である魔族が裏切り、富と名声に目が眩んだ勇者パーティーと結託。魔王様を討伐せんと、魔王城へ殴り込んできたのです。

 魔王様は裏切り者や勇者パーティーなど余裕で返り討ちにしましたが、その優しさのあまり、彼らに情けをかけました。そこにつけこまれた結果、魔王様はわたし共々、時の狭間に幽閉されてしまいました。

 魔王様は時の狭間から抜け出すために禁術を使いましたが、その代償は大きく、慈悲に溢れた眼差しを持つ凛々しい男性から、お人形のように愛らしい女の子へとジョブチェンジを果たしました。

 しかも、時の狭間から出た世界は全然違う世界で。わたしたちがたどり着いた世界はいわゆる、現代でした。スマホ、半端ないですね。

 新世界で魔王様は豆腐メンタルを発症。女の子になったことでいじけてしまい、魔王を引退すると宣言。この世界では、今度こそ目立たず、粛々と、波風立てずに生きていきたいと自身の胸中を吐露されました。

 なので、わたしたちはこの新しい世界で、とりあえずは学生として、生きていくことにしました。

 これは、バッドエンドの、その先の物語なのです。 

 (レイの日記より抜粋)
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