表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/47

26話目:マイホーム

俺達は、さっそく与えられた家に来てみた。夢のマイホーム!ビバ!マイホーム!


「こ、ここが、我が家か…。」


目の前にはかなり朽ちた一軒家があった。


人が住まなくなってかなりの年月が経っていそうだ。ところどころ風化しているもんね…。まあ、その辺は修理してくしかないが、なんでも他の家も似たり寄ったりで、この家が比較的にマシな方だというのだから、高望みはすまい。



家はけっこうな広さがあり、リビングに台所、あとはトイレと部屋が4部屋もある。さすがに風呂はないが、そもそもここの世界の住人は風呂の習慣がないらしく、生活魔法というもので身体をきれいにしているらしい。今度見せてもらおう。


そして、重要なのがマイ庭だ。ここもかなりの広さがあり、畑でもできるくらいの広さはある。これなら、僕のやろうとしていることもできそうだ。




さっそく、中に入り様子を見ることにした。2人で住むにはかなり広すぎる気がするが、まあ狭いよりはいいだろう。僕達はさっそく部屋に入り、荷物を降ろした。もちろん部屋はたくさんあるので個人部屋だ。最初、アイシャが


「お兄ちゃんと一緒の部屋でいい。」


とか言ってきたが、そこはうまいことごまかして別々の部屋にしてもらった。さすがにずっと一緒だといろいろできないからね。僕も男の子なので、いろいろあるのだ。子供には見せられないことも多々あるのだ。


ゆるせ、アイシャよ…。




そんなこんなで、家の中をひととおり見て回った。とりあえず、最低限住めるように整える必要があった。だいたいの掃除はしてあるとの事だし、家具も前の住人のものがあるので、やることといえばあまりないのだが、まあ自分の使いやすいように模様替えとか、必要な家具・道具を揃えるとか、後は雨漏りの跡があったのでそこの修理とか、そんなとこだ。






4時間くらいかけ、住めるように改修も終えたところで、さっそく庭に出て実験をすることにした。


僕がやりたいこととは、そう、自分の神技で庭に植物を生やすことなのだ。なぜ、そんな面倒なことをするかというと、前の依頼で失敗したことの改善と、後はこの能力をもっと知るためといったところか…。



この能力の欠点は、例えば【水桃】の実を簡単に出すことはできるが、僕はそれが実っている木を出すことはできないという、矛盾した能力だということだ。


それはおそらく、この実がなっている木自体を知らないからだが。なので、前回の依頼のような時に、内緒でたくさん出すとなるといろいろ困ったことになったりする。もし、木を召喚していれば、そこにあったていにできたりするのだが…。


そこで、まずは【木】を召喚できるのか?それは、出した後も枯れずに育っていくのか?それらを、実験していこうと思う。




さっそく、自分の知っている情報から、【リンゴの木】を召喚してみた。木は僕の指定した場所からいきなりドンと生えてきて、だいたい2mくらいのリンゴの実をつけた木が庭に現れた。土の中からいきなり生えたものだから、人がいたら危ない所だった…。


「ん!?いや、まてよ。これってうまく使えば、攻撃にも使えるんじゃないか?」



たとえば、なんか先端の尖った木とか召喚したら、敵を串刺しにできるとか。高い木を召喚して、相手をすごい高い所までもちあげるとか。まあ、そういう木があるかはわからないけど、それも今後の課題だな。



だが、世の中そううまいことばかりではないようだ。


さっきの召喚で一気に魔力を消費してしまったようだ。さすがにこの大きさの物だと、魔力の消費も大きいものになるようだ。ましてや、日本の物なのでさらに消費もするのだろう。試しに、もうひとつ【みかんの木】を召喚してみたが、そこで魔力が尽きてしまった。




なので、今夜はさすがに疲れたので、リンゴとみかんが夕食になってしまった。アイシャは、いつでもリンゴが食べられると喜んでいたので、まあ良しとしとこう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ