表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の蒼水龍(※ただし見た目はショタ)な僕が、不敬で無礼な勇者の相棒になったワケ 〜全部この男が不条理なせいです〜  作者: 瑛斗流


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/7

プロローグ

 この世界は、神という名の脚本家が(つづ)った『絶対の台本』によって回っている。


 すべての命は、『役割(ロール)』を授かる。


 土を耕す『農民』。剣を振るう『騎士』。国を統べる『王』。そして世界が滅びへ傾けば、『魔王』と、それを討つ『勇者』が現れる。


 役割(ロール)は、それを果たすための力を与える祝福だ。


 農民の畑はよく実り、騎士の剣は鋭さを増す。勇者ともなれば、人の身に余る奇跡さえ振るう。


 ――ただし、台本に従う限りは。


 役割は祝福であると同時に、生き方を定める命令でもある。


 農民が剣を望み、騎士が戦いを拒み、勇者が世界を救わないと決めれば、世界はその願いを容赦なく捻じ伏せる。


 役者の心より、定められた筋書きが正しく続くこと。


 理を守るためなら、ひとつの心が壊れても構わない。


 それこそが、この世界を支える『不条理』だった。


 世界の理に最も近い六柱の龍族でさえ、その舞台から降りることは許されない。


 その中に、一柱だけ。


 歴代最強の魔力を持ちながら龍の姿になれず、三千年ものあいだ聖域に閉ざされた水龍がいる。


 名を、リル・アクエル。


 彼はまだ知らない。


 神の台本が押しつける不条理を、理屈ごと踏み越えてくる一人の勇者が、すぐそこまで迷い込んでいることを。


 これは、世界の不条理に囚われた水龍が、世界よりなお不条理な勇者と出会い、自分の物語を選び直す話である。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ