36:天使登場
「リーダーが言ってた。天使…!?」
リトは少しだけ、戦闘態勢を崩してしまう。
「そうそう!あの赤髪くんに出会った、天使ちゃんだよー!」
キラキラした目でぶりっ子ポーズを取る自称天使にリトは少しため息を吐いた。
「ウチは、しょうもない遊びに付き合ってる暇ないんや、」
そう言って冷静に追い払おうと手を払った。
「そんな事言わないでよ」
リトはいつの間にか後ろにいた、自称天使の声が耳元から聞こえた事により、驚き腰を抜かした。
「おっと、」
倒れかけた、リトを支えるように自称天使は手を回した。
「は、離せや!」
いきなり触られたことで後ろから支えていた自称天使を突き飛ばし、リトは距離を置いた。
「酷いなぁ…。支えてあげたのにー。」
自称天使はムッと頬をふくらませながら腰に手を当ててリトに対し少し不機嫌な顔を見せる。
「あんた、自称天使のクセに、うちのリーダーに関わって何する気や。」
その発言を聞いた自称天使はキョトンとした顔になった。
「目的とか、ないけど?」
不思議そうに見つめてくる自称天使にリトはかなりの不信感を抱きながら1歩1歩と下がりながら足を動かした。
「あ!逃げようとしてる!」
自称天使はリトに指をさして大きい声を出した。
その瞬間、天使の指から水色の光飛び、やがてりとの足元に矢の形をして刺さった。
「自己紹介、まだなのにー逃げたらダメですよ!」
自称天使は矢のようなものが飛んできて、動揺しているリトに対し子供を叱るように怒った。
リトは耳元に来た瞬間移動とか、水色に光る矢を放つ姿を見て、光の能力持ちと判断して手のひらを自称天使の方に向けた。
「【RESTRICT!】」(制限しろ!)
そう唱えて緑の光線を手のひらから出し、直撃させた。
「あんたの能力を制限した。うちの能力で2時間はさっきの矢は出せなくなる 」
リトは高らかに宣言したが、自称天使は頭にはてなマークを浮かばせたような顔で動揺すらしない姿勢でリトに対して、指先を向けた。
「ビュン!!!」
リトの耳元に何かが、飛んで行く音が聞こえたと同時に少しだけ耳の先っぽが切れたように痛みが走った。
「いっ!」
リトはあまりの痛さに耳を抑えた後、抑えた手を確認したが、僅かに血がついてるのを確認した。
「出るけど?」
平然としたままの顔で普通にしてる少女を見て、リトは恐怖感と同時に、人じゃないものだと認識した。
「あ、やっと理解したね?」
自称天使はニヤニヤした顔で口元を隠しながら微笑み
小さく喉を鳴らした。
「私!天使のキルフィールといいます、よろしくね」
キルフィールはリトに対して裾を少しめくりながらお姫様の挨拶のような仕草をした
ありくらげ。です
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ではまた。




