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Life is Reloded  作者: MC.Ht
第一章 『基盤固編』
23/77

10. 翌日

こんにちは!

暑い日が続いてます。

皆さま、体調にはお気を付け下さいね。

それでは、本日もよろしくお願いします(o_ _)o))

「おい、リィナ。 悪かったよ。 デリカシーなんてモンを他所に置いて来ちまって、お前を慮ってやれなかった。 すまない。」


  先程軽く口に出し、知らずとは言え傷付けた事を謝罪した。

  すると泣き腫らした目を湛えたリィナが顔を上げる。


「ジン…、あのコと共にこれから旅を続けるんですか?」


「ん? あぁ。 まぁその前にはお前を拠点まで責任持って連れて行くから安心しろ。」


「…私も、その旅に御同行させて頂けませんか?」


「…はぁ!?」


  突然の要望に迅は素っ頓狂な声を上げる。

  リィナの目は腫れぼったいが、目の奥には真剣さが見える。

  その眼差しを『覚悟』と受け止め、リィナを射抜く様な鋭い目線で迅は言葉を繋げる。


「…また蒸し返して悪ぃけどよ、お前昼間にどんな目に遭ったか判ってんのか? それを承知で男とパーティ組むつもりか? 言っちゃあ何だが、感覚がおかしいぞお前。」


「じゃあ! …ジンはあんな…、あんな酷い事を私にするんですか!? するんなら何故今しないんですか!?」


  リィナにお灸を据えるつもりで言った言葉に、彼女は涙を堪えながら声を荒げて抗議してくる。

  言ってる事もまぁ当然か、と迅としても納得する部分もあった。

  憮然とした表情で思考を巡らしていると、リィナから更なる追撃が入る。


「お願い…、一人にしないで…。」


  そう言葉が溢れると眼を瞑ると、再び涙が彼女の頬を伝う。

  その言葉を聞いて漸く鈍感な迅はリィナの思いや考えに理解が出来た。


「とりあえずその話は街に着いてからにしよう。 先ずは寝ろ。 朝起きてからもう一回よく考えてみるんだな。 熊皮は使え。 俺ぁその辺で適当に寝る。 じゃあ、また明日な。」


  捲し立てる様に話すと、迅はリィナと護衛代わりの群れを置いて目の前の茂みの奥へと急ぎ消えて行く。




  女性の涙は武器だ、と昔の人は言っていたが的確な表現である。

  主人公こと真田迅も、今し方その武器に心を折られた一人である。

  そんな迅は昼間に仕留めた熊皮で寝る事を楽しみにしていたのだが、諸々の理由で葉っぱを集めて寝る事を余儀無くされていた。


「あぁ、やっぱ半分に切って持ってくりゃ良かった…。 絶対アレ寝心地イイぞ、クソッ!」


  毒付いて葉っぱ布団を蹴飛ばしてみるものの、それも虚しいと悟り諦めて集め直した葉っぱ布団に仰向けなる。

  するといつの間にやら木の上に居た頭領豹と目が合う。


「…おぅ、何時からいたんだよ?」


「ツイ今シ方ダ。 マサカコレ程早ク見ツカルトハ…、一族ノ名折レダナ。」


「自虐めいた冗談は止せやい。 んで、どうした。 さっきの話の続きか?」


  思わぬ来訪者に驚きつつも、どの様な風の吹き回しかと訝しむ。

  だが相手の頭領豹はどこ吹く風か、好きに話し始める。


「ソノ話ハ明日以降ニ持チ越シデアロウ? 一人デハ寂シカロウト思ッテ道連レニナリニ来タダケダ。」


  そう言うやいなや、木から飛び降り迅の傍らで寝始めてしまった。

  これ以上ない用心棒ではあるが、些か複雑でもある。

  黒豹の毛皮も短いながらも手触りが良く、気付けばもたれ懸かって寝付いていた。




  老人の朝は早いのが世の常だが、中身は90前の主人公真田迅も例に漏れず早起きであった。

  身体は変われども、生活習慣というモノは変えられない様であり、早起きに対しても特に不満等は表面には出ていない。

  むくりと身体を起こすと、傍で寝ていた頭領豹も目を覚ます。


「…マダ夜モ明ケテナイデハナイカ。」


「仕方ねぇだろ。 いつもこんな時間に起きてんだ。 出発なんざしねぇから、まだ寝てろ。」


  夜明け前に起こされ不満を垂れる頭領豹に告げると、迅は身体をひと伸びさせて川の方へと歩きだす。

  森特有の空気が早朝というシチュエーションで日中より気持ち良く感じる。

  また、散歩も病床に伏して以来の事であり、とても気分が良い。


「あぁ、やっぱ朝の水辺は最高だな。 こりゃ身体の動かし甲斐もあるわ。」


  少しづつ頭を見せ始める日の光が流れる川に乱反射し始め、周囲に微かに漂う霧の効果も相待って幻想的な雰囲気である。

  迅は身体を伸ばしたり曲げたりして準備運動を行い、よし、と気合を入れると上半身の衣服を脱ぎ、深呼吸の後ゆっくりと構えを取り、そのまま一つ一つ確認するかの様に、流れるような動作で拳法の型を行う。

  所謂『太極拳』という拳法だ。

  ゆっくりと、だが確実に一手一手を決めて行う。


「ソレハ、何ナノダ? 何カノ踊リカ何カナノカ?」


  結局気になり二度寝出来なかったのか、頭領豹茂みからノソノソと出てくる。


「…少し、待って、くれ、よ!」


  動きの緩慢さとは打って変わって、迅の額には汗が流れている。

  その表情から推察したのか、頭領豹は地面に座って眺める事にした。

御覧頂き、ありがとう御座いました(o_ _)o))

遅くなりましたが、ブックマーク11件目ありがとう御座います!


よ、良かったら応援メッセージとか感想とか、頂けますと狂喜乱舞します(o_ _)o))

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