表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
求めよ、さらば与えられん  作者: 尾崎諒馬
開幕――再び幕が上がる
22/96

探偵、尾崎凌駕の復活

※とあるミステリーの真相について触れています。未読の方は先に進まないでください。


 

   探偵、尾崎凌駕の復活

   

 驚いたことに失踪した尾崎凌駕からメールが来た。

 

 佐藤さん、あの小説が私の手記を最後にアンチ・ミステリーで終わったので少しホッとしていたのですが、新たに「求めよ、さらば与えられん」なる妙なWeb小説を発見してしまい、戸惑いながらこれを書いています。

 あの小説の最後に急に「黒川」なる人物が登場して、それが黒服だということであれば、あの事件において彼は神に近い視点を持っているわけで……

 折角、私が何とかアンチ・ミステリーとして終わらせるよう骨を折ったのに、神の直接の登場には敵わない、そういうことですね。

 私が苦心して解明した密室トリックも間違いだと簡単に暴露されてしまっているし……

 

 いや……

 

 佐藤さん、あなたは殺し屋首猛夫だったんですねぇ。薄々、何か妙だとは思ってはいましたが、私の障害――失顔症、相貌失認をうまく利用したわけですね。

 こうして、再び幕が開いてしまった……

 アンチ・ミステリーとして幕を閉じたはずが、ハウダニットの本格ミステリーとして再度開幕してしまった……

 佐藤さんがこの小説をどう終わらせたいのか? それはわかりませんが、私も復活してもいいですよ。

 犯罪者の私でよければ再度探偵として復活してもいいですよ。

 それと同じく犯罪者のあなたと――

 神の視点を持つ、黒川さん……

 ああ、佐藤稔宅に火を放ったんだとしたら、彼も犯罪者だ。

 三人の犯罪者でお茶会でも、どうですか?

 場所はあの地下四階より更に地下の人体標本室はどうです?

 四万本の電極の突き刺さったあの生首標本の前で……

 

 流石に物語は終わらせないと……

 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ