設定集Ⅲ
【序節】
◯索引詠唱型魔術
序節の中で「女」が使っていた魔術の詠唱方式。
一度発動したことのある魔術を自分の中で関連付けて術式を省略するテクニック。
例えばこれ、
「task-2,wake up,INS-SWORD EQUIPMENT with magical enchanting, set elements To IMMORTAL For Enemy, and To Patr Resolution For self.」
人によって詠唱方式はだいぶ変わるが、彼女の場合はじめにtask-Noを宣言することで、術式を省略している。Task以下は詠唱英語。
【第一節】
◯視覚魔術
そのまま。視覚に影響を与える魔術の総称。
【第三節】
◯協会のシンボルマーク
正三角形の頂点上に正三角形がそれぞれ配置され、上の三角形には北極星が、右には月、左には太陽が描かれている。正三角形の外接円は二重円になっており、円と円の間には、最古と考えられる魔術詠唱文が書かれ(省略されることもある)、円の中心には炎が描かれる。
このマークは原始魔術を表したものである。
まだ魔術が、魔術として認識されていない時代、もっとも早い時期から使われた魔術様の術は操火術であった。火を使うようになった人類は、時には制御できないその火を統御しようと考えるようになった。そうして操火術が生まれた。これは協会から最古の魔術として認定されている。円の中央の炎はこれを表している。
次に三つの三角形は三大原始魔術を表している。
天恵術、操火術、呪術である。
それぞれ北極星、太陽、月に対応している。形が三角形であるのは、三角形が古来より勢力均衡の形であると考えられていたためである。頂点に存在する天恵術は古代、人々が最も重要としていたものである。すなわち、雨乞いや豊穣を祈る儀式のことで、古代の人々の生活に密接に関係していた。強く輝き、光と暖かさをもたらす太陽は火の象徴とされることもあった。操火術は太陽の存在が重要視され、火による明かりが必要な夜は太陽が出ず重要性と矛盾していたが、それは絶対に理と考えられていて、夜になって火を起こすことは少なく、日中、日が暮れるまでに火を熾しておいた。月は負の象徴で人を呪う呪術において重要視されることが多かった。月は負のエネルギーを夜の間地上に送ることで夜の暗闇が生まれると考えられていた。そして太陽が昇り浄化されるのである。月の負のエネルギーは人間の感情のエネルギーも増大し、相手を呪い殺すことも可能とされていた。
二重円とその間に書かれた詠唱文は、魔術の三大要素を表す。二重円が魔術陣を、詠唱文はそのまま詠唱を、そして円自身が魔力を表す。魔力が円で表されるのは、魔力が世界を多い流転するものであると考えられているから。また、絶対の理も表している。(ちなみに書かれている詠唱文は協会の記録にある、ラテン語で書かれた最古の魔術術式であると言われているが、じっさいのところ詳細を知っている人間はおらず、文章が暗号化されているため意味がわかるものもいない)
◯特A級魔術師=上級魔導師
協会における魔術師のランク付けの内、上位に位置するもの。ごくごく一部の人間にしかこの位は与えられない。
◯転生術
協会からB類禁術指定をされている魔術。B類禁術指定は、術の使用だけでなく研究も禁止とされている魔術である(A類は使用のみ禁止だが、実際のところ暗黙的に研究も禁止なので差はない)。
魂を持続する術としての理論魔術であり、まだ仮説の段階。
一つの人体での生命維持の限界から、別の素体を用いることで魂を持続させようとしたが、成功例もないまま禁術指定にされた。
◯魔術聖地
教会の方が指定している聖地とは別に、協会が独自に指定した土地。聖地に選ばれるにはいくつかの条件がある。例えば、魔力の濃さや質などである。日本では、富士山麓、青木ケ原樹海など十数か所が認定されている。
【第四節】
◯自然結界
人為的にではなく、自然の中で発生した結界のようなもの。マナがたまりやすい場所によく起きる現象であり、方向性のある濃密なマナが渦を巻いていることが多い。
◯富士の呪界
樹海という呼び名の元という歴史設定はオリジナル。自然結界のせいで、樹海に侵入した人間は気分が悪くなることから、呪いが渦巻いていると考え付けられた俗名。
◯擬似結界
通常の結界とは異なり、オドのみを用いる特殊な結界のこと。人に気づかれにくく、また土地そのものにも影響を与えにくい。
◯土地の存在回復
自然結界を持つ土地は、その内側でおきたマナの乱れを感知し、修正しようとする。その力のこと。
【第五節】
◯魔具の性質・精錬・エンチャント
魔具の精錬方法は、その土地によってだいぶ異なる。中でも東洋と西洋とでは全く異なり、相容れないことが多い。また、魔具の上から更に魔術を付与することをエンチャントという(単に魔術をかけることもエンチャントというが、ここでは魔具に対してのみ限定的に使う)。このエンチャントだが、東洋式の魔具に西洋式のエンチャントはできず、しかし、逆は可能である。
◯電子応用魔術
現代魔術の一種で、パソコンなどを用いて術の管理や単純化を行う。
隆希の行っている魔具(召喚術用のカード)の印刷のようなことは、大昔から試みられてきた。その歴史はヨーロッパにおいて活版印刷技術が成立した十三世紀ほどにまで遡る。当時から紙を用いた魔具の大量コピーをしようとする人間は多くいたが、失敗ばかりで成功例は殆どなかった。タイプライターが発明されてからは更に多くの人間が挑戦したがことごとく失敗。
成功例が増えてきたのは近年、コンピュータが発展し始めてからで、協会の研究結果では、コンピュータの根本的仕組みが魔術と通じるところがあったからではないか、とされている。とはいえ、完全に実用化された例はなかった。
蒼河家では、この電子応用魔術の研究を続けていた。
【第六節】
◯「カル・アイン」
召喚術系の簡易詠唱。一部適合性のある召喚術を解除する。
◯ジーナフォイロ
UMAですはい。詳しくは検索すると出てきます。
【第七節】
◯ソムヌスの魔術催眠術
十九世紀に活躍した、オリジナルの魔術師ソムヌス・テットの考案した魔術催眠術。単純な術式で、対象を完全に眠らせたりすることができる。精神系魔術の最高峰であり、時限型であるかわりに、発動すれば術が切れるまで解除不可能。
◯思考睡眠
ソムヌスの魔術催眠術などで、眠らされた状態。完全な睡眠状態ではなく、起きているが意識レベルが低下している。
【第八節】
◯空間迷彩
視覚魔術の一種。相手の目を誤魔化す。
◯空状態=虚の魔力
魔力の性質が全て打ち消しあった状態。理論上は可能だが、魔力の精密な調節が必要となり実現はほぼ不可能。
【第九節】
◯アスポルト
アポルトの逆。
【第十節】
◯トゥエルパラレアンウトピア
数百年前にどこかのカルト宗教団体が企てた魂の一斉昇華の計画。人間をさらなる高みにシフトするためのものだったが、協会に阻止された。
【第十一節】
◯自動書記
無意識下で他人に文字などを書かせる術。
◯ARR式感知
アカシックレコードリーディングを用いた感知方法。感知対象は無限大であり、過去の情報も遡ることができる。
◯遠隔意思疎通
通称テレコン。テレパシー系魔術の一種で、曖昧なイメージしか伝えられない代わりに術の範囲が広い。




