通院(5/12日目)
日曜日の朝。
昨日の競馬の負けをきれいさっぱり忘れた私は、あいもかわらず痛みと闘いながら起床した。
今日はMRI検査をする予定があったので、予定していた10:00に間に合うように朝準備を始めた。
ちなみに、今回MRI検査を行うクリニックは少し離れた場所だったので、タクシーで向かう手筈も整えていた。
以前も病院に行くときに使ったタクシー配車予約アプリだったが、なんと今のアプリって支払い方法もアプリで設定して、クレカの自動引き落としができるのか!
え、行先も先に設定しておけば運転手に伝えなくていいの!?もう全く運転手としゃべらなくてもいいじゃん。全くタクシーに乗らない生活だったので、アプリがここまで発展していることを全然知らなかった。これすごい便利だな。
アプリの進化に感動を受けながら、予定通り10時に到着するように病院に向かうのだった。
10時。
予定通り到着し、受付に紹介状を渡して、検査着みたいなのに着替えて、MRI検査ができるのを待合室で待っていた。
待合室、丸椅子しかない。辛い、辛すぎる。痛くない姿勢を探すためずっともぞもぞしながら20分ほど待つとMRI検査の準備ができたらしく、検査室に呼ばれた。
検査室に入り、MRIの検査機を見た時、デジャヴのようなものが走った。
実は過去にMRI検査を受けたことは1回だけあった。あの時はランニング全盛期のころ。フルマラソン練習中にオーバーワークで左足の膝を痛めた時だった。
フルマラソン大会まで2週間しかないときに痛めたので、とにかく早く治せないか必死だった私はMRI検査を受け、一刻も早く原因をつかもうと躍起になっていた。
まあ結局原因はわからず、左足の膝は痛いまま。最終的にフルマラソン出場は辞退することになった。苦い思い出です。
このトラウマのような思い出がデジャブった私だったがすぐに気持ちを切り替え、MRI検査に臨むのだった。
別に痛い検査とかでもないのだが、ヘッドホンみたいなのをつけて、狭い筒のところに頭から入って20分程度動けなくなるのは少し怖いものだった。
というか、一番怖いのは検査機の中の音だった。なんか「ガガガガガガッ」とか「ピー、ピー、ピー!」とか凄まじい機械音が鳴るのでほんとに大丈夫か、と思ってしまう。
ヘッドホンから流れる安らぐためのジブリの音も、凄まじい機械音にあっさりかき消されていたので、あまり意味がなかった。
閉所恐怖症の人は絶対にダメだろうな、この検査。
と、変なことを考えていると検査終了。検査結果をまとめるので1時間程度待ってほしいといわれたので、おとなしく待っていた。
待合室、丸椅子しかない。辛い、辛すぎる。1時間は待つってわかっている。さすがに辛い。
受付のお姉さんに「すみません、、左足がとにかく痛く丸椅子に座ってるのがきついので横になれる場所ないですか?」と尋ね、特別にソファに横になっていいと横になり結果ができるのを待っていた。
(あの時の受付のお姉さん、無理を言ってしまいすみませんでした、ソファを使わせてくれてありがとうございました。ソファに横たわっている私をじっと見ていた少年、こういった事情で横たわっていたんだよ。)
1時間後、検査結果を受け取り、その日の検査は終了。行きと同じく帰りもタクシーの配車予約アプリで予約し、自宅に帰るのであった。
夜。
今日の検査結果を明日の朝一に最寄りの整形外科にもっていって、最終ジャッジをしてもらう予定だったので、とにかく明日の診察を待っていた。
前回の診察でヘルニアの可能性があると聞いていた私は、家にいる間ずっとヘルニアや腰の病気を調べていた。
特に調べたのが「ヘルニア 腰 MRI」みたいな単語。ネットで出てくる画像は素人が見てもわかるような、明らかに椎間板の液体みたいなのがはみ出て神経部分(MRI画像でいうと白い線みたいな部分)を圧迫している画像だった。
自分が今日検査してもらったMRI結果がどのようになっているか気になりながら、この日は寝床につくのであった。
痛み度。(MAX10です)
腰 :9
左足:9