表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
コスモゾーンA章 舞い散る閃光の無限神生。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

6306/6379

25話 イカれた女神と壊れたヒーロー。


 25話 イカれた女神と壊れたヒーロー。


 シューリとセンエースの関係性は、一言で言うと、なんでもない。

 シューリは、プライドが高すぎる。

 仮に、そのプライドの高さにタイトルをつけるなら、『シューリ様は告らせたい』といったところ。


 ――ゆえに、センは、シューリが自分に『特別な感情』を抱いているという事に気付いていない。

 センは決して、鈍感系主人公でも難聴系主人公でもない。

 単純に、シューリのポーカーフェイスが上手すぎるだけ。

 そして、極端にプライドが高すぎるだけ。

 それでも、これまでに何度かは、『センへの想いが溢れすぎてしまった事』もあるわけで。

 ゆえに、センは、何度か、


『あれ? 俺、もしかして、シューリに好かれてる?』


 などと思いそうになった事はあるが、

『いやいや、あの女が誰かを好きになるとか、ないない。もし、あの女が誰かに好意を持つような異常事態が起こったとしても、その対象は、俺みたいな、しょうもないヤツじゃない』

 と即座に考え直してしまうため、結果、二人の関係性は平行線。


『命を助けてもらったのは事実。特別中の特別で、何かお礼をしてあげてもいい。さあ、心を尽くして敬意と感謝を捧げながら願いを言うといい。なんでも叶えてしんぜよう』

『マジでか。じゃあ……』


 『なんでも叶えてあげる』。その言葉は、プライドの高いシューリからすれば、最大限の譲歩。もし、求婚されていたら余裕で受け入れていた。

 というか、求婚させるための譲歩だった。

 プロポーズを受け入れる準備は万端だった。

 しかし、あのアホ『センエース』が言ったのは、


『俺に何かあった時は、ゼノリカのトップを引き継いでくれ』


『は? なんて?』

『いや、だから、ゼノリカを――』

『本気で、そんなくだらない事に、唯一最大の特権を使う気か? このあたしが! なんでも言う事を聞くと! 言っているのだぞ?!』

『お前からしたら現世の統治機構なんて、そりゃあ、下らないだろうぜ。だが、俺には――』


『死ね、クソバカ鈍感クズ野郎』


『ぇ?』

『ん? なんでちゅか? オイちゃんは、何も言っていまちぇんよ?』

『いや、今、死ねって……あと、なんで、赤ちゃん言葉に戻った?(どうやら、ゼノリカを継ぐのがマジでイヤらしい。そこまで嫌がらんでも……)』


 『対シューリ』だけではなく、センエースの女性関係は、全部コレ。

 結果、ずっと童貞。つまり、結局、センが悪い。


 ★


「――すまん、すまん。ゾメガの報告、どうでもいいことまで報告してくるから、いつも長いんだよ。『信用しているから、報告はテキトーで良い』って言ってんのに、なんでか、毎回――」


「オイちゃんと一緒にいるときに、他の女の話しないでくだちゃい! ぷんぷん!」


「……ゾメガは男です、姉さん。てか、めんどくさい彼女ムーブは勘弁してくださいよ。彼女いない歴=年齢の俺じゃあ、その困難をさばくのは無理ゲーなんすから」


「姉さんだなんてなれなれしい! オイちゃんのことは女王様と呼びなちゃい! この豚野郎!」


「やっぱ、俺、お前のこと嫌い。いくらなんでも、ここまで性根の腐った女は愛せねぇ」


 ――こうして今日も二人の関係性は平行線。

 プライドが高すぎて素直になれない女神と、

 色々勘違いしているヒーローの恋愛模様は、

 破格にアナーキーでルール無用の五里霧中。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヒーローごっこをしていただけなのに、気付いたらカルト教祖になっていました また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
プライドが高すぎて告らせたいのに、結局死ねクソバカって本音が漏れちゃうシューリが可愛すぎます。
ふと思ったけど、センさんまあまあ鈍感系主人公じゃね? そりゃアダムとかの過剰に言ってくる相手は流石に気づいてるけど、田中家の件とか全然気づいて無かったし
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ