第二十二話 タリナイ
「おい聞いたか?例のダンジョンの件」
「え?なんかあったのか?」
「レッド・デッド・アウト、壊滅だってよ」
「はぁ?嘘だろ?あいつらが?」
「ああ、信じられないと思うが事実だ、魔術師ユークは右腕欠損、鉄壁のグランは足を負傷、アキラが二人を抱えて帰ってきた」
「マジかよ、生まれたてのダンジョンって話じゃなかったのか?」
「いや、生まれたてではあった、第一階層しか存在しなかったらしいし、魔物も骸骨種のプレーン、騎士、狩人だけだそうだ」
「じゃあなんでだよ、そんな奴らに負けねぇだろ」
「ユークが言うには、『魔王』が出たそうだ」
「魔王……でも、その魔王も生まれたてだろ?実質の階級としては良くて第三だろ、あいつらの敵じゃない」
「ああ、俺もそう思うんだが……あの白薔薇が負けたという噂も聞くしな」
「マジかぁ、俺あのダンジョン潜るの辞めとこうかなぁ」
「まぁ少し様子を見るのはアリかもな、今の所、魔王と戦闘したのRDRだけだし」
「そうなのか、何か出現条件みたいなのがあるのかもな」
「そこらへんが解明できるまで潜るのは控えるか……」
いやー気分がいいね、自分の活躍の話をこっそり聞くのは
変装して、冒険者が集まるという酒場に来た甲斐があった
まぁ変装と言っても、髪の色を黒にして、眼鏡を外し服を変えただけだけど……
さて、いやー失敗した、失敗した
五回死ぬ+クロエとシロの助けを借りて、ギリギリ勝てた
魔力めっちゃ使ったし、栽培途中だった魔菜も使っちゃった
やりすぎて、レッドデットアウトも当分来なさそうだし
プラマイマイでマイナスだ
まぁいいか、ダンジョンの客足は悪くないし、微々たるものだが魔力の回復速度が上がったのがでかい
ダンジョン問題は一旦これで解決だ、まぁこれから増築とかしていかないといけないけど……
さて、なんやかんやでオークションまで残り21日になった
10×24×2=480万G
480万G+50万G
残金530万G
お金集めの時間だ
最初は鉱山の増築を進めようと思っていたが、場所の問題もあるし、時間が無いから別の方法を探したい
こういう異世界系で一番最初に思いつく、ボードゲームとかを作ろうとしてみたが普通にこの世界に存在した
あらかた見てみた結果、元の世界にあるような物は基本あるみたいだ、世界観を壊す化学製品とか以外は、だったら何とか覚えている部分だけでも―――
……いや、覚えていないな、忘れてしまった
まぁとにかく、他には魔菜があればよかったんだが、全て使ってしまったし、栽培には時間がかかる
あと1億Gくらい、マジで何したら集めれるんだろ
「おい!そこのお前」
もういっそのこと王様に土下座でもしようかな
でもなぁこれ以上借り作りたくないしな、どうしよう
「おい!そこのお前」
それか、骨董屋を巡って稼ぐか、シロによると結構稼げるらしいけど……
流石に一億には届かないかな
「おい!おいって、聞いてんのか!お前だよ、お前」
「黒髪の、なぁ分かるだろ、自分だって」
「あ、俺?」
「そうそう、お前だ、お前」
声がする方を見ると、金色の髪に金色のネックレスをじゃらじゃら付けた如何にもといった感じのチャラ男がいた
「なんかお前、お金に困ってそうな顔をしているな!」
「俺の名前はゴールデン・カネモッチ!」
……なんか変な奴が現れたな
名前 フロスト
職業 白の魔王
二つ名 無し
持ち物 530万G
眷属 シロ、骸骨420体、エルフ、骸骨騎士3体、骸骨狩人6体
能力 召喚、迷宮支配
適性魔術 氷を生み出し、操る(名称不明)
孤宵です、本当に久しぶりに書きました、ゆっくりと再開していこうと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました、もしよろしければ
・ブックマークに追加
・広告下にある「☆☆☆☆☆」から評価
をしていただけると、とても喜びます




