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ファンタジー小説の参考文献

参考文献を追記。

ハイファンタジーを構成するイメージの補完に。


ここで紹介するのは資料の一部です。中にはあまりファンタジーには関わりのなさそうなものもあると思います。どういった物語を描きたいかによっては、有用だと思われます。

著者名は敬称略とさせていただきます。


今後もちょくちょく追記していくかと思います。

まずは《隠秘学》に新たな1冊を紹介。


『交響するイコン』追加。

 《神話・伝承》


『ギリシア神話(上・下)』 呉茂一著。 新潮文庫。


『ギリシア・ローマ神話辞典』 高津春繁著。 岩波書店。


『イリアス(上・下)』 ホメロス。 岩波文庫。

『オデュッセイア(上・下)』 ホメロス。 岩波文庫。

 この2つの古典は読んでおいたほうがいい、と勧められたのでここに記載。

 古代ギリシャの雰囲気も味わえます。


『中世騎士物語』 ブルフィンチ作。 岩波文庫。

 この作品はアーサー王伝説などの英国神話の物語です。ランスロットやマーリンなど、聞き覚えのある名前が多く登場します。


『アーサー王の死』 T・マロリー著。 筑摩書房。


『北欧神話と伝説』 グレンベック著。 新潮社。


『エッダ──古代北欧歌謡集──』 新潮社。


『世界の神話──万物の起源を読む』 大林太良編。 NHKブックス。


『ギリシャの神話と儀礼』 ヴァルター・ブルケルト著。 リブロポート。

 この本は歴史資料から得られる情報の扱い方や、伝承がどのように伝わるかといった、変わった面を知ることができるでしょう。

 神話や伝承、宗教的な物語や宗教儀式の心理的側面などについての知見も得られます。


『世界の神話伝説』 自由国民社。

 手軽に世界各地の神話を知りたい人向き。スラヴ(ロシア)やインドの神話伝説についても簡潔にまとめられています。もちろんギリシャやケルトについても書かれています。


 《宗教関連》


『グノーシスの宗教』 ハンス・ヨナス著。 人文書院。


『ナグ・ハマディ文書』 荒井献・大貫隆。 岩波書店。


『悪魔の事典』 フレッド・ゲティングス著。 青土社。



 《隠秘学オカルト


『妖術師・秘術師・錬金術師の博物館』 グリヨ・ド・ジヴリ著。 法政大学出版局。


<象徴哲学体系> マンリー・P・ホール著。 人文書院。(以下が本のタイトル)

 Ⅰ『古代の密儀』

 Ⅱ『秘密の博物誌』

 Ⅲ『カバラと薔薇十字団』

 Ⅳ『錬金術』

 の4冊からなる隠秘学の象徴について書かれた本。その第1巻には多くの宗教や神話に登場する寓話ぐうわなどについて、心理学や哲学の視点から説明されています。

 象徴の意味や照応性について考える、新たな発想の手引きとなる書物かもしれません。

(ホールの書いた『人間 密儀の神殿』もおすすめです。かなり難解ですが)


『交響するイコン』 ジョスリン・ゴドウィン著。 平凡社。


 図解の多い本。十七世紀の神秘主義者ロバート・フラッドの研究を中心に、さまざまな秘教オカルトに関する知識について書かれた本。

 前記の<象徴哲学大系>よりも手に入れやすく、広範な知識についての想像力を養えるでしょう。

 人間と宇宙の照応やカバラなど、科学とは異なる思想的観点からの世界観を知る一冊としておすすめです。


 《ファンタジーについて書かれたもの》


『ファンタジー文学入門』 ブライアン・アトベリー著。 大修館書店。


『ファンタジーの冒険』 小谷真理著。 ちくま新書。

 この本で紹介されている作者や作品を学ぶのにいいと思います。ファンタジー小説の源流を知るにもいいでしょう。



《説明》


 岩波文庫には神話関係の本も多いです。何より岩波書店の本は文学から哲学まで、学びの基礎を支える書物にあふれています。おすすめです。



 宗教関係はキリスト教(聖書)からの引用など、触れる機会は多いでしょう。岩波文庫から『出エジプト記』などが出ています。

 グノーシス関連はキリスト教と関係性が深いので、キリスト教を違った視点から学ぶことができるでしょう。


心理学とか社会学とか。そうした専門書も世界観を書くときの奥行きに必要だと思います。中世の人々の生活などについて調べるのも有益です。

「ナーロッパ」などではないリアルな世界観を演出するには、広範な知識も必要になるでしょう。──まあ読者層によりますが。


個人的にはC・G・ユングやルドルフ・シュタイナーなどの本もおすすめします。かなりマニアックですが。

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