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メーデー・メーデー・  作者: ありくらげ。
2章転校生狩り
13/20

12:悪魔

ありくらげ。です

感想、ご質問受け付けております。

ストーリーに干渉しない程度の質問にはお答えします。

ではまた。

「だ、だれや…あんた?」

リトは驚愕した。蹴りが飛んだその場所にいたのはナキアではなく、髪が白ではない真っ黒なストレート髪で立っている。GOAT(ゴアト)を顔につけてる女の人だった。


「我は…悪魔じゃ。」

口元しか見えないその表情は明らかに悪意に満ちた笑顔だった。


「悪魔…、封印解かれとったんか!」

リトは思い出した。天使からの忠告

「『もし、悪魔の封印が解かれていたなら、下手なことはするな。ただ立ち向かうな。街ひとつは軽く壊す存在である』」と

リトの目の前に立つ、黒髪の女性、パッと見普通なこの方は、何時でも待ちを壊せるほどの力を持つ。

動揺が隠せない程に震える手で指をおりデコピンの形にして悪魔を名乗る女の人に構える。


「ひ、標準が…。」

リトは目の前に経つ女性への恐怖感に手が思うように動かない。


震えながら腰が抜けているリトを見た黒髪の女性は


「ほら、我を楽しませろ。」

と微笑みながら悪魔はリトに向かい煽るように手招きをした。


「くっっそ!!」

震える手をリトは悪魔を名乗る女性に向けて乱れ打ちをした。


飛んだ空砲は、1発、2発と不発に続き、6発目で初めて悪魔を名乗る女性に掠り、7回目で初めて直撃した。

そのまま、煙がまくほどに空砲は女性もまとめて周りを巻き込んだ。


煙が経つほどの勢いで女性は見えず、リトは自分自身の強さだけを信じ、煙の奥で女性が倒れてることを祈った。

煙は徐々に広く、そして薄く散らばって行った。


「…なるほどねぇ」

傷だらけな女性はその姿から見てありえないほどその場に立ち尽くしながら、自分の食らった結果を調べるように自らの身体を見つめることをしていた。


「…お主、つまんないやつじゃの」

そう言った女性はリトのデコピンの形を真似て、リトに向かって構えてニヤニヤしながら


「こうか?」

そう言いながら、空にデコピンをした。

女性から出た空砲はリトの空砲より数倍大きい勢いでリトへとぶれることもスピード落ちることもなく向かい、やがてその空砲はリトにぶつかった。


リトの身体にはまるでトラックに跳ねられたように身体は宙に舞い吹き飛ばされた。


吹き飛ぶリトを見た悪魔は自ら手を離した風船が宙に浮くのを見つめる少女のような様子で見ており、勢いよく落ちたリトをみて高らかに笑った。



「あ、悪…魔や…」

リトは微かに途切れる意識の中には徐々に目の前が暗くなる恐怖と先程まで女性が名乗っていた悪魔は事実であるという恐怖しか無かった。

吹き飛んだリトは目を閉じたままその場から立ち上がらなかった。


「おぉ、(あるじ)(あるじ)よ。どうか目を覚ましてくれんか、我は暇じゃ。」

そう言いながら倒れたテータを揺さぶった。

もちろんテータからの応答は無かった。

吐き出した出血の量は明らかに死を確信させるほどの量だった。


「困ったのぉ、契約上わ主の身は守らなきゃいけんのに、その主が死んでおるとは」

少し寂しげな顔をする女性は倒れてるテータを足でツンツンとつついた。


「あ!そうじゃ!血が欲しいんじゃろ?」

何かを理解したように女性は自分の腕を爪で引っ掻き、水道から出る水のようにと血をテータにかけた。


ある程度出した女性は引っ掻いた傷を手で拭った。

その瞬間、傷口はみるみると治っていった。


「約束は守ってもらわんと行けんのじゃ!」

女性は倒れてるテータを無理やりお姫様抱っこして、血塗れな格好で街を徘徊した。

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