9話 寝てませんよ、私眠らせたら大したもんですよ(zzz)
ぜんぜん進まねぇ…
編集しないとなぁ
「「どーもー」」
二人は小走りで舞台の中心に立つ。もう逃げられないという緊張感で言葉ではない別のものが出そうだったがぐっと堪えてカイセが切り出す。
「いやー最近はどこも物騒ですねー、特に女の子は暗い道には気をつけないといけないよ、リリアさんは何か気をつけてることある?」
「私はトランクスよりブリーフ派」
それ次の発言に対するボケェェェェェ!このボケェェェェ!!
「な、なるほど、ブリーフ派の男に気をつけている、ということですね?」
なんだこの流れ。なんで道を歩く危なそうな男がトランクス派かブリーフ派かを気にしてるの?
しかし流れを戻さなければ!
「僕が気をつけてるのはね、この死んだ目でいわれのない被害を訴えられることなんですよ。まだ何もしてないのに通報されるんですよ?気の毒じゃないですか?」
さぁ流れを戻せ!リリア!
「カイセはブリーフ派」
「お前、ナチュラルに俺を気をつけなきゃいけない人にカテゴライズするのやめろ。ボケのフリして言いたいこと言ってるだけだろ!あと、俺はトランクス派だ!」
「公衆の面前で自分のパンツの種類を叫ぶのはやめて、この変態」
「…あれ?何で罵られたの?…」
「大体、あなたが本当にトランクス派なのかも疑わしいわ、ねぇお客さん。」
いや反応ないだろ。聖女様はこの大会が始まってから一度も声を出してないんだぞ?
「その通りだと思います」(裏声)
「いや喋ってるのお前じゃん!!どんだけ引っ張るんだよ!!」
「その通りだと思います。」
明らかにリリアとは声帯の違う声が聞こえた。
聖女が動きだした。
そしてこの世界での冒険も動き出す。