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誘拐される!

ある日4人で学園から帰宅して 途中からシュリーちゃんと2人になった瞬間 黒ずくめの集団に襲われた。


「ちょっと 何するのよ!」

私は拘束しようとしてきた男達をなぎ倒す。シュリーちゃんを見ると数人の男達に拘束されて刃物を突きつけられていた。

「カーボラン」シュリーちゃんが召喚する。

カーボランは顕現するも苦しそうで 動け無い。直ぐに戻っていく。


「いててて この怪力女が!」

「動くな! こいつの命が惜しかったら おとなしく俺達の言う事を聞け!」


『こんな奴ら倒す事は簡単なんだけど。どうせこいつら下っ端だ! ムカつくから こいつらのアジトに行って全員殲滅してやる』

私はわざと捕まる。


「霧が出ていない奴は 必要無いんだぞ。霧が出ている奴だけを持っていく」

「『持黒霧』でしょ! わかってますぜ。2人共 黒い霧がよく出てますぜ!」

そう言うと、黒ずくめの集団は 私とシュリーちゃんをぐるぐる巻きに縛って麻袋に詰め込む。


「い、痛い・・・」シュリーちゃんが猿轡をされて 馬車に放り込まれる。

『お前ら顔覚えたからなーー』 私も猿轡をされ 馬車に放り込まれる。


しばらく馬車が走る。

「いやーしかし この時期は従魔獣契約があって 黒い霧が出る様になるから ほんとっ『持黒霧』見付け易いっすね」

「ほんっと 見付け易いよな」

「貴族を誘拐すると 後で揉める事が多いから 貴族は誘拐しない様に気をつけないとダメだぞ」

『え? 私って貴族なんだけど・・・』


「でも 大抵貴族は従魔獣契約をするまでに 呪いを金で浄化するから おそらく居ないだろう。そんな貧乏貴族』

『だーかーらー 私貴族だってば。どうせ貧乏貴族ですよ』


「呪いをかけても 貴族は金がありますからね」

「金の無い平民達が 結局、、従魔獣契約までに浄化しきれなくて 黒い霧が出るんだよ」

「だから 貴族を誘拐する心配は無いっすね」

『だーかーら!』


「教会は呪いを浄化しても儲かる。呪いが浄化出来ねえ平民は捕まえて こうやって生贄にする。どっちに転んでも上手い話ですぜ」

『教会!? でもアルジンネード様でさえ エバーンスゾン様の呪いを解呪出来無いって 言ってたのに、、どうやって 全部浄化したのだろう?』

私は何やら不穏な話を聞いた。疑問も出来た。


どうやら目的の場所に着いたらしい。私達は馬車から荷物の様に降ろされて 何処かに投げ込まれる。

麻袋から出さされると。。光が差し込んではいるが、、くろっ!黒い! 周囲一面黒い霧が篭っている。


『くろーーー! この見慣れた黒は! なんだかホッとする。。ってか黒すぎる!どこよ ここ?』

辺りを見渡すと 私達と同じ様に猿轡と体をぐるぐる巻きにされた子達が沢山いる。たぶん同じ年頃だろう。全員から黒い霧が出ている。よく見ると かなり衰弱している子も居る。


シュリーちゃんの方を見る。猿轡をされてぐるぐる巻きにされているが 元気そうだ。

『大丈夫。助けるからね!』目で合図を送る。


「うがーー、、いやーーー ああーーー」突然 悲鳴が響き渡る。

「ほら お前らはエバーンスゾン様の為に 役に立つんだよ」

「恨むんだったら 金のねえ自分を恨むんだな」


どうやら私達は 地下の牢屋に入れられている様だった。奥の方から何か不穏な事を行っている声と音がする。

周囲の皆んなが怯える。泣き始める。


『むっきーー もう我慢出来無い!!』


私は 私をぐるぐる巻きにしている紐をぶっち切ると 立ち上がる。周囲の人達の紐も全部ぶっち切る。当然 シュリーちゃんの紐も切る。声を上げられると困るので猿轡はそのままにしておく。


全員に右手の人差し指を立てて『しー!だよ』と合図する。


牢の格子の金属を広げて 素早く 見張りをしている2人に掌底を食らわせて意識を刈り取る。

横に立っていたもう2人にも 蹴りで打撃を与えて意識を刈り取る。

『よし 死んでない! 力加減オッケー!』


こそっと奥を覗き見る。奥に何やら装置があって 装置に女の子が吊るされている。女の子には ホースのような装置が沢山付いていて 女の子は凄く衰弱している。右腕の愛メーターのハートが3個白! 今にも死にそうである。それでも男達が装置を操作して 女の子から黒い霧を吸い取っていた。

『私が シュリーちゃんから黒い霧を吸い取っても シュリーちゃんはあんなに苦しそうだったのに』


『ぷちーん』

私はそう思った瞬間何かが切れた!『殲滅じゃーー オラーー』


「お前ら何しとんじゃー!! 全員殲滅じゃー!!」

全員がこっちを向くか否かの刹那に 私は単騎で男達10人に突っ込んで 全員の腹に正拳突き一撃の下 意識を刈り取る。シュリーちゃんを投げた奴は特別にもう一撃加えておいた。全員が口から泡を吹いて倒れる。


「だ、大丈夫?」

私は吊るされていた女の子を ホースを全て手刀で切り落として抱き上げる。女の子はぐったりして返事が無い。でも呼吸がある。

『よ、良かったーー。生きてる。よし!こんなところ早く脱出よ』


「皆んな 大丈夫? 立てる? 今すぐ助けるからね!」

私はそう言って 女の子を抱いたまま みんなに猿轡を外す様に手で仕草をする。元気な子もいるが、、数人立てない位衰弱している子もいる。全員で16人居る。なんだかとても ムカつく! 腹が立つ!


「あ、ありがとうございます。私たち助かるんですか?」

「そうだよ。安心して私が皆んなを助けるから!絶対に助けるから」

全員が安心したのか ほっとしたのか 一斉に泣き崩れる。


私は 比較的元気そうな子に聞く。

「皆んなは どこから来たの? 此処がどこだかわかる?」

「私達は皆んな 家の近くから攫われたり 親に捨てられたりして 此処に連れて来られました。此処がどこだかわかりません」

「どうして逃げないの? 魔法を使えばいいのに」

「私達皆んな魔法を使おうと思って。。でも従魔獣を召喚しても 黒い霧が発生して 従魔獣が動けなくなるんです。だから魔法が使え無いのです」

『あーーなるほど』


「あの装置は何? 此処では一体何をしていたの?」

「あの装置で私達から呪いを吸い取っていたのだと思います。ここは呪いを吸い取って集めて エバーンスゾン様に献上するところだと思います」


私は 皆んなの右腕をそれとなく見てみる。皆んなの愛メーターは シュリーちゃんと同じ様に 3個から4個白。『色失』

『呪いを吸い取ると 呪いが少し遅れる。で 溜まると吸い取る。って事か! しかも 呪いを大量に吸い取るなんて、、とても苦痛なはず!』


「あいつらは?」私は 意識の無い男たちを指差す。

「わかりません。知らないです」


「よし! とりあえずここから脱出しよう。元気のある人達は 元気の無い人達を支えてあげて」

元気のある人達が 元気のない人達を支えて全員何とか立ち上がる。


「よし。じゃあ 行こう!」

私は脱出がてら装置をめちゃくちゃに壊してやった。『ムッキーー!!』

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