表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/46

登場人物まとめ その1

とりあえず、主要かつ館の中の者だけ。

しばらくしたら先頭に回します。

○エルシアーク・ラ・ヴァイセン


ヴァイセン地方を治める領主の長男。

作品開始時点では五歳だったが、現在は六歳。

前世での名は立原裕也という普通のサラリーマンだった。

超がつくシスコンにして、妹依存症の末期患者。

「妹こそ正義!」をモットーに改革に励んでいる。

好きな人はユインで、好きなものはユインの好きなもの。


直感は鋭い方。一を聞いて十は知れないが、一を聞いて二か三は察せるくらい。

エルフや獣人のような異世界っぽいものが結構好きであり、ユインのこともあって彼らに対する差別にはかなり強い嫌悪感がある。


見た目はむしろ愛嬌のある子供、という感じなのだが、いざ口を開くと“可愛げのない”などと評されることが多い。

周りの扱いがどんどん雑になってくることが現在の悩み。

それがもしユインにうつったらと考えると恐ろしすぎるので、とりあえず考えないようにしている。


魔法が使えるとのことで、やってみたいと思っている。目下出来る方法探し中。

また、同じくシスコンであるシグンをなんとか自分の右腕にしようとたくらんでいるところ。





○ユイン・ラ・ヴァイセン


エルとほぼ同年齢で、腹違いの兄妹。

エルフの血を半分引いている。顔は母親似らしい。

透き通るような金の髪に、深緑の瞳をしている。


甘いものやモフモフが好き。

また、新しいものにはすぐ飛びつく。

最近はクロエの教えてくれる武術に夢中。

運動能力は高い方。

記憶力がとてもいい。


舌ったらずな所がまだあり、エルを「おにぃたま」と呼ぶ。

身長はエルと同じくらい。

エルのことが好き。でも他のみんなも同じくらい好き。







○ミゼット


年は分からないが、二十前後と思われる。

毒舌で、あまり表情が豊かな方ではない。

髪は団子にくくっていて、メイド服を着ているのだが、胸を強調しうるデザインのはずが体格のために残念な感じになっている。


(裏話・名前の由来は英単語のmidgetから。意味は小型のもの。もともと身長が低い設定だったためであり、胸のことは関係ない。本当に)


身長は女性としてはそれなりであり、ノマールよりも少し低い程度。

割とキビキビと動き、身のこなしは軽い。

エルもはっきり認めるくらいに有能。


金の亡者と思われる程度に金に執着があるが、自分で使うのではなく、多くは協会などに寄付している。

元孤児であり、以前は獣人たちと暮らしていたらしいが、詳細は謎。

ラウゼルゴット伯爵に拾ってもらったらしい。


今や一流の侍女としてのプライド持っているらしく、三流扱いしてきたミロロには内心かなり怒っていたご様子。

キレると丁寧な口調のまま毒を吐く。しかし、さらにキレたら口調も荒れる。








○ノマール


代々ヴァイセンの家に仕えている執事の一家の息子。背は男にしては低め。

存在感がない。また、かなりの臆病者で、反応が大きい。じっと見られるのが苦手。

色んな人に名前を覚えられていない。もはや才能の域である。


仕事はそれなりにできるのだが、普段の態度のためにあまり評価を受けない。なので、エルには色々と使ってもらえて嬉しく思っていたりする。

画才はかなりのものらしい。その気になれば肖像画なども描けるよう。









○トウガ


年齢不明。

狼の獣人。背が高く、体格は良い方。尻尾はモフモフ。

顔は無表情で態度は無口で無愛想と“無”尽くしである。

だからこそ、エルが雇ってくれたりユインに懐かれたことに困惑を隠せないでいる。

最近は、エルは変わり者なのだということで納得した。

理解を諦めて考えるのをやめたとも言う。


獣人ゆえに力が強くて、戦闘も強い。

最近はクロエにかなり迫られてしまったことに危機感を感じ、こっそり訓練をしている。

努力は知られたくない質。


割と長く流れ者として暮らしており、何度か貴族や護衛をしたことがあるが、扱いがどこもあまり良くなかった為、エルの護衛募集を受けたのは本当に気まぐれ。

普段はどちらかといえば商人の護衛をしていた。


基本的に食べ物、酒はかなり好きだが、どちらかといえば甘党。

揚げパンはお気に召したらしい。







○クロエ・ザクルール

(クロエ・シラルド・フォン・ルクセント・サーマ・セルシテムル・アラン・シクラム・ダオサ・タタラーオ・エルバ・リエンク・テミス・キアフ・ユーラヌ・マニエル・ザクルール)


24歳。ユインの護衛。

騎士の名家、ザクルール家の子女であるため、獣人と渡り合えるなど、その剣の腕はかなりのもの。ただし、あまりに騎士らしさを重んじるために、まっすぐ行き過ぎるきらいがある。簡単に言えばバカ。


家から出されたのは、女であること、そして強すぎるクロエに兄たちが嫉妬したことなどもあるが、一番大きな理由は嫌がらせにも気づかなかったくらいの脳筋っぷりにある。

礼儀作法が覚えられなかった為、親たちが「こいつは貴族の騎士にはなれねぇな」と思った結果。


いっそどこかに嫁がせてしまえと親たちが計画したのを知って、とりあえず逃げているうちに、エルの祖父であるレイアンが盗賊に襲われているところに遭遇し撃退。

そしてエルの家で働くことに。この時、なんと13歳。


放置しておくと一日中トレーニングなどし続けるところがあるものの、現在はユインの護衛という立場のために自重している。

けれど毎朝毎晩の長距離ランニングは欠かさない。


割といいことを言っているらしい(ユイン談)が、すぐ忘れる。

武術や剣術を教えるのも護衛の仕事だと勘違いしている節がある。

自分より強い相手はライバルと見なしている。








○シグン


8歳くらいと思われる。もと浮浪児。

エル曰く未来の右腕。本人は拒否している。

獣人を自称するが、詳細は不明。見た目は人間にしか見えないが、力の強さなどは同年代の獣人にも勝るようだ。


エルと同じくらいにシスコン。

ちなみに、エルがユインの肖像画を描いてもらった際、小さいながらノノの絵も描いてもらっていて、それは枕元に置いている。


字はほとんど読めないが、知識には目を見張るものがある。父親が生きている時に聞いたり、市場で行き交う会話から学んだらしい。


特殊な獣人である、と本人は言っており、その為、人の感情や嘘を普通の獣人や半獣人よりも異様に高いレベルで嗅ぎ分けられる。

また、裏切りも分かるらしい。


エルのことは割と気に入っているが、右腕になる気はない。

あまり表に立ったり、目立つのは嫌う。

エルのところの面接受けに来たのは、ノノを守れる環境が欲しかった為。

シグン自身もエルに似たものを感じていた、というのもある。


人間側の英雄と呼ばれる者が嫌いらしい。








○ノノ


四つばかりの少女。こちらも獣人ということだが、詳しくは分からず。

どことなくぼんやりとした感じがある。

ユインの遊び相手。


気づけばシグンに張り付いていたりするくらいにべったりだったが、最近はユインも姉のように慕っている様子。

シグンがあまりエルを近づけたがらない為、エルとはあまり接点がない。







○ランカ


二十代後半くらい。厨房の料理長。

他の何よりも三度の飯……を作るのが好き。

食べる方にはあまり興味はなく、うっかりすると自分の食事を忘れる。


周りには、料理長という名のエルのわがまま係と思われている為、あまり反感を買っているようなことはない。むしろ同情すらされている。

が、実際は「みんなは何でやりたがらないんだろう?」と思うくらいエルの教えてくれる料理に興味津々であり、むしろ自分から欲しがりに行く。

レシピを聞くと、材料さえあれば数日のうちには必ず完成させる。

先日は豆腐ハンバーグを作り、また今は高野豆腐と揚げ出し豆腐に挑戦中。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ