真名!
おはようございます。
アオリュウは 領内の湖に住んで頂く。
ワイバーンは アオリュウの住む湖の側に 塚を造って頭だけを埋葬して 鎮魂する。
首から下は 材料として 領内ギルドに下ろす。やっぱりお金は大切。大事だ。領の運営に必須。そこは感情論では無い! 現実主義な私。。
私は ワイバーン2頭を塚に埋葬した後 早速試してみる。
背筋を伸ばして 両手を腰に置き 一気に両手をグーで前に出す!右手だけ円を描く!
「神愛彩色!」
「・・・」
「うん? 今のは、、何でござるか?」
「変身的な、、」
『・・・』
「まぁ わかっていた事よ。。はいはい」
「主よ。我を使って 魔法なら行使出来るのでは無いか? 我は水の竜 水魔法になるがな」
「おおーー!! なるほど。なるほど。アオリュウやるー!」
「召喚!」
すると 隣に居たアオリュウが消えて 私の左手の甲の紋様から アオリュウ自身が顕現する。
やっぱり『デカイ!』
「こ、これよ! 一度やってみたかったのよね! 羨ましかったのよ」
「そ、そうか。。それは良かった」
私は 手を構えてみる。
『水よ出ろーー』念じる。
手のひらから 凄まじい量の水が出で来る。
「ストッープ。ストッープ」水が止まる。
「凄い量でござる。余と同じ水系統!」
『氷を出す。氷を出す』
「ドデーン!」
目の前に 超巨大な氷が出た。
「アオリュウ。超音波やる! やりたい!」
「主よ。空気中に霧状の水を目標に向かって流す。後は水面に音を這わせる。何度も音を出していく事により ドップラー効果が生まれて 目標の四肢 鼓膜などを破壊したり 様々に使える」
「そ、それは聞き捨てならんでござる。余にも教えるでござる」
2人して アオリュウから学ぶ。
「なるほど。なるほど」
「その様な。。なるほどでござる」
「わーーー」
「きゃーーーーー」
2人して 超音波を目指して 発声練習をする。中々に難しい。
「でも。アオリュウ殿に教えて頂き パワーアップしておきたいでござる」
「わーーーーー」
「キュアーーーーー」
霧状に水を流す事は 割と簡単だ。超音波の発声が難所。
『パワーアップしたいなら 自分の真名を知り 魂を把握する事もしておけ』
「なるほど! 私 それで更にパワーアップしたんだね?」
『そうだ! 今迄は体内に納めきれない神愛が溢れ出ていた為に 黒い霧が身体から出ていたのだろう。魂の真名を知り 肉体が更に強化され ラバーダ・ヴイ様の神愛も含めて 体内に納めきれる様になったのだろう。だから愛メーターも7個に増えたのだ。立派なものだ!』
珍しく褒められる。嬉しい!
『私もう タビーン火山に行ってエバーンスゾン様の前に立っても良いかなぁ。。』
と思いつつ
『真っ黒は変わらないなぁ。。』
『なかなかに 面白い余興であった。約束通り慈悲をやろう』
突然エバーンスゾン様の声がした。
「エバーンスゾン様」
『だが 今回はそなたに神竜が付き従がった。裏切り竜を総出で討伐に行くところではあるが それを止めておく。今回は慈悲を恵んでやる。次が楽しみだ』
「あ、ありがとうございました」
私は 何処へとなく頭を下げる。
「アオリュウ 良かったね。エバーンスゾン様の所を出た事を咎めないって。追求しないって!」
「何? エバーンスゾン様がその様におっしゃっられたのか?」
「うん」
「やはり。。エバーンスゾン様の御心はまだ全てが失われた訳では無いようだ」
「良かったね! アオリュウ」
「・・・」
アオリュウは泣いている様な。。
「では 殿下 魂の真名を把握して パワーアップ致しましょう」
「そうでござるな。。ところで真名とは 何でござるか? 何処にあるのでござるか?」
『はぁ、、初霜もか。。真名とは 魂の名前だ。肉体は魂の器だ。思い出せよ!』
「真名とは! 魂の名前だよ。肉体は魂の器だよ。思い出せよ! 初霜くん」
私は 両腕を組んで格好付けて言う。
「・・・姫 噛まれたから 頭まで。。」
「んな訳ないでしょ。アルジンネード様の真似だよ。真似!とりあえず 瞑想して 肉体の奥深くだよ。探して!」
「まぁ やってみるでござる。。」
殿下は目を閉じる。右手刀にやり居合の型をとる。
風が気持ちいい。音が鳥のさえずり 水 川 風。自然が満ちている。
殿下が 突然眉間に皺を寄せて 苦しそうな表情をする。よく見ると 手足に血管が浮いており 力が入っている事がわかる。なんとか踏ん張っている様に見える。
どのくらい時間が経っただろう。
「はあ!」
急に殿下が 刀を抜いて居合をする。
「真名を掴んだでござる。その途端 何とも言えない力が身体に流れ込んで来たでござる。身体がその力の源を受け入れる事が出来る様に 強化されていくのを自覚しつつ 耐えるのに必死でござった」
「良かった! 絶対強くなってるよ」
「その様でござる」
「・・・」
「真名を知ると こうも力が!」
「・・・」
「なるほど。私もそれだけ成長したという事でござるな。。」
「・・・」
「ありがとうございます。これからも 姫と共に精進を重ねるでござる」
その後 私と殿下は 2人で戦闘訓練を重ねたのである。




