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【もう1人のエルゼを追って】

竜に乗せてもらいルナルロッカへ向かうエルゼ

今は魔の森の上空あたりだが


「そろそろ下ろしてもらえる?」


そう言われ竜は降下を始める

下に着くと竜から飛び降りるエルゼ。


「ありがとうございます アグニードさん」


にっこり微笑んでお礼を言う。


「ここまでで良いのか」


「はい!」


「この後はどうするのだ?」


「えーと…」


照れくさそうにしているアグニード。


「ここにいるから移動の時はワシに言うといい」


「いいんですか?」


「竜は長生きなのでな」


「ありがとうございます」


と言い立ち去るエルゼ。


アグニードは少し赤くなっていた。


ルナルロッカに着いたエルゼ

さっそくギルドに向かう。


途中ヘレナとテラと合流した

テラはエルゼに泣きながら

抱きついて離れない。


「エルゼちゃん無事でよかった」


「ごめんね」


無事では無かったがあえて言わない。


悠人の事等はヘレナ達も知らないので

ローブの女の子、もう1人のエルゼに

助けられたと説明する

それを聞いたヘレナは

少し複雑な表情だった

ソレイユの事があるのだから…。


「ところでイリアちゃんは?」


「あ イリアちゃんならギルドにいますよ」


「エルゼちゃんがいなくなって

色々あって私達のパーティに

今は入ってますけど」


「もちろんエルゼちゃんが反対するなら…」


「反対なんてしないよ!」


とそのままギルドに向かう。


ギルドに入ると タッタッタッ

イリアがやってきた。


「エルゼちゃん良かった無事だったのね」


その後黙り込むイリア

パーティから追い出されないか

気にしているのか。


「私も歓迎するよイリアちゃん」


そもそもそこまで弱いとは思えなかった

むしろ並の冒険者よりは強く感じていた。


3人して受付に行く


その後同じような事を繰り返す

エルゼがいなくなって

結局みんな心配してるのだ。


ヘレナには話したが

イリアとミラベルにも悠人の事を

除いて今までの事を説明する。


「だから私はエルゼを探したいの」


「みんなには悪いけどパーティから

しばらく離れさせてもらえないかな?」


「私も行く ソレイユちゃんの事が

気になるし…」


ヘレナもどうやらついてくる気のようだ。


「僕も行くー」


テラはエルゼと離れるのが嫌な様子だった。


「あたしも行くよ 仲間だもん」


ミラベルが聞く。

「何処へいくか

決まってるのかい?」


3人は黙りこむ。



「… 実はそのもう1人のエルゼちゃんの

事なんだけど」


「何か情報があるの?」


「あるにはあるんだけど… 場所がねぇ」


「何処なんでしょう?」


「中央大陸」


「正確には帝国なのよ」


「えぇ?」


ヘレナが驚く 帝国は世界最大の国なのだ

しかも世界全部を敵に回している

それでも尚優勢を保っていた

軍事力的なのが圧倒してる国である。


ラ・ジール王国は滅んでるから 

他の国って言っても2国しかない

国と呼べない規模のはいくつか

あるのだが。


「そんな所へ行くなら覚悟いるわよ?」


それでも行くと言うと

ギルドの方で冒険者を何人か

手配してくれると言う

ついでに素材も買い取ってもらった。


「ところでエルゼちゃん

その格好恥ずかしくないの?」


エルゼが赤くなる。


4人はそのまま宿屋へ向かう

ちなみにエルゼの新しい服も

用意せてもらった。


お風呂に入り寛ぐ4人


テラは泳いでいる

それを見て3人は微笑んでいる。


テラ「ぶくぶくぶく」


3人「あ テラちゃん」


テラが沈んでいった…。


一騒動あったが部屋に戻り一緒のベッドで

休む4人 それぞれの思いを胸に休息をとる。


(悠人 無事でいてね…)


翌朝エルゼの新しい服が届いたので

着替える

色々ひらひらしてる服であった。


「エルゼちゃんかわいいー」


「うん!」


「えーと これで戦えるの?」


「大丈夫大丈夫!」


「うん!」


「エルゼねぇね かわいー」


どうでもよくなり諦めるエルゼ。


朝食を取り 装備を整える為お店に向かう

素材を売って結構余裕があったので

なるべくいいものをお店の人に選んでもらった。


店をでてギルドに行く


「来たわね」

とミラベルがギルドの前で待っていた。


その横に知らない冒険者が5人


「でもいいの 冒険者なんでしょう?」


ミラベルが言うには

ギルドでも帝国を調査しようとしてたので

丁度良かったらしい。


「ラ・ジール王国が滅んでるのと

帝国は関係ありそうなんだよね」


と言われたのでありがたく

手伝ってもらうことにした。


もちろん調査優先らしい

これで合計9人になった

手早く挨拶を済ませる。


「ラーク・ペングランだ」

「レイヴン・ビップドルトンじゃ」

「セドリック・スイートモアです」

「ローランド・ウィローウィットといいます」

「ダンテ・ディーシュガーだ」


エルゼ達も挨拶を返して

一行は魔の森に向かう。


「エルゼちゃん何処行くの?」


「いけばわかるわよ」


そこには竜がいた

エルゼ以外戦闘態勢をとる。


「大丈夫よ」


「おぉ 戻ってきたか」


説明をすませるエルゼ。


「ずいぶん友好的な竜もいるんだな」


「戦ってみてもよかったがね」


「竜の肉はうまいってきいたが…」


怖い事を言ってるが黙っておく。


「流石にワシでも9人は」


「9人でも男5人に女の子4人だろ」


テラが女の子に入れられていた。


「実質6〜7人くらいだろ なんとか

飛べないのか?」


「まあ 試してみるかの」


と全員に乗るように指示をする。


翼を広げ徐々に飛び出す。


「なんとかいけそうか」 


辛そうだが

一気に上空に上がり

帝国を目指してとんでいった。

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