第15話 パトリキー王国での反乱①
「国王!急ぎの報告もしあげます!」
そう国王に話しかけるのはパトリキー王国宰相 シキギであった。
彼はパトリキー王国を含むこの地域に戦乱が広がり大戦になることを察し王に報告しに来たのだ。
「なんじゃ騒がしい...」
その報告を受ける王は実にのんびりしていた。
それもそうだ現在パトリキー王国はオルヴァルとの戦いは優勢であり大きく負けてはいない。
そろそろオルヴァルも冬に備えて撤退するだろうと気楽になっていたのである。
「のんびりしている暇はありません!王よ。現在この一帯に大戦が起きると予想されています!」
宰相 シキギは自分の戦略のせいでこうなったことを理解しているため自身が失脚すると想定していた。
そのため...
「この度大戦に至った大きな理由は将軍 バストのせいです。この私シキギやめろというのを振りほどいて独断で行った行動で残念ながらこうなってしまいました。」
「なんじゃとぉぉ!?」
宰相シキギは同僚であるはずの将軍 バストの責任にしようとしたのだ。
「すぐにバストを連れてこい!打首で処刑だ!あのクソ野郎が!!!!」
いきなり処刑と言う王は怒りの感情に任せてあれこれ言っていることが容易に読み取れた。
「では”忠臣”であるこの宰相 シキギが逆賊 バストを捕らえてきます。」
「有無!頼んだぞ!」
パトリキー王国では少しずつきな臭くなりつつあった。
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