シナリオ
聞いてみたかった事があった。
食事をしながら妹に聞いてみる事にした。
先ずは
『僕が今どんな立場のどんな存在なのか?』
以前と同じクラスだとは嶺子様から聞いている。
で、女子柔道部所属だと。
他の情報が欲しい。
学校での僕はどんな感じなのか?
「お姉ちゃんならいつも通り、半裸で野良犬を追い回してれば良いわよ」と言われても全然良くない。
話が全く通じていない。
普段全く、真面目な事をしない設定なんだろうか?
設定って何だよ?
僕が何を言いたいかは間違って妹に伝わっていた。
妹は僕が半分、ふざけて質問したと思っているし、真面目に返答していない
真面目に答えてもらわないと困るんだけどな、どうなってるかわかんないし。
「いきなり、訳のわからない質問して。
本当に聞きたい質問は別にあるんでしょう?
心配しなくても、お姉ちゃんと正樹お兄ちゃんは両想いよ!」と妹。
はい?
あ、妹にとって『正喜お兄ちゃん』っていうのは僕の親友で幼馴染みの『正喜』の事だよな?
子供の頃から正喜とは仲が良かったし、妹も何か僕らが遊ぶ時についてきた。
「あ、正確に言うと『両片想い』か。
2人とも全然素直になれないもんね!」
「そ、そんな訳ないじゃん!」
「そうやって、ムキになって否定してるから『ややこしい話』になるのよ!」
「『ややこしい話』って何だよ???」
「わかってるクセに。
お姉ちゃん、部活の友達の高梁嶺子さんが『実は私、正喜くんの事が好きなの』って言ってきた時に正直に自分の気持ちを言えずに『応援する』って言っちゃったでしょう?
応援なんて出来ないクセに!
本当は正喜お兄ちゃんの事、大好きなクセに!」
頭が痛くなってきた。
なんで僕が正喜の事を大好きなんだよ?
部活終わりは僕らは遊んでたし、なんなら週に何回も正喜は僕の部屋に遊びに来てた。
学年1のイケメン、正喜が家に来ることに関しては妹は何にも言わなかった。
正喜は『女の僕の事』が好きなんだよな?
『男の頃から僕の事』が好きな訳じゃないよな?
色々事実が変わってるし、そうだと信じたい。
そもそも『僕か正喜の事を大好き』とか当たり前の事実として語られている。
・・・て、ちょっと待てよ?
高梁嶺子さんを好きなのは僕のはずだよね?
何で高梁嶺子さんが正喜を好きで、僕が2人を応援することになってるんだよ?
このシナリオ書いたヤツ誰だよ?
女神か?あの女神なのか!?




