プロローグ みんな、集まりや~っ!
とある時代のとある星、とある国の西の方。
どこかの部屋から目覚まし時計のけたたましいベルの音が聞こえてくる。
布団から腕だけが出てきて、ベルを止め、、そのまま布団へ戻る。
「ちょっと、ユキ!もう7時半やでっ!タケシ君とアイちゃんが待ってるねんでっ!」
「っ!!、ヤバい!また怒られるやん!!」怒涛の勢いで着替えと歯磨きを済ませて、飛び出そうとするユキ
「ちょっと待ちっ!、アンタ。スカートが捲れあがってるよ、ホンマにこの子は大丈夫なんやろかねぇ?」
「ユキ、朝ご飯はどうすんの?ほら、お弁当!」
「朝ごはんは、コンビニでなんか買うからええわ、お弁当ありがとう!じゃ、行ってきます!」
「見てみ、またやで」飛び出してきたユキを指差して笑うタケシ
「ユキ、ちゃんと起きれば朝ごはん食べられる、明日は頑張れ」
「あー、ゴメンゴメン、待たせてしもたなぁ、さぁ行こか」
何事もなかったように三人で歩き出す。
アイが思い出したように口を開く
「ユキ、ちゃんと宿題はしたのか?今日授業で提出だぞ?」
「あ、どうしよ、やってへんわ……」と、タケシの方を向いて手を合わし
「お願い、写させてくれへんかな?一生のお願いやから」
「あのなぁ、自分、何生生きるつもりなんや?
何回目の一生のお願いやねんな。ホンマ困ったもんやで、なぁ、アイ」
「一生のお願い、一回だけだから意味がある。理解不能。ユキ、ちゃんとする。約束大事」
「約束するする、だから今回だけ、ねっ、タケシさん」
「『タケシさん』て、きしょいからやめてくれ。わかったええよ。それより急がんとまた遅刻するで」




