#キャラクターファイル# ~第39話まで
#キャラクターファイル~第39話まで#
【SAS装着者】
対ブルート用アーマーSASを装着して戦う者たち。
ちなみに、ブルートから守るために築かれた
“パーマント・ガーディアンス”内に居住できる人間は、
SAS装着者と、その婚約者のみに限られている。
6章にて、SASの原型を開発したのは
岡本 龍星であることが判明。
前作、ブレイキング・ローズのエピローグにて披露している。
ちなみに、”SAS”は”スキャニング・アーマードシステム”の省略形。
★名前:萩間 拓
貸与アーマーチップ1:タイタン(ランクA)※体内に吸収
貸与アーマーチップ2:オーバチャー(ランクA)
譲与アーマーチップ:シュバルツシルト(ランクS)
拾得アーマーチップ:ファラオ(ランクS)
(ワイズブルート態:デモニック・チタニウム)
25歳。(元の世界での年齢)
この世界では20歳。
成績トップで東大に入学、その後も無事に卒業したが、
何でも屋という底辺職に成り下がってしまった。
それには、元恋人の郡川の自殺未遂が関わっている。
人間嫌いを示すかのように、常にマスクを着用。
萩間の才能とアーマーチップのランクが重なり、
単体の戦闘能力はかなり高い部類に入る。
・・・5章にて、ワイズブルートだった事が判明。
岡本 龍星の【オメラス計画】に賛同する協力者として、
実は壁内のスパイを任されていた事が判明。
加えて、現時点の”特異点”として世界から認証され、
歴史の上書きを行う能力を所有している事が判明。
・・・6章にて、Sランクチップ2枚を使用して変身。
新・東京Qtainへと自身を任命し、
”乾坤統帝トゥデイ・ディクリース”となった。
このアーマーを纏うことで視界に入った相手の
”偏差レベル”(戦闘能力値のようなもの)を把握できるようになった。
しかし自身の偏差レベルは測定できないという欠陥がある。
アーマー自体のスペックは怪物クラスであるが、
Sランク同士で互いの反動を抑え込むような制御をしている故に
非常に”クセ”が強く、使い手がかなり限定されてしまう。
が、萩間の並外れた才能により、
短時間で使いこなされた。
台詞ピックアップ:「・・・理想郷オメラスは崩壊させる。お前を倒してな。」
★名前:藤崎 寧
貸与アーマーチップ:不明
20歳。
新たに主人公の萩間が属する第11小隊に配属された女性。
婚約者からのDVに悩まされており、その話になると涙を流していた。
婚約者はブルートとの戦いを経ておかしくなってしまったため、
今度は自分がその恩を返すべきだと決意している。
最強Sランクブルート、サジタリウスが引き起こした
東京大火災によって婚約者が亡くなったことで、
自身の心の支えを失い、自殺の道を選んだ。
台詞ピックアップ:「でも、凄いです。そんな状況で、私なら・・・生きていけません。」
★名前:岡本 龍星
所有アーマーチップ:アンインストーラー(SASプロトモデル)
31歳。
前々作の主人公、前作にも重要人物として登場している。
人類の幸福の基準を『生きている事』という人間本来の願いに一元化するために
”オメラス計画”という計画を進めている。
計画のため、ワイズブルートを作り出すように指示した首謀者である。
真の平和を求めるためには犠牲が必要だという主張のもと、
今回の計画を推し進めている。
萩間の実力、及びアーマーの性能を考慮した結果、
自身が開発した強化アイテム”理想郷システム”チップを惜しみなく使用。
黄金卿パーフェクト・パラダイスへと変身した。
台詞ピックアップ:「SASは、スキャニング・アーマードシステムの略。
SASのプロトタイプであるこのエンドレス・デバステイターは
俺の5年前の開発品だ。」
★名前:不明
貸与アーマーチップ:シモヘイヘ(ランクS)
大阪Qtain、
殲滅射帝イグザクト・ハンターとして登場。
フォーサーでも当たり所によっては一撃KOとなる
非常に威力の高い銃弾を放つ他、
大量に射出した銃弾の軌道を自由に操る能力を持つ。
シンプルな能力ではあるが、
岡本配下のQtainとしては2番目に強力で、
京都Qtainと同じく、彼を攻略できるキャラクターは限られる。
台詞ピックアップ:「慢心してる余裕なんてあるのか?」
★名前:蔭山 神門
保有アーマーチップ1:シュバルツシルト(ランクS)
保有アーマーチップ2:オリハルコン(ランクA)
37歳。
前作にも、前々作にも登場している開発担当。
本作では東北パーマネント・ガーディアンスのSAS開発担当として登場。
3作目にして初めてアーマーを装着した。
自身が開発した、アーマーチップを2枚制御する
U-SASドライバーを萩間に託し、
岡本 龍星を止めることを懇願する。
台詞ピックアップ:「そういう事だ。しかも、私は開発者権限でSランクとAランクで
”UNIONシステム”を起動している。」
★名前:藤原 玲二
貸与アーマーチップ:ニュートン(ランクS)
31歳。
前作では、基の担任として、
そしてフォーサーとして登場したが、
本作では名古屋Qtain、
重圧覇帝フィジカル・ドメインとして登場。
彼はフォーサーとしては戦闘能力が低い方であったが、
Sランクチップである”ニュートン”との相性が高かったので、
Qtainとして任命されたという過去がある。
この世界から消された基の存在をぼんやりと頭の片隅で覚えており、
それがきっかけでこの世に基を一時的に蘇らせた。
台詞ピックアップ:「・・・貴様、どうやったかは分からないが、
私を上手いこと騙そうという魂胆だな?
そうはいかない!!」
★名前:児玉 妃花
貸与アーマーチップ:アンティポン(ランクS)
リヴァイアサンこと中仙道を止めるべく現れた
九州Qtain、
鎧方操帝キュービスティック・エントロピーである。
虹色の立方体を自在に操り、サソリ型のメカとして自動制御したり、
自身が握るための巨大な剣に変形させることもできる。
台詞ピックアップ:「続行するのね。まぁ、できるところまで頑張って。」
【フォーサー】
過去に、医療用として用いられた”HR細胞”が
患者の体内で変異し、
適合者に”怪人化”する能力を付与する事で出現した怪人。
★名前:上戸鎖 祐樹
怪人態:トランセンデンタル・オーガナイザー
36歳。
ずば抜けた”支配欲”を持ち、かつ、
物事を冷静に判断できる人間。
前作にて、通常のフォーサーとは違い
【フォーサーゼイアー態】と化した、
極めて高い戦闘能力を持つフォーサーである。
東京パーマネント・ガーディアンスの作戦指揮官でありながら
SASの貸与を拒んでおり、
その事もあってSAS開発者の
神崎とは非常に仲が悪い。
6章では、自身の分身を生み出す”ジオメトリック・アイソマー”を発動。
分身は、自身の20%以下の戦闘能力しか持たない上に
上戸鎖本人の意思で操作する必要があるが、
そもそも上戸鎖の強さは本作にとどまらず
本シリーズ中でもトップクラスであるため、
その20%が強力な上位フォーサー5体分に匹敵するほどである。
台詞ピックアップ:「さぁ・・・私に支配されてください!」
【アトラクター】
過去にテロ組織”ブラックマイスター”によって開発された
人体強化溶液、”アトラクト”を服用する事によって
そのAランク適合者のみが変身可能である怪人。
★名前:中仙道 武雅
怪人態:世刑海獣ディザイヤー・リヴァイアサン
強化態:臨世刑海獣エネルゲイヤ・リヴァイアサン
31歳。
過去には日本の法制度”変革”を熱望していたが、
あと一歩のところでブルートの襲来というイベントが発生してしまったため、
人一倍ブルート退治には積極的である。
身長2.5m、横幅もそれに伴い巨大化した姿の海獣に変身する。
極太の両腕を地面に叩き付けるだけで地震を引き起こすことも可能で、
その拳を一撃食らうだけでも大抵の者は弾け飛ぶほどの威力を誇る。
しかし、それでいて大きな衝撃を伴う攻撃への耐性は
通常の怪人並みであるという弱点があり、
6章で対峙した九州Qtainにそれを見透かされてしまった。
台詞ピックアップ:「貴様・・・この俺が逃げる訳がない!!
敵に同情するなんて、随分と甘いな!!」
【ワイズブルート】
ブルートと同じく地球外生命体だと思われていたが、
ケツァルコアトルスの証言で元は”人間”であった事が判明。
5章で、ワイズブルートを生み出した者の正体が岡本 龍星ら
”オメラス計画”のメンバーであると判明した。
★名前:ピリオディック・イクスティングイッシャ―
変身者:不明
専用ウェポン:アトミック・バリア
(触れたものを自動で原子まで分解するバリア)
岡本配下の最強Qtainである。
(東京Qtainは敵側勢力のZZZZZ被検体であるため)
京都Qtainであるが、
チップを体内に取り込み、ワイズブルートとして登場した。
作中屈指のスピードを誇り、尚且つ
彼の身体に触れたものは原子まで分解されてしまうため、
攻略できる人物がだいぶ限られる。
最期は、自動で原子まで分解する能力が逆に仇となり、
上戸鎖に化学変化を利用されて倒されてしまう。
台詞ピックアップ:「ほう、では・・・見せてもらおうか。
俺のアトミック・バリアを破ってみせろ!!」
【ブルート】
人類にとっての脅威である地球外生命体。
今は彼らのせいで人類は壁内の生活を余儀なくされている。
・・・5章にて正体が判明している。
実はアメリカのZZZZZ社によって開発された生物兵器であった。
しかし、開発元である彼らもブルートを自由には操作できず、
そのためには【ブルートの制御コード】を必要とする。
★名前:アーデント・サジタリウス(ランクS)
特殊能力:[粉塵による周囲への発火・爆発作用]
鮮やかな赤橙色がメインカラー。
無数の”銀色の矢”を繋げたマントを肩から降ろしたかのような装飾、
背には怪人のシルエットを大きく増すかの如く円型に配置された大量の矢。
顔には鋭く尖った赤い目。
頭部はまるで聖火の如く激しく燃え盛っている。
高さ2mほど。
動きはそれほど早くないが、粉塵による発火や爆発能力を持つため、
容易に近付く事が難しい。
生身で近付いてしまった郡川は全身火傷で死亡した事を考慮すると、
近接戦闘に挑むだけでもリスキーである事が伺える。
東京パーマネント・ガーディアンスは、
サジタリウスによる発火が原因で大火災が起こり、既に全焼している。
【その他の戦闘手段を持つ者】
★名前:陽遊 基
アーマー:夢幻貴王アリエス・ギャランティアー
年齢は17歳。
前作の主人公であり、見た目も歳も、中二病の点も変わっていない。
世界から存在を消されたはずだったが、
特殊能力所持者という点に加えて、前作で一時は”特異点”として認められた事もあり、
”高次の世界”の住民として生きていた。
しかし、元の世界への干渉はほとんどできなくなっている。
ちなみに、萩間は元々は違う時間軸の人間であるため、
彼との会話が可能。
・・・6章にて、高校2年生の担任、藤原先生の強引な記憶のせいで
僅かではあるが基の存在がこの世界に引き止められていたことが判明。
そこに現特異点である萩間の呼び掛けが重なり、
一時的ではあるが、この世界に存在を取り戻すことに成功した。
偶然にも東北のラボに展示してあった、
当時の彼が使用していたアリエスのアーマーを装着し、
再び戦闘に参加する。
また、”高次の世界”の住民であるのを良いことに、
”超絶対チューニクス・フィールド”という特殊なバリアを発動できる。
これは彼自身が「カッコいい」と思わない(迫力を感じない)攻撃を
全て無効化するというチート装備である。
彼は非常に楽観的な思考の持ち主であり、
このバリアとは非常に相性が良いと言える。
ちなみに、彼のアーマーは過去に偉大な開発者である
伊集院 雷人が作成しているため、
各地方最強であるQtainを越える性能を誇る。
台詞ピックアップ:「フッ・・・俺は自分の周囲に特殊なバリアを張っている。
それは、俺が本能的に”カッコいいと思わない”と攻撃を通さない!
名付けて・・・”超絶対チューニクス・フィールド”だッ!!」
【一般人物】
★名前:郡川 晴乃
20歳。(萩間によるタイムリープ後の年齢)
主人公の萩間が元いた5年後の世界では
同じ大学で一時は交際をしていた女性。
こちら側の世界では既に萩間と婚約をしており、
そのお陰でパーマネント・ガーディアンス内部への居住が許されている。
5章では萩間をサジタリウスから庇って死亡した。
重要人物であるため、死後もこのファイルに記載。
台詞ピックアップ:「(6章での発言なし)」
★名前:中田 改
東北パーマネント・ガーディアンスのラボで働いていた。
前作にも登場している。
180cm以上の長身の割にいつもオドオドしており、
基から”オドオドノッポ”という愛称を付けられている。
台詞ピックアップ:「・・・は、基君なら
岡本さんを止めてくれるでしょうか?」」
【ざっくりと第6章の要約】
東京パーマネント・ガーディアンスは
サジタリウスの発火能力によって火の海となった。
岡本 龍星は火の中に飛び込み、
”ブルートの制御コード”を入手。
しかし、そこで避難の最中だった
上戸鎖 祐樹と出くわし、
彼に自身の計画について悟られてしまう。
今にも戦いが始まる雰囲気ではあったが、
2人は互いにまだ本当の実力を隠しており、
その場を見逃すこととなった。
その後、焼け跡となった
東京パーマネント・ガーディアンスの捜索が5日間にかけて行われると、
死者・行方不明者は合計で723人となった。
その際の志望者リストには、新たに第11小隊に入隊した
藤崎 寧の婚約者の名前が刻まれており、
彼女はその現実を受け止めきれず、自殺した。
主人公の萩間 拓は、生前の藤崎とのやり取りも踏まえて
自分には”何でも屋”の肩書を担ぎ切れていない面があるということを自覚する。
【高次の世界】の住人である陽遊 基のアドバイスにより、
彼は他人の力を借りることで
完全なる何でも屋となることを決意する。
彼は自身が”承認欲求の塊”だと自覚した上で、
”正義の味方”にはなれないと理解しているが、
何でも屋の使命として、岡本のオメラス計画を阻止すべく
今回の作戦に尽力している。
オメラス計画を阻止するために、
上戸鎖は旧福井県のサジタリウスのもとへ、
中仙道 武雅は旧長野県の旧バーバレス基地へ、
それ以外の萩間も含めたSAS装着者達は
東北パーマネント・ガーディアンスの先にある旧岩手県を目指す。
上戸鎖は京都Qtainと大阪Qtainを攻略。
サジタリウスの討伐へと向かう。
中仙道はバーバレス基地周辺のブルート相手には圧勝するが、
突如現れた九州Qtainを相手にすることになる。
しかし、既に両腕を消耗しており、戦況は厳しい。
萩間は基との独自の作戦のもと、
東北パーマネント・ガーディアンスのラボへと立ち寄るが、
そこでU-SASドライバーという、アーマーチップを2本使って変身する
新アイテムを獲得。
ちょうどそこに現れた名古屋Qtainこと、
藤原 玲二は基の高校時代の担任であり、
ずっと基を頭の片隅で覚えていた。
それと萩間の呼び掛けがきっかけで、
基は一時的にこの世界に再度存在を取り戻した。
基は偶然にもラボの中に展示してあった
かつて自分が使用していたアーマー、
夢幻貴王アリエス・ギャランティアーを装着し、
名古屋Qtainを圧倒。
先に旧岩手県へと向かった萩間のもとへと急ぐ。
その頃、萩間は旧岩手県へと辿り着き、
北川高校に潜伏していた岡本と対峙。
※ちなみに、北川高校は”正義のミカタ”シリーズ1作目で
岡本の母校として出てきます。
萩間はU-SASドライバーを用いて
自身を新・東京Qtainと名乗り、
乾坤統帝トゥデイ・ディクリースへと変身。
SASの本来の開発者である岡本を容易く圧倒した。
通常、使い手がかなり限定されるSランク2枚挿しを
容易に使いこなす萩間を見て、
岡本は「ZZZZZ被検体と変わらない」と評した。
※ZZZZZ被検体は、
優性遺伝子のみを取り入れて産まれた、
作るべくして作られた”度を超えて優秀な人間”である。
さすがに手加減をする余裕のない岡本は、独自に開発した
”理想郷システム”というイフェクトチップを使用して新たな姿、
”黄金卿パーフェクト・パラダイス”
へと変身するのであった。