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Psycer Brain ─ 神に抗え。その力で運命を変えろ─  作者: n217 (嘯江 新)


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第45話「封印」

Az・Genesis最深部


ゴゴゴゴゴ……。


巨大な封印扉がゆっくりと開いていく。


溢れ出す能力波により、施設全体が震え始める。


タジ達からの通信が入る。


「惣一さん!」


「能力波が急激に上昇しています!」


「このままじゃ施設そのものが崩壊します!」


惣一は冷静に答える。


「第二班は救助を最優先。」


「研究データも可能な限り回収しろ。」


「了解!」




間宮トオル


間宮はGenesisの装置の前で両腕を広げる。


「見たまえ!」


「これが人類の進化だ!」


ソウヤは一歩踏み出す。


「違う!」


「これは人を苦しめて手に入れた力だ!」


間宮は笑みを崩さない。


「歴史とは犠牲の上に築かれる。」


「私はその歴史を完成させる。」


イレイダが刀を抜く。


「ソウヤ。」


「話はもう十分だ。」


ソウヤは頷く。


「ああ。」


「止めよう。」




第二班


施設内では、結衣たちが能力者たちを避難させていた。


結衣は治癒能力で負傷者を癒やし、柚季は飛行能力で子どもたちを安全な場所へ運ぶ。


小雨は暴れる能力者を眠らせ、雛儀は迫る警備兵を迎え撃つ。


その間、タジと夢幻は研究サーバーへ侵入していた。


「暗号解除……完了!」


大量のデータが画面に映し出される。


夢幻が一つのフォルダを開く。


《Project Genesis》


さらに奥には、閲覧制限付きのファイル。


《Project AZ》


皆が息をのむ。


「これ……。」


「Azの名前の由来じゃない!」


さらに表示された資料には、いくつもの名前が並んでいた。




間宮トオル


オールドマン


一 仁


北条セツナ




夢幻は静かに呟く。


「間宮ですら……。」


「ただの管理者なのか?」




ハルシオン


ハルシオンではフランが地下の能力波を見つめていた。


ベルソルトが尋ねる。


「艦長。」


「あの反応は……。」


フランは静かに答える。


「封印が緩み始めている。」


「Genesisは兵器ではない。」


「数多の能力念を蓄積し維持、封印する装置だった。」


艦橋に衝撃が走る。


ヴァフズルーズが目を見開く。


「では間宮は……。」


「放出させようとしている。」


フランは帽子を深く被り直した。


第45話 完

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