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第十九話 階級

「魔王様~!」


入口の方からシロの声がする、帰ってきたみたいだ


魔力も結構回復したし、よし動くか


俺は重い腰を上げて、ベットから出る


「で、これが当たり枠?」


「そうっす、かっこよくないっすか?結構安く変えたんすよね~」


「第三階級武器の雷斬、雷を斬ったと言われてるらしいっす」


「へーなるほど」


見た目としては普通の日本刀だけど、雷を斬れるのか……


適当に持って振ってみる、おお、なんか持ちやすいし軽い、そして振りやすい


「予算的にこれが限界っすね、まぁ初心者向けダンジョンの宝箱から出る品としては破格だと思うっすよ、あ、これ領収書っす」


領収書とかあるんだ……


雷斬(第三階級)、10万G


古びた剣(第五階級)×10、1万G


古びた弓(第五階級)×10、1万G


合計12万G


領収書を確認した後、宝箱の用意をする


宝箱の中身のラインナップを書いた紙、確率も表記して


魔力を注いだら開く箱を作る、中に武器を入れて


さらにそれをラインナップを書いた紙と共に宝箱に入れる


中に何が入ってるのか分からない状態で開けるのも面白いと思うが


個人的にはアタリハズレが明確な方が面白いと思う


「あと中吉くらいの武器が欲しいっすね~第四くらいの」


「てかシロ、階級って何?」


「あ、そういえば教えてなかったっすね、階級っていうのはっすね」


この世に存在する「物」は全て、「階級」という名で格付けされてるっす


特級(世界を壊そうと思えば瞬く間に壊せてしまうレベル、人間なわけがないよね?って感じ)

第一階級(国が管理するレベル、人間だったらおかしいよね?って感じ)

第二階級(頑張ったら海とか割れる、まぁ人間ではないよねって感じ)

第三階級(死ぬまでこの装備でも問題は無い、ギリギリ人間って感じ)

第四階級(途中で買い替えたいねって感じ、喧嘩の強い人間って感じ)

第五階級(ないよりマシ、一般人って感じ)

第六階級(花見で拾った木の棒レベル、弘法でもこの筆は折る、ガリガリの人間って感じ)


「ちなみに僕は第三階級の魔物っす、魔王様は第一階級っすね」


「白薔薇は第二階級、クロエもっすね、骸骨は第五、骸骨騎士、狩人は第四っす」


「白薔薇で第二なのか……」


俺かなりというかめちゃくちゃ苦戦したんだけど、俺より下なんだ


「マリアはかなり第二の中でも上澄みですね、私も同じ階級ですが10回やって一回勝てるかどうかわからないくらいです」


召喚部屋に休憩をしにやってきたクロエが俺の疑問に答える


逆に10回やったら1回勝てる可能性があるのか……


「あと、この階級というのは強さと比例はしないんです」


「例えばですが、魔王は全員第一階級です、これは迷宮を作れるという能力と魔力の高さという部分が大きいです」


あーなるほど、だからか、俺とかどう考えても白薔薇より弱いしな


「というか魔王様も武器が欲しいですよね、第二階級以上の」


「武器かぁ、第二階級の武器っていくらくらいで買えるんだろ」


「武器にもよるんですけど……」


「まぁ最低一億は……」


……世の中は金なんだなって思いました


さて、後は宝箱のラインナップを充実させれば


多分明日くらいには本格的にダンジョンを開く事ができるだろう―――



名前 フロスト


職業 白の魔王


二つ名 無し


持ち物 70万G


眷属 シロ、骸骨420体、エルフ、骸骨騎士3体、骸骨狩人6体


能力 召喚、迷宮支配


適性魔術 氷を生み出し、操る(名称不明)

どうも、孤宵です、色々あって一週間くらい空きました


ちなみに月曜投稿になった理由は普通に忘れてました、すいません



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