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冬の間の村の護衛  作者: ナロースタンス


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9

 ダンジョン内の湖の近くの開けた場所で焚き火を行う。水鉄砲魚を串焼きにして焼きつつ、周囲を警戒する。食事の邪魔されないように。水鉄砲魚の<水鉄砲>のスキルの射程外に焚き火を設置しているのでまず届くことはない。周辺の森林や草原などからの歩く木や歩く草などのほうが可能性は高いが焚き火を設置する前に周辺のモンスターの索敵は済ませてある。その後に近付くものは今のところはいない。

 焼けた水鉄砲魚を食べる。久しぶりの魚に力が漲る。魚系のモンスターは食べると肉体の能力値が上がる。肉体が強く頑丈になり物理的な攻防力も上がる。前衛を張る戦士などにうってつけの食べ物と言える。

 ムシャムシャと食べ次々と食べていく。10を数えた辺りでひとまず食べるのをやめた。毒もないし美味しい魚だ。これだけたべれば毒味は終えたとみていいだろう。

 追加で水鉄砲魚を100ほど倒しドロップ品を手に入れる。魚肉の他にも<水鉄砲>のスキルストーンも1つだけだがあった。全て<アイテムボックス>に入れる。

 羊皮紙にダンジョンについてサラサラと書いていく。ダンジョンの場所や出現するモンスターとドロップ品など。2枚書いて1つは村長に、もう1つは<アイテムボックス>に入れる。

 用は済んだのでダンジョンの入口へ向かう。襲ってくる歩く木や歩く草を倒しつつドロップ品を回収する。

 ダンジョンを出て足早に森の入口へ向かう。襲ってくる歩く枯れ木や歩く枯れ草を倒しつつドロップ品を<アイテムボックス>に入れる。森をダンジョンから森の入口まで常人なら1日程度の行程を足早に駆けたが罠はなかった。再設置はされていないのでやはり森の中を彷徨いながら<串刺しの罠>を設置していると見ていいだろう。この辺りは偶然通りかかって罠を仕掛けたのではないだろうか。

 森の入口から村の入口まで常人なら1日の距離をさっさと駆け抜ける。襲ってくるモンスターはいなかった。

 村の護衛の交代までまだ余裕はあるので村長へダンジョンの報告をし、ダンジョンについて書いた羊皮紙を1枚渡した。手に入れたドロップ品も一部渡しておく。食べられるドロップ品はおいしい草と水鉄砲魚の肉くらいだが。魚のほうは10ほど渡しておく。自警団にでも食べさせれば怪我を防げるしひいては村の防衛力の強化にも繋がるし、村の護衛としては楽ができる。

 後の判断は村長や村人がやるだろう。余所者の出る幕ではない。

 水鉄砲魚は倒しても回収するのは少々面倒かもしれないのでひょっとしたら納品の仕事もあるかもしれない。強さに鈍感で不要だと考えるようなら依頼はないだろう。

 現状維持でも問題ないと考えるのであれば。現状維持では自警団の強さではイレギュラーへの対応は少々難しいので水鉄砲魚を食べまくってなんとかしてもらいところではある。特に森の奥深くにあるダンジョンから出てくるモンスター相手では。滅多に出てこないから村は損害もなく無事だしそれはこれからもそうだと考えることもできる。

 それはそれとして他のダンジョンも確認に行くべきか否かも考えるべきか。それは護衛する夜の間にでも考えればいい。

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