第24話:エピローグ・コードの先にある未来
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飛鳥創(So Asuka)と申します。
普段はITやAI関連の本なども書いているのですが、今回は「もしも現実世界がコードで動いていたら?」というサイバーSF小説に挑戦してみました。
どうぞ気軽に、肩の力を抜いて楽しんでいってください!
世界の再起動《Genesis Re-Boot》から、一ヶ月後。
2026年、8月。夏の青空が広がる東京。
僕は、渋谷の路地裏にあるあの定食屋のテーブルに座っていた。
「神崎くん! 今日も仕事お疲れ様! ほら、唐揚げ大盛りサービスね!」
笑顔の佐藤さんが、揚げたての唐揚げをお皿いっぱいに運んできてくれる。
その胸のスマホには、元気に笑う娘さんの新しいシールが貼られていた。
「佐藤さん、ありがとうございます!」
「お兄ちゃん! 私も唐揚げもらうね!」
隣の席で、元気に回復した妹の葵が笑いながら箸を伸ばす。
「おいおい、神崎。あたしの分の唐揚げまで奪うなよ?」
黒い革ジャンを着た冴先輩が、豪快にビールグラスを傾けてニヤリと笑う。
みんなが笑い、温かい時間が流れていく。
「冷血なデバッグ機械」だと言われ、他人に心を閉ざしていた僕。
でも今の僕には、かけがえのない仲間と、守るべき大好きな世界がある。
『ふふ、平和ね、蓮』
脳内で、大好きな相棒アリスの声が優しく響く。
『ねえ蓮。世界は今日も、美しいコードで動いているわね』
「ああ。バグがあっても、人間は何度でもリファクタリングしてやり直せる」
僕は胸のポケットにある端末をそっと触り、青空を見上げた。
「もしまた世界にバグが生まれたら……僕たちがいつでもデバッグしてやるさ!」
エンジニアの情熱と熱い魂は、これからも未来のコードを書き換えていく。
世界中のバグを、僕たちの愛とコードで、リブート《Re-Boot》するために。
(『Code: Re-Boot』全4巻・完結)
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