62:悪魔ベレト
数分前―
煙のような塊が全部出終わった後 塊は徐々に形を保ち始めた。
「…え、この子は?」
テータ達の目に映った煙だったものは黒い猫に成り代わった。
「こやつが、ベレト 今は黒い猫の姿らしいの。」
サタナキアは黒い猫に指をさし、悪魔ベレトの正体がこの猫であると語った。
「にゃぁー」
と鳴き顔を擦り始めた猫はどこからどう見ても悪魔には見えなかった。
しかし、悪魔好きのテータからするとそれも妙に納得してしまう事であった。
黒い猫、それは悪魔の使い魔として迫害されていたという歴史が残っているからである。
しかし、悪魔ベレトの姿は青白い馬にまたがりトランペットをはじめとする楽器が鳴り響く中で現れる王様と記されていることが多く、猫の姿はむしろ従う側と書かれている。
「主、主が考えてること我が答えてやろうか?」
サタナキアは思考をぐるぐる回してるテータを見た後そう問いかけた。
「現在に存在してる我ら悪魔が記されてる書は、我らの本来の姿を記されてる、要は昔の情報の辞典みたいなものじゃ、 我らは1度封印されておる、その為我らの形は保ててないのじゃ」
そう語るサタナキアと同一と言われてるバフォメットも本来は両性具有で黒山羊の頭と黒い翼をもつ姿として知られているが、今目の前にいるサタナキアは黒色の長髪で目が少しおっとりしてる少女であることを踏まえて考えれば納得は行くだろう。
「にゃー、」
黒猫ベレトはそう言いながら逃げようとした瞬間、サタナキアは動いたのに気づいてベレトの前に移動した。
しかし、その瞬間ベレトは身体を捻ってジャンプしながらサタナキアの方とは逆の方に逃げようとした。
「猫の真似もいい加減にするんじゃ!」
サタナキアは苛立ちながらGOATRIDENTをベレトに向かって投げたが、方向は外れそのまま勢いは収まらず、遠くにいたハンテに刺さった。
「あ。」
サタナキアは投げた瞬間人に刺さったことに一瞬焦りその場で止まってしまった。
「僕取ってくるから!その猫!つかまえといて!!」
そう言いながらハンテの方へ走っていく、テータを信じてサタナキアは逃げるようにその場から走っていくベレトを追いかけた。
―数分後
「やっと!!捕まえた!!」
黒いドレスが泥まみれなったサタナキアは両手で悪魔ベレトをしがみつくように捕まえていた。
「主ー!!捕まえてやったぞ!」
そう言い、ハンテの方へと笑顔でサタナキアは走って向かった。
「…え??」
サタナキアが見た光景それは、リトとテータが倒れ込み、その2人の中心にハンテが座り込んでいる光景だった。
「きさまぁ!!主を!!」
「ご、誤解だよ!!!」
ありくらげ。です
めちゃくちゃ誤字しやすいので、おやと思ったら教えてもらえると嬉しいです!
ちなみに感想くれるとめちゃくちゃ喜びます。
ストーリーに干渉しない程度の質問にはお答えします。
ではまた。




