26話 本当の最終決戦。
26話 本当の最終決戦。
センキラーは、こめかみを押さえながら、乾いた笑いを漏らす。
「……いくらなんでも、未来を計算しすぎじゃない? ちょっとした数学オリンピックのチャンピオンぐらい計算しまくってんじゃん。……つぅか、蝉原なら、俺の中にいるんだけど」
「そっちは純粋理性蝉原だね。俺は狡猾破壊衝動蝉原だよ」
「……御兄弟が一杯いらっしゃるんですね」
その言葉に、蝉原は、にこりと笑った。
だが、その笑みは、好意ではなく、破滅を約束するものだった。
「バーチャなんかがラスボスなワケないだろ? ここからだよ、センくん。君が本当の地獄を経験するのは」
センキラーは、力なく肩を落とし、絞り出すように言った。
「さっき、めちゃくちゃしんどい本当の地獄を経験したばかりなので、できればご遠慮いただければと――」
そんなセンの弱音をシカトして、
蝉原は、
「ただの融合だと、ニャルドライブで剥がされるからねぇ……ベースは完全に俺一人だけにして、他の要素は全て装備品として使わせてもらう。数値はだいぶ劣るけど……まあ、単騎としては最強格になれたかな。俺はバーチャより強いよ。流石にね。というわけで、センくん。タイマンしないか? もし拒むなら、この世界を終わらせる」
そこで、蝉原はアイテムボックスから魔カードを取りだして躊躇なくやぶる。
「……これは、原初魔カード『運命』。その効果は、強烈な運命のアリア・ギアスを世界に刻むことができるというもの。俺との『タイマン』で、もし、君が勝てなければ、ちょっと前、君にあげた原初魔カード『地獄』が発動し、この世に存在する全員が死ぬ」
さらさらと、原稿を読むみたいに、
「……原初魔カード『地獄』は、その絶大すぎる効果ゆえに、発動させるために、原初魔カードを使う必要があるんだ。厄介だろ? けど、その分効果は大きくなる。絶対にリリースが必要なカウントダウンみたいなもの……といえば、ハンタ〇ハンター大好きなセンくんには伝わるかな?」
「いい加減、イラついてきたぜ、蝉原……俺は、お前が『どうしても王になりたい』『頑張って世界に尽くしたい』と言うから、これまで色々と我慢して、宰相の立場に徹してきたが……もう我慢の限界だ」
「色々と記憶がねじ曲がっているようだね。しかし、ついに、その冗談を諦めてくれるようで何よりだよ」
「ぶんなぐって、ボッコボコにして、ぐっちゃぐちゃにしたあとで、改心させて王にさせちゃる」
「……すごいね。本当に、君は、何も諦めないんだね」
しんどそうに溜息をついてから、
「じゃあ、やろうか。今度こそ……本当の……最終決戦だ」
ついに、本当の本当の最終決戦!
予告!
明日の朝、何かが凄まじいことが起こる!
明日の朝の1話目で、いったい、何がどうなるのか、ぜひ予想してみてください(*´▽`*)
舞い散る閃光「原初魔カード地獄が誤作動を起こして全員死ぬデビ〇マンエンドに17ペリカ」




