表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

15/53

【六つの椅子】

地面に倒れ込み動かないエルゼ

だが容赦なく攻撃を続ける

吹き飛ばされ地面に叩きつけられ

完全に動かなくなったエルゼを

ブラックトレントは飲み込んでいく…。


ブラックトレントに完全に飲み込れたエルゼ


そこへ現れる黒いローブの女

そうもう1人のエルゼ・リリーコーラルだった。


「こんな所で死なれたらこまるのよ」


悲しい顔で見つめるリリー。


「仕方ないわね 貸してあげるわ悠人」


スキル〈魔人憑依〉


「ん 何で俺ここにいるんだ?」


自分を確認する悠人

黒いローブ姿だが自身がエルゼになっているのは

なんとなく分かった。


ステータスを確認する

エルゼ・リリーコーラル ♀ 年齢15 悠人♂時

Lv49 人間族 職業:勇者〈魔人〉

固有スキル

腕力強化A 脚力強化A 装甲強化A 視覚強化A

質量変化A 短距離転移A 身影動作A 柔軟強化A

魔力強化A 魔力防壁A 魔人凝縮A 魔力固定化A

連魔陣A 存在変化A 魔力分身A 蓄積解放A 鑑定眼A

魔法

ファイアエッジ ウインドキャノン

アクアボール ヒールボール ダークアーム

アイスフィールド シャドウレーザー

インフィニティ


(何だこのステータスは?)


(悠人 早く琴音ちゃんを助けないと

死んじゃうわよ?)


(はい? えぇと誰でしょう?)


現状を全く理解できていなかった

だが妹が死ぬと言われ

ブラックトレントの方を見つめる。


(今助けるぞ琴音)


(インフィニティは使わないようにね)


(強すぎて辺り一帯吹き飛ばしてもいいなら

好きにすればいいけど)


辺り一帯吹き飛ぶと言われて

ビビる悠人。


スキルを発動する

魔力強化 魔力凝縮 

そのまま腕力強化 脚力強化 視覚強化 

装甲強化 柔軟強化を発動し

魔力固定化 

漏れ出していた黒い魔力が収束し

透明感のある漆黒の剣へ変わる 

そして戦いを始める。


〈短距離転移〉

視界が歪み次の瞬間には

ブラックトレントの眼前。


ズバズバズバッ!!


巨木のような身体が細切れになり、

その中心から琴音を引きずり出した。


圧倒的な力を全身から感じる

魔王にでもなった気分だ

勇者だけど。


琴音を近くに寝かせヒールボールで治療する

これでよし!


後は… ともう一体のブラックトレントに

構える悠人。


連魔陣を使いシャドウレーザー✕10を詠唱する

と思ったより強かった

ブラックトレントがいた方面が吹き飛んだのだ


ズドドドォン― 当然ブラックトレントは

跡形もなく消え去ったのだ。


(終わったのなら返してもらうわよ)


悠人の意識が薄れていく。


目を覚ます琴音…


「ここは?」


服はボロボロだが怪我はなかった

だが。

(悠人?)


返事がない事に驚き戸惑う琴音。


その時目の前にエルゼが現れた

目覚えがあるので身構える琴音。


「今は戦う気はないわよ?」


転送魔方陣をだし帰り際にこう言った。


「悠人は貰っていくわね」


「えっ?」


そして消えるもう1人のエルゼ。


理解が追いつかず

呆然と立ち尽くす。


悠人がいない孤独感に苛まれる琴音。


(悠人を取り戻さなきゃ)


そう思ったが何処へ行ったらいいかも

分からずに泣きだす。


(…そういえば)


前に見たエルゼの記憶が頭に浮かび

エルゼが住んでいた村が北の方にあるのを

思い出した琴音。


エルゼの村を目指し歩き出す。


一方その頃―

中央アルクレティア帝国某所


大きなテーブルにイスが6つ

豪華な装飾が施されている。


そこにいたのはルナルロッカにいた

ドレスローブの女。


「ヴァルガノンあなたねぇ」


「君は相変わらずうるさいね」


何やら揉めている。


そこへ現れるエルゼ・リリーコーラル


「帰ってたのかい? リリー」


「えぇ」


「他の人はまだ?」


「ゼファーならいるでしょ

仮にもこの国の王なんだからね」


そこへ歩いてくる男

コツコツコツ。


「3人だけか?」


「あの2人は来ないでしょ?」


「……」


「それより聞いてよ ヴァルガノンたら

私の可愛いお人形こわしちゃったのよ?」


「だから 僕じゃないから」


「一緒でしょ?」


揉める2人…


「もういい黙れ!」


「ラ・ジールは滅ぼしたがあんな小国は

どうでもいい」


「他の国は〈拳聖〉と〈賢聖〉がいるのだ」


「あれ? ラ・ジールにもいなかった?」


「たしか剣聖が」


「ふん あれは呪いで戦えんのだ でなければ

ラ・ジールが落ちるわけあるまい」


「なら意外と剣聖って大したことないんでは?」


「ならおまえが戦ってみるか?」


「……」


「キャハハ いいじゃないそれ」


「だまれアイヴィー」


「あ そういえばラグナルって今

ラ・ジールにいるんじゃないの?」


「何?」


エルゼが不敵に笑いながら答える。


「それは面白いことになりそうね」


「あの国に何かあるの?」


「ヴァルガノンあなた 私と一緒に

行ったじゃない?」


「まさかあの女の子?」


「弱すぎて話しにならないでしょ」


「さあそれはどうかしら…」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ