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Psycer Brain ─ 神に抗え。その力で運命を変えろ。─  作者: n217 (嘯江 新«ウソブエ シン»)


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第47話「崩壊への序曲」

Az・Genesis最深部


赤い警報灯が激しく点滅する。


《EMERGENCY》


《Genesis防衛システム起動》


施設全域に重低音が響く。


天井や壁が変形し、無数の自律迎撃兵器が出現した。


ソウヤは構える。


「来るぞ!」


イレイダは刀を抜き放ち、ソウヤの前へ出た。


「ソウヤ。」


「雑魚は私が片付ける。」


ソウヤは頷く。


「分かった!」


「俺は間宮を止める!」


防衛システム


迎撃兵器が一斉に襲い掛かる。


イレイダは地面を蹴る。


「遅い。」


一瞬で敵陣へ踏み込み、刀を振り抜く。


カイザーインパルス!!


閃光が一直線に走り、自律兵器をまとめて両断する。


さらに能力によって強化された蹴りが鋼鉄の装甲を粉砕する。


ソウヤは思わず笑う。


「相変わらず派手だな!」


イレイダは鼻で笑う。


「まだ準備運動だ。」




第二班


地下研究区画。


結衣たちは救助を続けていた。


タジが端末を操作する。


「救助対象はあと二十七人!」


「データの回収も終わる!」


雛儀が前方を見据える。


「敵が来る。」


その直後、重武装した警備部隊が姿を現した。


柚季が空へ舞い上がる。


「上から援護する!」


夢幻は呪詛を展開し、敵の動きを封じる。


小雨が静かに囁く。


「……眠って。」


先頭の兵士たちが次々と倒れていく。




間宮トオル


Genesis中枢。


間宮はゆっくりと立ち上がる。


「これで終わると思ったか。」


Genesisから能力エネルギーが間宮へ流れ込む。


能力圧がさらに上昇する。


惣一が静かに分析する。


「Genesisそのものを能力増幅装置として利用している。」


間宮は笑う。


「私はこの施設と一体になった。」


「ここでは、私が神だ。」




ハルシオン


ハルシオンでは、フランがGenesisの異変を見つめていた。


ベルソルトが報告する。


「艦長!」


「施設の崩壊が始まっています!」


フランは即座に命令する。


「全艦、救助体勢。」


「崩落に巻き込まれる民間人を最優先で保護する。」


「了解!」


巨大なハルシオンがゆっくりと降下を始めた。




エピローグ


Genesis最深部。


間宮は狂気に満ちた笑みを浮かべる。


「もう誰にも止められない!」


その瞬間。


施設全体が激しく揺れる。


しかし、その揺れは間宮の想定したものではなかった。


謎の青年が静かに空を見上げる。


「……封印が悲鳴を上げている。」


その言葉と同時に、Genesisの中心部に大きな亀裂が走る。


バキィィィン!!


青白い光が地下から天へと突き抜けた。


世界各地の能力者が、その異変を同時に感じ取る。


そして遠く離れた場所で、デウスは静かに目を閉じて呟いた。




「始まったか……。」




彼の視線は、ただ一人――ソウヤの未来を見据えていた。




第47話 完

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