二杯目
─通学路─
「りんちゃん、私さ、今日すっごいのを見たんだよ!」
「何、そのすっごいのって」
「馬の尻尾を髪に乗っけてた人!」
わんこそばおかわり!
はいよーっ!
─凛子家─
「うっ…… また負けた……」
「やったー! また勝った! これでキノコノコノコカップ優勝は私のものだね!」
「まだあと1レースあるわよ……」
「ふっふっふっ、次も私が勝つからね!」
「私だって負けないわよ!」
結果は、あーちゃんがキノコノコノコカップで優勝しました。
私は二位。
理由は、あーちゃんはカーブを曲がるときに体も一緒に曲がるわロケットスタートが成功すればアホ毛が命を宿したのかグルングルン回るわで集中できなかったからです。
あのアホ毛を誰か止めてください。
わんこそばおかわり!
はいよーっ!
こんにちは。凛子です。
あーちゃんが昨日、お花見に行こう、と誘ってきました。
もう桜の見頃は終わっており、桜も散っていたので緑の葉一面を眺めながらわんこそばを食べました。
あーちゃんが140杯丁度まで食べ続けました。
何あの怪物、怖いわー。
てな訳で、わんこそば、まだ続きます。
見なきゃわんこそば一杯追加です。